カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「コンペA2初挑戦」

2011年07月03日 | 「レッスン日記」
年長さんのSちゃんは、コンペのA2級に初挑戦しました。
「初挑戦」・・・当然そうなる訳なのですが
それは
Sちゃんは、昨年の夏は未だピアノを習ってなかったからです。

9月に入会して
12月に初ステップ・5月にステップ2回目
そして今回が初コンペになりました。

10ヶ月で「3」ステージはお見事です

私のご案内に対しては、いつも
「やってみます」
と直ぐに言ってくださるお母様ですが
決して「教育ママ?」ではありません。


5月のステップの際、評価はまずまずでしたが
講評に気になる部分が可なりありました。

* 手首が少し固い
* 力を抜いて柔らかく
* 音の芯がもう少し入ると良い
* 弱い音でも、聞いている人の耳に届けようという意識で弾く
* ピアノの響きをもっと出せるように

良い評価の割には、好評の言葉が厳しいでした。
年長さんへの評価の言葉としても、かなり深いものだと思いました。
それだけ、アドヴァイザーの先生方は
Sちゃんの「力」を感じてくれてるのだと認識しました。

ステップで、弾いた曲は、コンペの曲ではなかったですが
ステップから、コンペ「本番」迄の一か月は
その「頂いた」講評を生かせるようにレッスンをしました。


本番間近の「補講レッスン」の時・・・
一か月で、思うような所までは到達できませんでした

でも、小学生でも難しいと思える曲を彼女は完璧に弾いてました。
これ以上何を望めば、何を言えばいいでしょう。

細かいチェックはしましたが
後は「気持ち」の問題です

Sちゃんを信じてました



さて、当日

素敵なドレスを着て、表情も良かったです
「朝は上手に弾けてました」
と、お母様


今回はSちゃんだけでなく、お母様も「初舞台」
そうです、幼児さんのお母様には
「足台の設置」
という重責があります

これは、私がやってもいいのですが
お母様にやって頂きたい!と思っています。

私が、いつも必ずコンペ会場に行ける訳ではありませんし
お子さんによっては、4年生になっても補助ペダルが必要な子もいます。

お母様には、是非慣れて頂きたいと思ってます。

そして、同じ舞台で
「喜びも、悲しみも」
お子さんと共有して頂きたいと思っています。
それは「今」だから出来る貴重な経験です。
ご家族の「想い出のページ」を一枚でも増やして頂きたい、と思います。


今迄にないほどビックリするぐらい凄いA2級の演奏が続いた中で
Sちゃんは、それに動じる事無く、本当に落ち着いて弾いてくれました。

完璧でした。
今まで私が聞いたSちゃんの演奏の中で、文句なく1番素敵な演奏でした。

ステップの時とは別人のように
よく「音」が「響いて」ました。

あっぱれ、と、思いました

Sちゃんのおばあちゃまが「この間より上手だった」
とおっしゃってました。
この間とは5月ステップの事です。

たった一か月で随分と変わったものです。
凄い、と思いました

「コンペ参加」で、生徒さんやご家族を巻き込むつもはありません。
あくまでも、参加するかしないか、を選ぶのは生徒さん側です。
でも、私は発信し続けたいです。
それは、お子さんにとって、ご家族にとって
とっても大切な「宝物」になると信じているからです。


Sちゃん、ありがとうございました。
とっても、とっても嬉しかったです



今日の「日々のつぶやき」は
「太った理由がわかった」
スポーツジムのお話です


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする