kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

読み書きしない人

2022年11月12日 | 日記
私の祖母は、明治の後半生まれだったと思うが、字が書けなかった。
私はそれをずっと不思議に思っていたけれど
書けなくても不自由なく暮らせる社会だったのだ。

(道端の桜の木に座っていたネコ)

現在、スマホもケータイもなしで、不自由なく暮らしている人は、大勢いる。
でもそのうち「ウチのばあちゃん、スマホ持たずに電車に乗ってたのよ、不思議…」と思われるかも。

ずっと前、友人とアメリカへ行った時、友人の知人がドライブに連れて行ってくれた。
彼女は、生まれも育ちもアメリカの日本人。その夫も同じとか。
彼女と私は、プレーリーのフリーウエイを走りながらしゃべりまくった。
「春が来たら、真っ先にこの道を走りたくなるの」とか。
言葉の言い回しのセンスも良かった。
別れるとき、メールアドレスを教えてもらったら
「日本語は読めません…」と言われ、びっくりした。
「英語のメールは書けません」とも言えず、1回は書いたけど、すぐ途切れた。

字は読めるが、黙読が出来ない人もいた。
その昔、隣のオジサンは、新聞を広げると、声に出しながら読んでいた。
早口だったが、斜め読みはできない思う。まあ、その必要はなかったんだろう。
一方で記憶力は抜群で、地元での会食でも、献立・味・値段まで、いくらでも覚えていたと伝説になっている。

子どもの頃の私は、記憶力がいい方だったと思う。
でも後で、「どこ(何)を調べれば分かるか知っていれば、内容まで覚える必要はない」ことが分かった。
自分の記憶より、その方が正確だったし(-_-;)。

さらに近年では、記録はパソコンに残し、調べ物はネットになった。
本もノートも手にしない。
字が多い本は敬遠し、書くのは下手なだけでなく、書けないことも多々。

口は達者なんかなあ? 若い人と話すことが無いから分からない。

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