カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

受験生でもピアノをやめずに続けられる教室を目指します♪

2017年10月07日 | 「レッスン日記」

おはようございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。

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ピアノ教室の一番のライバルは、同業者ではなく、塾、と言われるようになってから随分経ちます。

4年生・・・がターニングポイントです。

 

 

その昔、私が小学生の頃も、中学受験をする子は多かったです。特に女子に多かったです。

私も、先生から受験を勧められ、親も勧めてくれましたが、ある友人と「地元の公立中学で同じ部活に入ろう」と約束していたので、その約束を守りたく、受験をしませんでした。あの時受験してたら私の人生変わったかも、というのは今になっても思います。私の「・・してたら・・かも」のトップに入る項目です。

 

話はそれてしまいましたが、当時、受験した友人たちは、そんなに勉強をしてたような記憶がないです。普通に一緒になって遊んでいました。それでも、今でも名の通っている有名女子中学に入ってました。

 

 

それからは、生徒さん達の受験をずっと見てました。

 

「カナリア音楽教室」第一期生の生徒さん達も中学受験する子が多かったです。

女子の御三家に多数合格してました。開成中学もいます。

その子達は、多分4年生から塾に通っていたと思いますが、6年生になっても普通にレッスンに来てました。

なので、私も「受験生」という意識が殆ど無かったです。

 

中学受験しなかった子達は、高校受験になりますが、その子達は、中学の部活と勉強を両立しながら、ピアノも中3になっても通ってきていて、県立&私立共に上のランクの所に入ってました。

 

ですので、その頃は、ピアノ教室のライバルは塾、という概念は全くなかったです。

 

それが、この10年位でしょうか、随分変わって来たな、と思います。

 

塾、それも「学校の勉強の補佐的」な塾でなく、「受験のため」の塾に小学校1~2年生から通い始めてます。

そして「本格的な受験勉強」は4年生からスタートしてます。

 

どうしてかな?と思います。

 

この流れが「全国的」な物とも、思えません。「地域的」な事が多分に影響してるような気がします。

 

「武蔵浦和」はこの30年間で物凄く発展しました。今も発展し続けてます。人口が急増しました。小学校も中学校も子供達で溢れてます。

人口が増えれば、受験する子の割合も増えます。そうなれば競争は厳しくなります。早め早めの準備が必要になってきます。

経済的にゆとりのあるご家庭も集まってきてるように思います。

都内の「億ション」は別世界の話としても、この辺りの新築マンションも可なりのお値段がします。30代で子供が二人いてこの金額の物件を購入できるのは、経済的にかなりのゆとりが無ければ無理だと思います。

プラスお稽古代です。

 

受験勉強をスタートしてないお子さんでも、いくつものお稽古に通ってます。

ピアノ・水泳・英語・公文・塾・チア・・・この辺りが多いです。

 

この中でやめる確率の一番高いのは残念ながらピアノです。

 

時間的&経済的に厳しくなった時、先ずやめる筆頭に上がるのはピアノです。それは、ピアノは「練習」が必要だからです。

 

それでも子供が、「ピアノ大好き!絶対にやめたくない!」と言ったら、親御さんは反対しないでしょう。

 

本当に好きかどうか、ピアノが子供にとって必要な物かどうかは、見ていれば分かります。

親の立場なら「絶対やめたくない!」というものはやめさせません。

ましてや、受験勉強で苦しい日々の中でピアノに向かう時間が、子供にとって「楽しい」&「安らげる」時間であれば、親はやらせてあげたいと思います。

 

それには、それまでの期間(過程)が大切になります。指導者としての「力量」が問われる瞬間です。

「短時間の練習でもピアノが弾けるように」しておく必要があります。ピアノを好きにしておきたいです。

 

アプローチの仕方は生徒さん個々によって全く違いますが、目指す所は同じです。

 

教室として「生徒数が少なくなるからーやめさせたくないー引き止める」というのとは全く違います。

 

 

一度やめてしまうと、戻る確率は可なり少ないです。

受験生用に「ワン・レッスン制」をしたこともありますが、それだと「休みがち」になります。休みが重なればモチベーションが下がりやめることにつながります。

決まった曜日の決まった時間に行く、事が大切なんです。お休みしなければならない事もありますが、それでもその曜日と時間は自分の中でキープし続ける事が大切です。

 

 

今お教室にも「受験」を決めてる子がいます。今の所、本人もお母さまもピアノをやめるお考えはないようです。でも、この先加速度的に大変になって来た時にどうなるか、です。

その子が「ピアノは楽しい、もっと上手になりたい、続けたい」と思ってもらえるようにしていくしかありません。

 

「達成感」「充実感」「満足感」等を体感してもらう必要があります。

それらの感情はピアノだけでなく、受験にも絶対にプラスになると思います。

 

ピアノは、なんとなく習った、なんとなく弾けるようになった、で終わらせてほしくないです。

水泳も公文もそんなに長く続けないと思います。ピアノは違います。ず~と続けられます。

受験という一つの大きな目標があり、出来事があり、でも、ピアノはそれと同時進行が出来るものだと思います。

 

今、受験を目指してる生徒さん達、その生徒さん達が「弾きたい!」と思い「多大な労力(練習時間)」を有さなくても弾ける曲を考える、それが、先ず第一課題です。

練習できてない時は、「おしゃべりタイム」でもいいんです。

幼少から知ってる数少ない大人の一人として、心を打ちとけて話せる、そんな関係を更に構築していきたいです。

 

 

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