ご訪問頂きありがとうございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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中嶋宏美先生のセミナーからの「気づき」Part2です。
前回の記事はこちらのなります。
バスティンの「ベイシックス2」をしてる生徒さんのレッスンの時でした。
Fメジャーに入り、音階と和音進行を教えてる時、和音進行に反応できませんでした。
「シにフラットは着くけど、Cメジャーの時と手の形は同じよ、Cを弾いてみようか?」と言ったけど弾けない・・・(;^_^A
Cのページを開いて「これだけど」と言っても本人は「???」・・・
只単純に「忘れてる」だけなんです。それだけなんです。思い出したら直ぐ出来ました。でも「思い出すため」に随分時間がかかりました。
一曲を「読譜」するのに「思い出す」必要のある「項目」はいくつもあります。拍子・調号・リズム・音名etc・・・
その「思い出す時間」は出来るだけ短くしたいです。直ぐに「分かる」ようにしてあげたいです。そこで必要なのが「繰りかえし」です。
この生徒さんも、「Cポジション」が「定着」してたら「F」で「???」とはならなかったはずです。
☆
「やっぱり忘れちゃうんだな」と思いました。
只、「反復する」とは言ってもそれを自宅でコンスタントにするのは難しいです。なので教室内でこまめにする必要があります。
例えば、導入期の生徒さんで、お家でとても「良く練習」してきて、宿題を沢山やってくる子は、せっかくやってきた「宿題」を全部みてあげたいから「弾く」事が中心のレッスンになりがちです。
でも、宿題を殆どしてこない子(?)は、あっという間に「弾く」時間は終わってしまうので(;^_^A「空いてる時間」が沢山あるので、カードやリズム等の「課題」をして過ごしてます(^^♪
沢山練習してくる子は、もしかしたら本人の「力」ではなく、「お母さん」の「力」かもしれません。このような子はある時期、急に弾けなくなってしまったりするので、その「見極め」が非常に大切です。
練習してこない子は、レッスン中に「2曲」くらいしかやりませんが、常に「読譜」から私と一緒にするので(反復をしてるので)こうゆう子の方が、何年後か、着実に弾けるようになってたりしてます。
沢山宿題してくる子には、「余りしてこないでいいです」と宿題の量をセーブしてます。どうしてももっと弾きたかったらそれは別に「サブテキスト」を用意してます。
それなら、「導入期」は家で練習しない方がいいのか、というとそれは違う事で、生徒さんそれぞれ「その時」の状態をしっかり見て適切な「課題」を渡せるようにしてます。特に「導入期」は「弾く」だけがレッスンではなく、弾くだけが宿題ではないという事です。
この内容に「該当」するのは、主にバスティンの「パーティー・シリーズ」をしてるお子さんです。
ベイシックスに入ると若干変わりますが「基本」は同じです。
「先を急がずゆっくり進む」です。
「ゆっくり進む」と「繰りかえし」です。
「進度」にとらわれることなく、その子に丁度のペースで、5年後には「自分の力で素敵にピアノが弾けるようになってる」そんな姿を思い描きながら日々のレッスンを進めていきたいと思っています♡
12月最初の週末。段々気ぜわしくなってきましたね。
楽しい週末をお過ごしください♡