おはようございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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元生徒さんがレッスンに来てくれました。
中学の音楽祭の伴奏者に選ばれたので演奏を聴いてほしい、と言って来てくれました。
会うのは、一年半ぶりです。すっかりお姉さんになってました。
以前より、明るく、はきはきしていて、公私ともに充実してるんだろうな、と思い、嬉しかったです。
演奏する曲については、10月20日の「カナリア日記」に書いてるあるので、宜しかったらお読みください。
予め、楽譜をポストに入れておいてもらったのですが、楽譜と一緒に手紙も添えられていて、そこには「上手く弾けない箇所」が何カ所か提示されてました。
弾いてみました・・・
とても美しい伴奏です。
「上手く弾けない箇所」・・・なるほど、と思いました。
生徒さん用の「曲」の練習をするとき、これを生徒さんが弾くにはどうしたらいいか?という事を考えながら弾きます。
この子は、読譜は出来る子でしたので、多分最後まで譜読みは完成してる、と思いました。後は「解釈」です。
先ず、音の間違えが3カ所ありました。いわゆる「見過ごし」「勘違い」です。
「臨時記号」のフラット忘れ、「タイ」の見逃しがありました。
「先生、ここ、YouTubeで何回聞いても合わないんですけど」という所が「タイ」の見逃しでした。
それを教えたら「あ~そうだ!分かりました!」と凄く喜んでました。
「タイ」といっても、複雑に絡み合ってる「メロディーライン」の中の一部分ですので、見落としたのも分からなくはありません。というか、「なんか変」と気づいたのはあっぱれです
一人の目では、見落とす事は多々あります。ピアノだけでなく、全ての事にそれが言えます。
なぜ私は気づいたか?と言ったら、それは単に楽譜を見慣れてるから&経験を積んでいるから、それだけの事です。
もう一つ「読譜」で大切なのは「フレージング」と「指使い」です。
「弾きづらい」と言ってた場所は、指使いが違いました。
このくらいのレベルの曲になると、楽譜に指使いは書かれてないですが、本人が書いた指使いはぎっしり書かれてました。
私は練習したとき、そこを可なり治しました。「弾きやすい」「指使い」に治しました。
中学生なので「手」の大きさはほぼ同じなので、私の「手」で弾ける指使いで大丈夫です。
決める基準は「フレージング」や「次のフレーズの最初の音&次に繋げるための指使い」です。
治したい箇所は可なりありました。それを一カ所ずつ練習しました。
「凄く弾きやすくなりました!!」と感動してくれました
後は、全体のイメージです。
指揮者との呼吸の取り方、とか、「間奏などのソロパートの弾き方」とか・・・
「リタルダンド」になる所が2カ所あって、そこが指揮者の子と上手く合わない、と言ってました。
指揮者の男子はスポーツタイプの子らしいです。
本番まで合同練習も殆ど無い、と言ってました。そうなると、指揮者と伴奏者との「あ・うん」の呼吸で、みんなを引っ張っていく必要があります。
音楽に関しては、その子の方がずっと分かっているので、〇ちゃんが引っ張っていきな、と言ってその方法を私が指揮をしながら練習しました。
そして、なんと、その二人、今「席が同士」だそうです
「じゃ、授業中でも、いつでも練習できるじゃない」と言って笑いましたが・・・もう完璧ですね
〇〇ちゃんは、舞台練習の時、足がぶるぶる震えて止まらなかった、と言ってました。
発表会では「あがらない」子でしたが、「伴奏」となると違う、と思います。
運動部で毎日練習して、塾に通っていて、忙しい中、頑張ってる姿に本当に感動します。
雰囲気やしゃべり方、お母さんに似て来たな、と思いました
本番まで、もう一回レッスンをして、自信を持って送り出したい、と思ってます。
「心の瞳」を歌った九ちゃんの事を書いたブログ(2017.10.20記)も是非お読みください。
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