当該プロジェクト、第1ステージは終了と言っていいだろう。
段ボール3箱分の書籍をPDF化し、これまで本で埋まっていた
棚が、スカスカになった。 これをどう見るべきか。
スッキリしたと言えばそうなのだが、なんとなく淋しくもある。
大量の本を断裁し、本の神様から罰せられるのではないかとの
不安もある。
高校生の頃からずっと持ち続けてきた楽譜もPDFに。 これって
本当に良かったのかどうか。
料理の本と、小説だけは、断裁せずに、そのままにしている。
その理由は部屋から全く本がなくなってしまうことの不安からだ。
全ての本を電子化することが目的で始めたことであるのに、なんだろう、
この不安感は。
電子化はいつでもできる。とりあえず、しばらくは様子をみてみよう。
電子化し、iPadで本を持ち歩くことができるようになり、なかなか
読み返すことのなかった本に目を通すようになり、その点では
望み通りの環境になったわけだし、間違ってはいなかったと思う。
ただ、なにかがひっかかる。 心のどこかでひっかかるのだ。