うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

『Vol de Nuit』第3夜UPしました

2023年12月25日 22時16分23秒 | ノベルズ

12月24日―――

今年は丁度日曜日だ。

おかげで公務も休日。だが、細かな仕事が片付いていないため、結局は一度行政府に出向いた。

(その方がいい。仕事をしている時の方が気がまぎれる。)

 

カガリは秘書も誰もいないデスクで昨日の彼女たちのやり取りを思い出す。

―――「明日は家族でホームパーティーなの」

―――「私は彼とデートで」

―――「大変!うちの子のプレゼント、まだ用意してなかったわ!」

 

(みんな幸せそうでいいな。)

 

少しばかりの寂しさを抱えアスハ邸に戻れば、マーナたちがクリスマスらしい七面鳥のローストやシャンパンなどを用意してくれていた。

「姫様、本日くらいは張り詰めたお気持ちを緩めてもいいのでは?」

そう微笑んでくれるマーナに、カガリは気持ちを切り替える。

(私にだって家族はいるんだ。)

「そうだな。折角だ!みんなで楽しく過ごそう。ほらほら、お前たちも席に着けよ。」

「か、カガリ様!?我々は従者であって―――」

「いいから♪ 今日は無礼講だ!」

メイドやバトラーたちも同じ席に着くように言い、つかの間アスハ家のクリスマスパーティーを楽しんだ。

 

だが、いざ自室に一人きりになると、忘れようとしていた寂しさがこみあげてくる。

「今頃みんな、楽しんでいるんだろうな…」

いいや、明日は月曜日だぞ?仕事があるんだぞ?

というわけで、早く寝よう!

 

「おやすみっ!」

寝れば次に瞼を開くころには眩しい朝日が差し込んでいる。そして、寂しさなんて感じようもないほど忙しい一日がまた始まるんだ。

そう言い聞かせてカガリは頭から毛布をかぶって、早々に寝ることにした。

 

 

 

<ボーン>

屋敷の時計が12月25日深夜0時を告げている。

いつもなら気にも留めない音なのに、なぜか目が覚めた。

「…早く寝すぎたからかな…」

もう一度布団にもぐれば次は朝だ。

だが

<カタ>

「…ん…?」

物音がしたのは気のせいか。風でも出てきたのか。

カガリはもう一度寝直そうとしたら

<カタン、カタカタ…>

「~~~っ!!なんだよっ!風か?もし泥棒だったら軍事教練を受けたこの腕で締め上げてやる!」

普通の女性なら恐怖で足も竦むだろうが、カガリにはそうはいかない。

(もし不審者なら、よくこのセキュリティーを越えたとほめてやりたいが、相手が悪かったな。己の不幸を呪うがいい!)
カガリがベッドから飛び起き、慎重にテラスに向かい、大窓からそっと様子を伺うと、そこには間違いなく人影があった

「っ!」

(やっぱり不審者の手合いか!?丁度いい、締め上げてやる!)

カガリが構えの姿勢をとる、すると、

「すまないな、泥棒じゃなくって」

(え…)

月明りを背に、聞き馴染んだ声が近づいてきた。

「こんばんは。サンタクロース…っていうには、格好が不釣り合いだな。」

自嘲する彼は確かに黒いコートに近い色のシャツ、そして黒のロンググローブに、ここだけクリスマスに近い臙脂のネクタイ。

夜空に溶ける髪色と、そして星の光を宿したような翡翠。

(夢?―――いや、違う!)

 

―――続きは、大人の方のみpixivへ♥

 

***

 

メリークリスマス!

皆さまはどんなクリスマスを過ごされましたでしょうか?

そんなこんなで、今年のクリスマスSS、最終話をpixivのほうにUPいたしました。
もちろんR18ですので、大人の方のみ、飛んで行ってみてください。

今回のテーマは、クリスマス、というより「香水」です。
いつ発売になるのかわからないのですが、前日SEEDキャラをイメージした香水が発売になる、というのを目にしまして。
最近キャラクター香水が流行っていますが、種もいつか出ないかな~と思っていましたら案の定(笑)
果たしてアスカガが、どんな香りになるのかわかりませんが、現存する香水の意味からイメージしてカキカキしてみました。
タイトルのフランス語は、訳すと「夜間飛行」になりますが、これはゲランの香水です。
男性に負けず、自分を貫く芯のある女性をイメージして作った、そうなので、カガリにぴったりだな、と。
で「エゴイスト」のほうですが、一見するとアスランらしくないですが、ある意味カガリに対しての個人的感情は「エゴイスト」であってほしい希望で(笑) ストイックな彼が、彼女の意志に反することはしないでしょうし、カガリも多分しないでしょうけれど、本音の部分で男女としての幸せを手にしてほしいなという思いを込めてます。
カガリは国の礎になるだけでなく、個人として幸せになってほしいんですよね。
果たして劇場版、この二人にどんな結末をもたらすのかわかりませんが、キララクもアスカガも、みんな幸せなエンドが迎えられることを祈ってます(ー人ー)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023秋アニメ最終回③

2023年12月25日 21時11分04秒 | アニメ

メリークリスマス!
今日がクリスマスなのに、ついぞ盛り上がるのはイブですねw
かもした家もそれなりにチキン食べたりケーキも小さいカップのを食べました。最近のケーキはコンビニのものでも美味しいですね♥コーヒーとともにありがたくいただきました(ー人ー)
そして今日はクリスマスプレゼントももらっちゃったりして、アスカガグッズいっぱいで、滅茶苦茶嬉しかったです♥サプライズありがとうございます(∩´∀`)∩✨
ここのところ、クリスマスSSをひたすら書き連ねてますが、アニメの最終回もそれなりにチェックしてます。まずはそっちから。

『盾の勇者の成り上がりseason3』:大人気ラノベ原作のアニメ化作品でした。
今回は朱雀襲来までの間に、領地を整えたり、奴隷にされそうになった領民を救い出したりと、大きな戦いはなかったんですが、一番大変だったのは四聖勇者を捜索&採取(笑)することでしたね。
にしても、なんでみんな簡単にビッチに騙されるんだ!?公開処刑寸前にまで追い込まれるほどのことをしたことは、全員知っているはずなのに。王も未だに「盾の悪魔」とか言ってますし(まぁ、王様はビッチの味方だし、処刑まで追い込まれましたから、そう思うのやもしれませんが、処刑を中止させて救い出したのは尚文なのに(ーー;))。傷心に付け込むのが得意なのかもしれませんが・・・。でも少しずつですが、確実に盾の勇者が見直されてきてますね。特に平民たちの方が。王族とはいっても、多人数が団結したら平民は強いですからね。民意の反映が国政に影響しますしね。メルロマルク女王はその辺りしっかりしていますから、今は心して朱雀戦へ。美味しいところで最終回でしたけど、続編あるようなので、盛り上がりは次シーズンかな。受けて立ちます!(笑)
『攻略うぉんてっど~異世界救います!?~』:中国制作のアニメ作品でした。
いわゆる転生もので、オンラインゲーム趣味の女性イノーがベランダから転落した瞬間、自分のプレイしていたゲーム世界のキャラクターになっていた。驚くより普通にそれを受け入れ、世界を旅してまわることになり、元教え子だったエンヤァと出会うことに。一応エンヤァは勇者だが、全然ゲームに弱く結局イノーが率いることに。敵と戦いながらもなんとかクリアしてきましたが、イノーが捕まってしまったことで、エンヤァが最後はいつもの力技でねじ伏せて、なんとかイノーを救い出せました。ゲームの中だけにRPGっぽいのですが、緩いのでお気楽に見られましたw 敵も何のかんの言ってお姉ちゃんに頭が上がらない妹だったり、結構ほのぼのしてましたので、深刻にならず、金曜の夜に脱力系で程よい感じでしたw
『ゴブリンスレイヤーⅡ』:ラノベ原作のアニメ化作品の2期目でした。
1期目で女神官を救い、やがて妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶のパーティーが加わり、パーティーでのゴブリン退治になっていきました。この2期目でも同様。ゴブリンスレイヤーは全くぶれない。行く先にゴブリンがいると聞けば参加する。でもあれだけシングルで戦うことしかしてこなかったため、最初の頃はパーティ戦でも単独行動ばっかりでしたけど、2期目に来て協力体制が随分と取れるようになりましたね。特に妖精の姉の結婚式に向かう途中、牛飼娘と受付嬢も呼んで、大きなパーティーでの行動でしたが、ちゃんとみんなを気遣い様子も見られましたし。でも大司教様には言い寄られても気づかないあたりが、やっぱりゴブリンスレイヤーさん安定してます(笑)一期目はひたすらホラーというか、シリアス…というより現実を思い知らされる恐怖感と戦慄すらあったんですが、パーティーメンバーのお陰なのか、段々社交的に、つまりは人間らしくなってきた感じです。そのおかげか一期目の時ほど緊迫感は感じず見ることができました。アニメの描写も深夜アニメのせいか流れる血もそのままに、残虐性を包み隠さず描いてくれたので、なんというか血なまぐさい臭いが伝わってくるような臨場感がありました。キャラデザも崩れず、作品としては非常にクオリティー高かったと思います。
『経験済みなキミと、経験ゼロの俺が、お付き合いする話』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公の陰キャな高校2年生の加島龍斗はゲームの罰で、一番美人の白河月愛に告白することとなってしまった。しかし月愛の返事はOKどころか、さっさと龍斗をベッドに誘う。実は月愛は愛する人には身体でつなぎとめようとするのが当たり前の感覚になっていた。龍斗は本当に愛情をもって触れたくなるまでそういうことはしないと月愛と約束する。学校内に流れる情報とは裏腹に、月愛は純粋で素直な女子であり、龍斗はどんどん彼女に惹かれていく。しかし中学の時に振られた月愛の双子の妹・黒瀬海愛が今になって龍斗に告白してきたりと、波乱万丈な青春を過ごすことになった―――というストーリーでした。
いわゆるギャルなのですが、見た目とは違って全然いい子の月愛ちゃん。身体でつなぎとめようとするのが、多分家庭内の両親の不和あったりで、愛情を共有する方法を知らないで育ったんでしょうね。そういう意味では優等生の海愛も同じ。一見幸せそうに見えながら、辛さの片りんも見せない月愛ちゃんは健気でした。やっぱり人を見た目で判断してはいけません。そして月愛ちゃんだったからこそ、龍斗くんもただ勉強漬けの日々から色鮮やかな青春を手にできたので、相乗効果でよかったです♥ 幸せになってほしいですわ♪
『はめつのおうこく』:漫画原作のアニメ化作品でした。
世界帝国リディアには、人間と魔女が共存していたが、いつしか科学文明が発展し魔女の力を恐れた人間族の王が魔女狩りを強行する。魔女のクロエに育てられた人間の少年・アドニスはクロエとの逃亡の果てに目の前で彼女が殺される事となり、帝国への復讐を決意する。数年間冷凍保存の幽閉状態にあったが、奴隷であり魔女のドロカが逃走途中にスイッチを解除したため、アドニスは目覚め、人間への復讐を開始する。クロエを見捨てた魔女の国にも恨みを抱いていたアドニスは魔女の国に人間を呼び寄せ崩壊させ、さらにリディアも滅ぼそうとする。しかし度々女王の刺客が襲い掛かり、同行していたドロカが失明してしまうが、ドロカの持つ愛の魔法で自分の持つ魔力以上の力で追っての白兎を倒し、二人はまたリディアに向かって旅を続ける―――というストーリーでした。
復讐がテーマの話ですから、とってもダークなのですが、さらに人権も何もない世界なので簡単に人を魔女を排斥するため、かなり鬱傾向なストーリーでした。発展的な部分は一つもなかったですね。ひたすら「壊す」。まさに「破滅」なのですが、ここまで何も生み出さない世界だと、本当に鬱になるんだな~と思いました。それと対比して、ドロカがとにかく鬱陶しい(苦笑)。平和主義というか、戦いが嫌いでみんなきっと仲良くなれる!という友好主義のせいか、アドニスとは正反対のため、二人のぶつかるシーンが大半で、見ていて疲れました💦 でもある意味、この灰色の世界で明るい思想の持ち主のドロカは唯一の救いなのかもしれません。なんとなく二期目をにおわせる終わり方でしたがどうなるかな。もう少し何か得るものがあるなら見てみようかと思います。
『カノジョも彼女』:漫画原作のアニメ化作品、2期目でした。
とにかく誰に対してもストイックな主人公の高校生・向井 直也と、彼が思いを寄せる幼馴染の佐木 咲。そして高校に入って直也に告白してきた健気な少女・水瀬 渚。咲も渚もどちらも好きで選べない直也が、二人と付き合うことを宣言。二股告白をするものの、咲も渚を気に入ってしまい、3人で生活を始める。そこに直也を気に入り無理やり割り込んできた星崎 理香と、咲の友達で中学の時から直也を好きな桐生 紫乃。この4人の女子と直也のラブコメですが、今回は紫乃が咲のことを考えて身を引こうとする一方で、思いを寄せていることを理香にばれて、秘密にする代わりに理香に協力を強制される。そんな中、沖縄旅行で紫乃は直也と二人きりになり、思いもかけない状況に遂に行動で思いを伝えてしまう。しかし、咲のことや自身のしてしまったことへの後悔から、学校の転校まで考えていることを告げる。しかし、事実を知った咲や直也が友人として彼女を引き留めたことで、考えが軟化。直也のことは好きだが、それでも彼女ではなく友人として、もし隙があれば彼女にしてもらうことを願いつつも、一歩引く形でことが収まった、というストーリーでした。
相変わらず女子の吸着力が半端ない直也君です(苦笑) 別に何か抜きんでていい男ではないのですが、とにかく真面目。良くも悪くも真面目に受け止め、一生懸命に相手に接するので、噓をつかれない分安心できる存在…なんでしょうね。普通だったら二股なんて宣言せずに、こっそり付き合うでしょうが、そうしないところがいいところ(笑) 今回のメインヒロインは紫乃さんでしたが、彼女もある意味堅物なので、固いもの同士がぶつかり合って大騒ぎになった、という感じでしょうかw でもなぜか憎めないんですよね、直也君は。理香だけが押しかけ気味でありますが、中にはこういう強烈な子に情がわく男もおりますので。続編があるかどうかわかりませんが、今後の展開が面白そうで、3期あったら見てみたいですw
『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』:なろう系小説のアニメ化作品2期目でした。
死者たちに育てられた転生者のウィルが、街に出てパラディンとなって2年後の物語。数え年で17歳となったウィルは、獣の森の中央にある河岸の廃墟の街を再興させた灯火の河港を拠点に、森林地帯の事実上の領主となっていた。最終的に人類圏が生まれ故郷の廃墟の街に到達すべく、ウィルは日夜地域一帯の発展に邁進し、時に政治や経済状況に腐心する生活を送っていた。そんな折、かつて上王に与し、鉄錆山脈にあったドワーフの街を滅ぼした邪悪な竜ヴァラキアカが再び活動を開始するとの予言を受けたウィルは、ドワーフのくろがねの国の最後の王で、気弱なアウルヴァングルと、生き残った彼の仲間とともにヴァラキアカを倒す―――というストーリーでした。
これもなろう系なんですが、主人公が奥ゆかしいので、全然チートにも見えず(むしろ努力を重ねている)、苦労を重ねつつも穏やかに事を受け入れるので、全然なろう系に見えないんですよね。なので、心の底から見守りたくなる主人公でした。なので仲間も共感しやすいんでしょうね。自分で積み重ねた経験からものを言っているので、なろう系とは思えない説得力があります。この子はこのまま成長して、誰もが認めるパラディンになっていくんだろうな。安心して見守れました。
『SPY×FAMILY』:語らずともよし、大人気漫画原作のアニメニア2期目でした。
今回はフォージャー家のほのぼのした一コマもあれば、シリーズとしてヨルさんがボディーガードを務めながらも、同じ船に乗船したアーニャが父と母の危機を何とかして救う、ハラハラドキドキの展開でした!かもしたはヨルさんこと「イバラ姫」の活躍っぷりが好きなので、あの衣装も素敵だし、それを着こなしながら無敵に戦うヨルさんがめちゃかっこいい✨(*´▽`*) 前回は父の活躍が多かった(主人公ですから)ですが、今回はヒロインの活躍が見られてうれしかったです♥ でも一番危機を救ったのはアーニャなんですよね。幼いながら自分の能力を精一杯使って、父と母の本性を明かさずうまく立ち回る。うん、かもしたがステラ10個分あげたいっ!!劇場版も始まりましたし、ますます目が離せない一家の活躍。そうそう、ボンドさんも最後は決めてくれました☆ 中身、あんな細かったんだ…フカフカ動物のあるあるでした(笑) 
『新しい上司はド天然』:漫画原作のアニメ化作品でした。
転職前の会社で、上司からひどいパワハラを受け、精神と胃を痛めて転職した主人公・桃瀬健太郎。彼が転職した新たな先の上司は白崎優清。まじめで業績もよい上司だったが、実はかなりの天然で、眉目秀麗に似合わずボケが強烈。しかも本人はいたって真面目なので、桃瀬は次第に仕事へのトラウマがなくなっていく。時折思い出したように辛くなることもあるが、白崎さんのおかげで元の明るい自分を取り戻し、仕事に精を出す桃瀬さんのストーリーでした。
天然な白崎さんのおかげで((ヾノ・∀・`)ナイナイ)物語は単発なので、見はぐってもその都度楽しめました。白崎さん以外にも個性豊かな社員さんばかりで、こういうほうが業績伸びそうな気がします。ちなみに以前お勤めの会社の上司は、労基に証拠&そのためにかかった治療費を提示して訴えれば、あれだけのことをしている人なら、速攻指導、あるいは社長への警告をして配置換え、あるいは島流し(地方転属)にできると思うんですがね。会社自体がブラックだと、労基報告させないよう社員を洗脳している感じのところもリアルにあるみたいですが。とりあえず桃瀬君が楽しく仕事ができてよかったですw
『帰還者の魔法は特別です』:韓国の小説原作のアニメ化作品でした。
主人公の魔法使いデジールは、影の世界で起きた戦争で多くの仲間を失う。 その後、5人の仲間と共に「影の迷宮」最後のボス、流星級破滅竜ボロミア・ナポールをついに倒すことが出来たが、同時にナポールの心臓内部に大量に溜まっていたマナが行き場を失い大爆発。デジールは死を覚悟し、意識を手放したーーが、気付くと、魔法学院「ヘブリオン学園」の入学試験に参加していた。その場でかつての仲間であるロマンティカやアゼストに再会し、思わず声をかけてしまったデジール。しかし、彼女たちは明らかに自分のことを知らず、デジールは13年前にタイムスリップしたことに気づく。自分のやってきたことで仲間を失うことを避けるために仲間たちのスキルアップや、関連する事件を未然に防ぐために暗躍するのだった―――というストーリーでした。
記憶だけそのままで身体だけが13年前に移行したので、見ているとなろう系主人公なのですが、むしろ苦労したのが仲間たちから信頼を得ること。ロマンティカもアゼストもデジールを知らないし、むしろ自分にちょっかい出してくる変な奴扱いでしたから、そっちの気苦労のほうが大変そうでしたね。無事にAクラスにも進級できましたし、新たな仲間も加わってきまして、盛り上がってきたところで1期目終了。でも続編決定だそうなので、この続きから見るの楽しみです。
『ティアムーン帝国物語』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
崩壊したティアムーン帝国で、わがまま姫と蔑まれた皇女ミーアは投獄され、酷い目にあわされ最後はギロチン処刑されたが、再び目覚めると自身が12歳の頃に逆戻りしていた。処刑までの出来事をミーアが書き記した血染めの日記と処刑までの記憶を頼りに、ギロチン処刑を回避しようと、失敗した人生をやり直す日々を描いた作品でした。
文字通り、生まれ変わったミーアが、必死に画策して歴史を変えていくんですが、むしろ必死に何かを成し遂げる、という時より、奇遇にして選んじゃった方法が、運命を大きく変えた、という最初のダークシリアスなインパクトとは全く真逆のギャグ作品でした(苦笑) でも一番のきっかけは、苛め抜いていたメイドのアンヌが、処刑の日までミーアに尽くしていたことを思い出し、彼女に感謝(※それまでは「感謝」の「か」の字も思いつかなかった)したことから、運命が大きく変わったと思います。死亡フラグ回避のために策をめぐらすヒロインは多いですが、天然な方が回避できている、というのがある意味強運の持ち主なのかもw 続きがありそうな終わり方ですが、果たしてどうなのか。あったら見てみようと思います(案外ストレス軽くなりましたwありがとう、ミーア様♥) 
『僕らの雨色プロトコル』:オリジナルアニメでした。
eスポーツを題材に、主人公の時野谷瞬はバイト先のeスポーツカフェでバイトしつつ、自身もオンラインゲームをプレイしていた。が、父親を事故で亡くし、その事故に巻き込まれた妹が歩けなくなり、その治療費と学費を稼ぐため、オンラインゲームからは退いていた。しかしカフェのマスターから、カフェの資金難を回復させるために、eスポーツの大会に出場してほしいと頼まれる。幼馴染でマスターの娘の望の頼みもあって、瞬は母と妹に内緒でプレイを始める。やがて瞬のオンライン友人のばくれつ君・正体は女優の三枝 悠宇も瞬を助けるために、チームに参加。資金援助+妹の治療費のためプロチームになるため大会に出場する。妹が治療を拒否するなど、家庭内での問題も抱えながら、最後は自分のために必死になる兄の姿に心を開いた妹の応援を受け、見事に優勝候補チームに勝利する―――というストーリーでした。
eスポーツはよくわからないのですが、現実的にかなり稼いでいる方は多いようですね。かもしたは反射神経も視界も狭いので、絶対にできないですけれど、どんな感じで行われているのかという世界観はよくわかりました。ストーリー自体は、妹の美桜がかなりのブラコンで、たぶん父親を亡くしたショックを兄で満たそうとしているのはわかりましたが、あそこまで執着されるといくら自分の身代わりで事故にあったとはいえ、重すぎますね。家庭も支え、収入も支え、さらに妹の日常の世話まで、となったら普通の高校生じゃ生活送れませんよ💦 妹が前向きになってくれたのが最後にホッとできました^^;
『ポーション頼みで生き延びます!』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
OLの長瀬香は帰宅途中で、神のような存在である地球の管理者の調整失敗により死亡。管理者は、地球によく似ているが文明が遅れている世界「ヴェルニー」への転生を勧める。香は、ヴェルニーの管理者セレスティーヌに「ポーション作成」などのチート能力と若返りを転生の条件に承諾させた。更に香は一連の交渉の中で、地球の管理者に好意を持つセレスに対して、地球と同じような管理をして地球の管理者の気を引くようにアドバイスをした。最後にセレスと友達になるお願いをして、ヴェルニーへ転生。カオルとしてポーションを作りながら、人々を救い、次第に「神のみ使い様」と呼ばれるようになる。しかし目立つことを嫌うカオルは、貧しいものや虐げられている者には仕事や役目を与え、その手段としてポーションを使い、カオルの力を利用しようとする領主や統治者に対しては、容赦なくセレスの天罰を食らわせるのだった―――というストーリーでした。
言ってしまえば「水戸黄門」異世界バージョン、みたいな感じでしたね。弱きを助け強きをくじく―――みたいな感じで。でも実際問題、見ていると確かにきっかけとか、最終兵器はポーションなんですが、悪役を倒すことや、重税にあえぐ街を自立させる手段を定着させる手腕は、カオル自身の発案と力なので、そこはなろう系といえど、感心してみていました。リアルで使える十分な機転です。なので、面白かったです。2期はやるのかな?あったらまた是非カオルの知恵を見てみたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする