kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

介護の衣食住、その3

2023年03月01日 | 脳梗塞と後遺症
<住について>

介護が必要な両親を迎えるにあたって、建て増しした人が
「部屋にトイレをつくったら、楽よ!」と言ってた。
たぶん「居室とトイレの境がドア1枚だけ」のことだと思う。

夫の病状が「後遺症バッチリ」と分かった時、まず浮かんだのは
「ウチのトイレは、2人では入れない」ことだった。
退院までのスケジュールに「2か月」の期間があったので
急いでリフォームに取り掛かった。
病院の個室を参考にして、トイレ最優先のリフォームができないだろうか?

建築に詳しいニシモトさんが設計図を描いてくれた。
とてもいいのができた♪ 
このトイレでなかったら、夫も私も生活できない。
夫をトイレに誘うとき、いつも感謝しています💕

リフォーム業者は「*日までに終わらせてや!病人が帰ってくるんじゃから」と
せかされることが多い、と苦笑していた。
(ウチは退院が長引いたので、安心して工事ができた)

介護のためのリフォームには補助金が出るが
工事内容に制約があって、許可が下りるまで日数もかかる。
つまり、大急ぎで、やりたいようにやることはできないので
補助金は申請しなかった。

病人には、トイレを使いやすくすることが必須だと思う、
もっともこれは、最初に書いた知人と、私の考え。

「2人一緒には入れないので、ボクが先に入って、抱えて座らせる」
と言う人がいた。
家の中で車椅子を使えるほど広い家に住んでいる人。
条件によって、やれる方法は、ある。

難病のパーキンソン病の夫を介護をした女性の話を聞いた(身内の人から)
病状がだんだん重くなって、動けなくなる病気だ。
住んでいた一戸建て住居は処分し、通院に便利なマンションに引っ越した。
そのあとのあれこれは、忘れたけど
何度入院しても、住まいを変えても、病気の進行には追い付かなかったらしい。
最後に、緩和ケア病棟に入れた時
彼女は身も心も(お金も…たぶん)尽き果てる寸前だったとか。

夫と私は、この家にいることしか考えてない。
部屋のつなぎ目に段差が出来たので、フロアカーペットでカバーした。
部屋を出るとき、手すりがあった方がいい場所には
ホームセンターで買った手すりを、取り付けた(業者には頼まず…😥)
すんなり移動できてた所でふらつくようにもなっている。

脳梗塞の後遺症は
「入院しても、よくならない」
「自宅で過ごし、介護施設でのリハビリを」が、国の方針。
なるほどね。
私たちにもその方がいいし~ってことで
「苦労少なく過ごせる住まい」を模索しながら、暮らしています。

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