カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「実年齢」と「精神年齢」

2010年09月28日 | 「レッスン日記」
ピアノのレッスンを開始する際、先ず参考にするのは、そのお子さんの実年齢です。
5歳だからこのぐらいは出来るだろう、この言葉なら理解出来るだろう、と推察します。
その場合基準にする「このぐらい」は
今までみてきたお子さん達から自分なりに感じ取ってる基準です。

しかし、そうでも無いケースもあります。
つまり、実年齢と精神年齢、あるいは知能年齢のギャップです。

非常に高いお子さん、ちょっと低いと感じられるお子さんがおります。
そのお子さんの精神(知能)年齢を早く見極めるのも
指導者にとって非常に大切な事です。

極端な例ですが、10年前頃こんな生徒さんがいました。
一人は5年生で発達年齢の可なり低い子
もう一人は1年生で非常に高い子
この二人のレッスンをしていて、どう考えても1年生の子の方が
理解力・記憶力・集中力・全てにおいて勝ってました。
この年代の5歳の開きは非常に大きな物ですが
それを目の当たりにして驚いた経験があります。

其処まで極端でなくても、それに近い例はいくらでもあります。

その子の発達度は、教えていれば自ずとわかってきますが
最初「高い」と思っても、そうでも無い場合もあります。
又、その逆もあります。
その変化を察知する事も必要です。

その発達状況によって、接し方、教える内容は当然変わってきます。

小学生でも、幼児さんに対するように接する必要のある子
又、低学年でも高学年のように接しても大丈夫な子

同じページでも、半分判れば「よし」とする子
それ以上を求めても大丈夫な子

実年齢はある意味「先入観」です。
これは、私の頭の中から消し去る必要がある、と思ってます。

又、幼児さんだから、未だこれは出来ないだろう、と思うのも
間違った「先入観」だと思っています。


判りづらい内容で申し訳ございません。
ここで、私が言いたい事は
あまり「お利巧さん」でないから、中々ピアノが上手にならないんです。
という事では決してない、という事は理解して頂きたいです。

その発達の度合いはお子さんによって様々で
かめさんのようにゆっくりな子もいれば
ひょうのように速い子もいます。
その辺りをしっかり掴んで指導したいと思ってる事をお伝えしたかったのです。

そうは申しましても、昨日の「カリキュラム」にも書きましたが
ある一定の「平均」という物はあります。
ご家庭での練習の習慣も含め、お母様方のご協力は是非お願いしたい点であります。




ずっと貼り付けるのを忘れていて
半年振りくらいに貼り付けました
クリックのご協力をよろしくおねがいします

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「日々のつぶやき」は一月ぶりの更新です。
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