気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第4回飛騨高山ウルトラマラソン~その3~

2015年06月18日 07時44分58秒 | 飛騨高山ウルトラマラソン
オールスポーツを見ていたら
前回~その2~で書いた、4:45スタートに紛れ込んだ
緑ゼッケンの人を見つけた。
ゼッケン検索してみると、90kmでDNFとなっている。
さすがにゴールラインは踏まなかったようだ。
ちなみに入りの10kmのタイムは44分台。
トップランナー並みのタイムだ(笑)
他の白ゼッケンお仲間2人は13時間42分くらいでゴール。
5時スタートしたらギリギリのライン
いずれにせよ、ランナーとして最低限のルールは守って欲しいもんだ。
(スタートラインに計測マット敷いとけば、一発で分かるんだけどね。
ネットタイムも分かるし。こんなところでケチるウェル○ス・・・


盛大な応援に送られて「道の駅 ひだ朝日村」を出発
木曽街道にお別れを告げ、左折。
青屋川沿いの新緑まぶしい田園風景の中を進む。
道は緩やかに上っているはずだが、この辺りではあまり気にならず。
ここでも何度も橋を渡っていくので、その度、川の風景で癒される。






(googleストリートビューより拝借)
すずらんをモチーフとした外灯がおしゃれ

上青屋公民館エイドで水分補給した後
いよいよ本格的に山の懐へ飛び込んでいく。
歩き始める人もちらほら。
道の横には青屋川の渓流があり、その景色で辛さを紛らわしながら上っていく。

カクレハキャンプ場エイドに到着
常設トイレもあり、大きめのレストエイドだ。
ここの名物「火畑そば」そして「ほうれんそうのお浸し」
カップ入りだったので、口の中に入れるのに一苦労。

駄吉林道に入る。

上りはさらにきつくなってきており、廻り2/3くらいは歩いている。
この道には雨水による砂流れ止めのゴム板が埋め込まれていて
たった5cmくらいだけど、疲れ始めている脚には飛び越えるのが大変。

こんなの
(画像はイメージを掴んで貰うための別の場所からの拾い物です。)

30km 3:13:58

ガーミンは3時間11分くらい。すでに500mくらいずれてる・・・
気温はどんどん上がってきており、エイドでは水を被り始めている。
今回も目標は歩かない事なので、ゆっくりだが着実に走っていく。
前半はゆっくりめで入っていたのでがんがん(100人くらい?)
抜かれまくっていたので、ここで少しでも抜いていく。

それにしても、上りがキツく、暑い。
自然と心拍が上がり息が上がっていく。
激しい息遣いでサングラスが曇っていく。ヤバイ!視界がぼんやりしてきた。
サングラスを外した瞬間、
天地がひっくり返り衝撃が走る。

一瞬なにが起こったか分からなかったが、足元を見て納得
砂止めのゴムがある。
けっ躓いて転んじゃったのね。
「大丈夫ですか!」
見ていた周りの人達が心配してくれて、転げたサングラスを拾ってくれている。
「大丈夫です、ありがとうございます」と答えながらボディチェック

両手のひらに軽い擦り傷、右膝も軽く打ってるみたい。
ゲッ!右手小指が1cmくらい抉れてて、出血中

幸い、走る分には支障が無い。
ダラダラと流血しながら再び走り出す。
汗でなかなか傷口が乾かない

・・・続くときは続くものである。
両足脹脛の中で蠢くなにか・・・
ヤバイ、攣り始めている。
少し力を入れるとビクンッビクンッと反応している。
水無しで漢方薬(芍薬甘草湯)投入
漢方の味は嫌いじゃないけど、水無しでツライ・・・。
しばらくすると効果が出てくる。

行けども行けども上り坂
標高が上がるに連れ、視界に空の割合が増えていく事で
終わりは近いと自分を励まし走り続ける。


駄吉林道峠エイド到着。
「これで峠終わりですか」と聞くと
「もう少しあるよ~」とのこと。ゲッソリ・・・

エイドにて絆創膏をいただき、水で傷口を洗い流し貼り付ける。
ありがとうございました。


峠はまだ続くと言っても、尾根沿いの道となり
下りも交えるので、上りだけじゃないのが、精神的にかなり楽になる。
去年まで未舗装路だったらしい道路は舗装され、真新しい道は楽しい。


遠くに矢のように駆け下っていくランナーが見えた。
ん?どういうことだ?と思ったら
第2関門「飛騨高山スキー場エイド」の一瞬のすれ違いゾーンだ。

すれ違いゾーンからエイドまで応援も多く、
ここまで上ってきたランナーを称える花道となっている。

71kmの部はここでドロップバックを受け取れる。

よく冷えたコーラをいただき
奥を見ると冷やし甘酒、豚汁がある。
甘酒2杯、豚汁をいただき、コーラをもう1杯。

NHKのランスマがランナーにインタビューをしている。
今、インタビューされているのは、着物をリメイクしたような衣装で
走っているお姉さん。
このお姉さん、なかなか速く、抜かれるときに
「お姉さん、かっこいー!」と声掛けすると
素敵な笑顔で「ありがとー!」って答えてくれた。

インタビュー、他のエイドでもやってましたが
私はコスプレの版権がヤバイのか最後までスルーされてました・・・(泣)

エイドを出てちょこっと上ると、そこが今コース最高地点
1345m
さっきのすれ違いゾーンちょい手前で40km

40km 4:31:42

ガーミン4時間28分

怒涛の下りが始まる。

下り途中でフル42.195km
ガーミンだと4時間41~43分くらい。

えんえん下る、どんどん下る、まだまだ下る
行けども行けども下り坂は途切れず、脚には衝撃が蓄積していく。
道の両側には木々が生い茂り視界を遮っているので、
自分がどのくらい降りてきたのかも分からない。
体感的には野辺山ウルトラの馬越峠の下りに匹敵していた。

生井川の上流に出て、若干斜度は緩くなる。
豊かな田園風景の中に戻ってくる。

岩滝公民館エイドに到着
桜ゴーフレットを一欠けいただく。

そこである看板を発見。
「生ビール200円、試飲は無料(限定200杯)」
ををを!!
いや、レース途中で、まさかそんな・・・
と思いながら目では私設エイドを探している。
しかし、見つからず、水を被って岩滝エイドを出発。

すると、50m先に件のエイドを発見
いや、でもまさかレース途中にビールとか・・・と、スルーしようかと
思ってたんですが、
前のランナーがフラフラと吸い込まれていく。
無意識に着いて行く私。
「いらっしゃーい」と満面の笑みのエイド主。
缶ビールの私設エイドは見た事あるが、本格的ビールサーバーは初めて見た

試飲は普通の紙コップの半分くらいのサイズのコップ。
最後の抵抗で「半分くらいに・・・」と言ったが
「まぁまぁ」とコップ一杯に注ぐエイド主

・・・・うまぁい!!!!

ここ何年かで一番おいしいビールだったかも。
先にエイドに寄った人と
「ここでこんなにおいしいとゴール後の楽しみが半減してゴールできないかも?」
とか雑談を楽しむ。
そうならないように必ずゴールしなくてはと、あらためて誓う。

エイド主にお礼を言い、道を右折し、涼しいトンネルへ。

トンネルを抜けると50km

50km  5:39:02

ガーミンは既に51kmを指している。

やっと、半分だ。
もう、大きな山は無く、千光寺の上りを制すれば大丈夫だろう

・・・と思っていた、ここまでは・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第4回飛騨高山ウルトラマラ... | トップ | 第4回飛騨高山ウルトラマラ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (飛騨高山・丸山)
2015-06-21 18:51:15
楽しく読ませてもらっています。
ゴールまで、もう一息!?

「ゴム板」の件、来年の説明会で触れさせていただきます。
・・・って、来年もやる気かい?(^^;)

ボクも「ゴム板」は、気になってはいたのですが・・スミマセンm(__)m

続きを楽しみにしています。



返信する
飛騨高山・丸山様 (pink_man)
2015-06-22 06:42:14
コメントありがとうございます。

ちょうどサングラスを外した瞬間で
タイミングが合っちゃったんですね。
ちょっとずれれば、転倒は避けられたと思います。

ゴムのところにパイロンとかあったら気をつけられるのかもしれません。

コースが変わって、後半長くなっちゃったので
ゴールまで後2話くらいでしょうか・・・。
プラス後日談で・・・
更新遅くてすいません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。