観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

渡り鳥調査隊(9月)を実施しました。

2016-09-03 16:14:56 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時46分 潮位253cm

今日の干潮時間13時01分 潮位 53cm

大潮が終わって、午後からの中潮になりました。

午前の中潮の時は涼しい早朝に観察が出来たのですが、昨日からは午後からの干潮時間の為、今日の引き始めは9時過ぎからで太陽が高くなってからの観察になりました。

今日一番最初に飛来したのはトウネンの群れでした。まだ干潟が現れていないので、干潟が現れるまでのしばらくの間足の短いトウネンは岸沿い降りて休息していました。

アオアシシギも干潟が現れる前に飛来しましたが、水面に着水し水面を群れで泳ぎながら干潟を待っている姿が観察できました。

やっとアオアシシギの足が干潟に届く頃にはオバシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、オグロシギと群れになって飛来してきます。

少し遅れてダイゼンの群れが次々飛来してきます。今日のダイゼンは77羽カウントできました。

干潟の先端部には足の長いアオアシシギの他、オグロシギとオオソリハシシギが餌をとっています。

オグロとオオソリは共に大きさも形も良く似た種類です。中にはくちばしが真っ直ぐに見えるオオソリハシシギや、降りてる時のオオソリハシシギの初列風切が黒い為オグロシギと間違いやすいです。おまけに嘴を水面に入れてる時も (写真左2羽オグロシギ、右2羽オオソリハシシギ)

やっぱり一番は飛翔しているときに見える、黒い尾と白い腰を見るのが確実のようです。(上左オオソリハシシギ、上右オグロシギ)

何時もなら日が昇って暑くなったら干潟から引き揚げていますが今日は「渡り鳥調査隊」を行ったので、観察館から見づらい左岸をカウントするため11時近くまで頑張っていました。

今日の干潟はシギチドリの渡りの季節+週末+遅い干潮時間+昨日観察されたヨーロッパトウネンとサルハマシギ目当ての為か多くのバードウォッチャーが集まっていました。

明日も10時過ぎから干潟にシギ・チドリが集まってきます。外で観察される方は帽子・水分、カメラマンの方は是非双眼鏡、(カメラだけでは探すのは辛いと思います。)をお持ちの上お出かけください。

 

【次回(10月)の渡り鳥調査隊のお知らせ】

名古屋市野鳥観察館では、毎月「渡り鳥調査隊」を実施しています。

来月は10月1日(土)に実施します。

野鳥観察初心者の方も歓迎ですので、ぜひご参加ください。

☆渡り鳥調査隊
 藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。
 日時:10月1日(土)10:00~12:00
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料

申込み・問い合わせ先
 名古屋市野鳥観察館
  (TEL/FAX)052-381-0160
  (MAIL)nagoya.kansatukan@car.ocn.ne.jp

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カワウ1,137、ダイサギ40、コサギ15、アオサギ26、マガモ317、カルガモ450、コガモ8、オナガガモ1、ハシビロガモ2、ホシハジロ6、スズガモ18、ミサゴ10、チュウヒ1、ハヤブサ1、ノスリ1、トビ1、ダイゼン77、ケリ4、トウネン87、コオバシギ5、オバシギ24、コアオアシシギ2、アオアシシギ34、キアシシギ3、イソシギ2、ソリハシシギ54、オグロシギ16、オオソリハシシギ4、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ22、ウミネコ184

明日の満潮時間 7時19分 潮位248cm

明日の干潮時間13時28分 潮位 64cm

コメント
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