観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

シギ・チドリ秋の渡り終盤

2016-09-10 09:32:41 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時20分 潮位107cm

今日の満潮時間12時31分 潮位184cm

 早朝の干潟は乾いた風が肌寒くて何時もなら日陰に避難しているのに、日向にいてちょうどいい感じの朝でした。


干潮時間が明け方なので、満ち潮での観察になりますが予定では小さくなっていく干潟にシギ・チドリが集まってくる筈でしたが、シギ・チドリの姿は前日に比べ大きく減少しました。

 午前の干潮時間は昨日までは50羽以上観察できたダイゼンの姿も少なく、オバシギの姿にいたっては見つけることが出来ませんでしたが、午後からの引き潮の時にはダイゼン43羽、オバシギ25羽と数を少し戻しました。

例年と同じく、もうすぐ9月の中旬になり、今年のシギ・チドリの飛来数がピークだった8月中旬から一月以上経過し終盤が近くなったことを感じさせます。

他のシギ・チドリの飛来数は減少しましたが、本来なら春に多く観察できるチュウシャクシギの姿が多く目立ち、セブンホイッスラーと呼ばれるチュウシャクシギ独特の鳴き声やチュウシャク同士の争いも見られ、春の渡りの時のようでした。

数が抜けたと言いますが、例年ならオグロシギの群れがこれからも飛来してくるはずです。
また近年は飛来数が著しく減少している越冬個体のハマシギやダイゼンも他の種類に比べ遅く9月下旬ごろには姿を見せ始めると思います。

ただいま11月1日~7日の「探鳥週間」にあわせて名古屋市野鳥観察館が毎年開催している

探鳥週間イベントの詳細が決まりましたので、ご案内します。

今年の名古屋市野鳥観察館の探鳥週間の主なイベントは、10月29日(土)・30日(日)に行います。

この頃にはシギ・チドリの他、カモの仲間なども観察できるはずです。ぜひ、ご予定ください。

詳細については野鳥観察館HPイベント案内をご覧ください。 探鳥週間チラシはこちら。クリック

【探鳥週間写真展2016の展示作品募集のお知らせ】

「探鳥週間」期間中10月22日(土)~11月20日(日)まで、野鳥観察館で行われる写真展の作品を募集します。

今回のタイトルは2つ、「藤前干潟の風景・生きもの」と「鳥たちの“いっぱい”な魅力」を募集します。

「藤前干潟の風景・生きもの」についてはラムサール条約に登録された藤前干潟の魅力を伝える作品を募集します。

もう一つの「鳥たちの“いっぱい”な魅力」については鳥たちの魅力を「いっぱい」というキーワードで表現する作品を募集します。
たとえば「数がいっぱい」・「種類がいっぱい」・画面にいっぱい「」等皆さんが思った「いっぱい」を写真で魅せてください。

写真作品の募集締め切りは10月16日(日)までとなっています。よろしくお願いします。

写真展チラシPDFはこちら。クリック

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ716、ダイサギ29、コサギ5、アオサギ24、マガモ124、カルガモ464、コガモ21、オナガガモ3、ハシビロガモ1、ホシハジロ4、スズガモ4、ミサゴ14、チュウヒ1、トビ1、メダイチドリ2、ダイゼン43、ケリ2、コオバシギ3、オバシギ25、アカアシシギ2、コアオアシシギ3、アオアシシギ48、イソシギ2、ソリハシシギ37、オグロシギ3、オオソリハシシギ5、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ12、ウミネコ31

 

※ 名古屋市野鳥観察館及び藤前干潟にお出かけの皆様へ
現在観察館のある、稲永公園内はポケモンGOのプレーヤーで大変混雑して、終日公園内の駐車場は満車の状態です。
お越しの際は公共交通機関(市バス・あおなみ線)のご利用をお勧めします。(写真
↑ 野鳥観察館前の松林、早朝から深夜までこんな状態です。但し館内は空いています。)

明日の干潮時間 7時04分 潮位105cm

明日の満潮時間14時35分 潮位193cm

コメント
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