kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

ヒメリュウキンカ

2024年02月20日 | 木や草花
「リュウキンカ」の名前を知ったのは、尾瀬だったか
六花亭の包装紙の絵にあった「エゾリュウキンカ」だったか
それとも県北の「鯉が窪湿原」だったか?
漢字では「立金花」や「流金花」
花が立って黄金の花を咲かせることや、
水の流れに沿って群生し、黄金に輝くことから、名づけられたそうだ。

実際の花は見たことがなかった。
ところが2~3年前で、近所の庭先の花を見て「リュウキンカ!」と思った。
どうしてここにあるの?と聞いたら、田舎のあぜ道にあったのを持ち帰ったとのこと。
それならと、分けてもらった。
庭の端っこに植えたが、日陰でも湿地でもないので消えた、と思っていた。


それが、昨今の暖かさで蕾が出ているのを見つけた。
フキノトウに気づいたのと同じくらい、嬉しかった。
そして、今日、咲いた!


何十年も前だけど、「鯉が窪湿原」へ行ったとき、買った本の表紙がこの花だった。
見ると、ちょっと(かなり)違う。
別の花かな?


ネットで調べていたら、やはり別物だった。
これはヨーロッパ原産の多年草で、世界の各地に帰化しており
北アメリカでは侵略的外来生物とされている。
日本では栽培用として導入されたものが、野生化している。

日本在来種のリュウキンカに似ているので「ヒメリュウキンカ」の名がついているが
ヒメリュウキンカ(姫立金花)は、キンポウゲ科キンポウゲ属。
リュウキンカは、キンポウゲ科リュウキンカ属で、属が違う。
オウシュウキンポウゲ(欧州金鳳花)の名もある(こちらが正確!)

花屋さんでは、喜ばれそうな(売れそうな)名前のタグを付けるものね。


このヒメリュウキンカは、2~3株買って花壇に植えたら
翌年以降は猛々しく繁殖し、パンジーなどを押しつぶしてしまうほどらしい。


その昔、庭の隅っこに小さなピンクの花が咲いて
なんかなあ~と調べてみたら、ヒメオドリコソウと分かった。
知人に花の名を教えてあげたら、喜ばれたものだ。
しかし、すごい繁殖力で、刈れば臭く、始末に負えなかった。
(その空き地には家が建ったので、もう退治することはない)

オオハンゴンソウも、テレビドラマの『北の国から』では
力強くて、ロマンチックで花だった…。
現在は、特定外来生物に指定され、ボランティアによる駆除作業が行われている。

そういうわけで、
勝手に咲いてくれたヒメリュウキンカ、花が終わったら、片づけよう。

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