おはようございます。
さいたま市南区のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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今年は学校の音楽祭で伴奏に挑戦する生徒さんが多い、という事はカナリア日記で幾度か書かせて頂いてます。
小中の合唱の曲は全部素晴らしいです。レッスンしながら「弾いて&聞いて&歌って」ると心が洗われるようです。
オーデションに挑戦する生徒さんがいるからこそ出会える曲の数々・・・がんばろう!と思った生徒さん達がいるからこそ、の事です。有難く思ってます。
そんなオーデションも終わりになった頃、凄い曲と出会ってしまいました。
元生徒さんから「伴奏者に選ばれたのですが、ちょっと心配な箇所があるので一度レッスンして頂けませんでしょうか」とお話がありました。
中2の女の子です。中学生になって部活が大変でピアノは辞めました。でも、ピアノは好きで練習はしていて、中1の時も伴奏者に選ばれてます。
妹さんは未だ通ってきてくれてるので、妹さん経由で話がありました。
中学の音楽祭のレベルはかなり高いです。息子も同じ中学でしたので、毎年感心して聞いてました。
特に、ピアノの伴奏は目立ちます。あの舞台で弾けることは、頑張ってピアノを続けて来たことへの「勲章」だと思います。
教室を辞めても、練習してくれてる事が嬉しいでした。是非レッスンをしたいと思いました。
曲名は「心の瞳」です。
知らない曲でした・・・
直ぐにネットで調べました。合唱をしてる動画が数々並ぶ中に、それと同じくらいアップされてる人の姿を見て、驚きました!!
「九ちゃん」でした「坂本九ちゃん」でした。
なんと、その曲は「九ちゃん」の曲でした。
それも、あの飛行機事故で帰らぬ人となったその当日に収録した音声がアップされていました。
私とって、九ちゃんは、「坂本九」ではなく「九ちゃん」です。
物心ついた時から九ちゃんが大好きでした。
九ちゃんは国民的なスターでした。テレビをつけるといつも九ちゃんがいました。九ちゃんはいつもいつも「笑顔」でした。
日本だけでなく、世界の九ちゃんでもありました。
1963年、アメリカで最も権威のある「ビルボード」で「上を向いて歩こう【SUKIYAKI】」が三週連続一位になりました。日本人初の快挙でした(私が1年生の時です)
「見上げてごらん夜の星を」もずっと歌い継がれています。
このブログを書くために改めて「wikipedia」を読みました。
あの日、あの飛行機に乗ったいきさつなどが詳細に書かれてました。読みながら涙が止まりませんでした。
1985年の8月12日、10月に結婚式を控えていた私は、今の夫と実家にいました。
その時飛び込んできたニュース。。。
そして、奇しくも、2年後の同じ日に息子を出産。。。
九ちゃんの命日が息子の誕生日です。
この曲に巡り合えた事・・・
多分、伴奏のレッスンを頼まれなかったら、ずっと知らないままだったかもしれません。
でも、レッスンを頼んでくれたから、「あの日」の九ちゃんの歌声を聞くことが出来ました。そして弾くことが出来ました。
(予習をしとこうと思ってネットで調べたら、「伴奏譜」以外に「ピアノ譜」もあったので即購入し、弾いてみました。)
ピアノ先生をしていて良かった、と思う事は沢山沢山あります。だいたい毎日そう思ってます。
今回の事もそうです。。。演奏楽しみにしてます。
九ちゃんはいつまでも私たちの心の中に。。。
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