うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

『Vol de Nuit』第2夜UPしました。

2023年12月24日 21時41分53秒 | ノベルズ

それから早数か月が過ぎた。

「カガリ様、こちらの書類のチェックをお願いします。」

「カガリ様、今度の議会での宣誓文を―――」

「カガリ様、軍令部の方から緊急の連絡が―――」

 

 

 

「はぁ…」

「お疲れ様です、代表。こちらの書類は僕が整理しておきます。」

「ありがとう、トーヤ。お前が本当に仕事のできる人間で助かったよ。」

「いえ、そんなことは!」と謙遜しながらそそくさと自席に書類を運ぶトーヤ。

入れ替わりに、秘書官が心配げにコーヒーを運んでくれた。

「大丈夫ですか?カガリ様。お体に差しさわりがありませんでしょうか?」

彼女らはカガリのスケジュール調整のプロだ。こうして気遣って申し出てくれるのは非常にありがたい。

「ありがとう。だがまだコンパスは産声を上げたばかりの機関だ。クライン総統の手腕なら誰よりも信頼できる。でも彼女にばかり負担はかけられない。こちらでも、できることをしないとな。」

キラやシンたち、そして何よりオーブからはマリューとムゥも所属してくれているから、一番安心できて心強い。

「ですが、カガリ様。」

「ん?」

「こういっては大変失礼なのかもしれません。ですが一言だけお許しください。…カガリ様が何より頼りにされていらっしゃった、弟のキラ様やAAの皆様方、皆コンパスに出向されてしまって、その…ザラ二佐もターミナルに行かれて殆ど戻ることができない中で、カガリ様にはご不安はありませんでしょうか?」

秘書官が恐る恐る聞いてくれる。隣のデスクではトーヤも彼女のことに頷きながら、眉尻を下げてこちらを見守ってくれている。

(いかん、まだまだ私は未熟だな。こうした不安を見せないことこそ、代表首長たる者の責務じゃないか。)

カガリは軽く両頬を叩いて、気合を入れなおした。

 

 

―――続きはこちらから。

 

***

 

メリークリスマス☆です。
昨夜に引き続き、クリスマスSSの第2夜をお届けします。

今回ここにふつーに貼り付けている=大人の事情はない回です(笑)
ご安心ください♥

明日はいよいよクライマックス!
ですが、アスカガの本当のクライマックスは来月、いよいよあと一か月(+1日)に迫りました、劇場版を見てからですね。
いろんな情報が毎日目まぐるしくやってくるので、もう脳内整理が全然追いついてません💦
グッズ関係とかは、もうきりがないので、そろそろ財布の紐を本格的に締めて、アンテナが「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と反応するものだけにしておこうかと。

…つまり「全部」なんですけどね(苦笑)

でもいい加減、明細書見るのが怖くなってきたので、今年は明後日のTHE EDJIまでにしておきます(`・ω・´)ゞ 
以前のも持っているのですが、ページが増えているので、ちょっと楽しみです音符

コメント
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