観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

釣りごみ対策の進捗について

2024-12-27 23:10:08 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時23分 潮位126cm

今日の満潮時間14時58分 潮位198cm

 

今日は西から強風が吹きすさび、ゴウゴウと音がするほどでした。

こんなに風が強いと鳥たちも大変です。

 

さて、野鳥観察館の開館は明日(12月28日(土))までです。

今年を振り返ると、釣りごみ対策に力を入れたことが思い浮かびました。

藤前干潟(特に稲永公園の護岸)の釣りごみ問題はコロナ禍のアウトドアブームをきっかけに大きくなり、今も気候の良いときは多くの人が訪れ、釣りごみ問題などのトラブルが起こっています。

先日のイソシギのように野鳥に被害が生じることはもちろん、稲永公園を散歩する人やイヌなどにも被害が出ています。

藤前干潟協議会では、この釣りごみ問題や釣りのマナー問題について3年ほど前から話合いを続けており、釣りごみ清掃活動などを行ってきています。

また、看板などで釣りごみや釣りマナーの注意喚起ができないかということで、看板などの設置も目指してきました。

看板の設置は様々な事情で難航していましたが、遂にこの12月1日に庄内川護岸に看板がひとつできました。

国交省庄内川河川事務所と(公財)日本釣振興会の協力を得てできた看板です↓。

 

また、12月26日には名古屋港管理組合の職員さんが稲永公園の護岸の柵に釣りマナーを啓発するステッカーを貼っていました。

 

少しずつではありますが、対策が進んだのではないかと思います。

さらに、来年は新川河口の堤防護岸にも看板が取り付けられる予定になっていますし、5月に釣りごみ清掃活動を行うことが決まっています。

引き続き、来年も釣りごみ対策に取り組んでいきたいと思っています。

 

そして、来年2月8日(土)には「第12回ごみと水を考える集い」を開催しま。

今回のごみと水を考える集いは、2024年秋に岐阜・愛知・三重の三県で行われた海や川のごみ調査や普及啓発についての報告を聞くなどし、私たちのすむ伊勢湾流域圏の海ごみ対策を知り、考え、交流を深める機会としたいと思います。

また、後半には藤前干潟の釣りごみ問題についても少し触れる予定です。

ご参加をお待ちしております。

詳細はこちらをご覧ください(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のHP)。

 

昨日(12月26日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ17+、カワウ1,902、ダイサギ1、アオサギ12、マガモ1、ヒドリガモ5、オナガガモ1,372、キンクロハジロ17、スズガモ466、ホオジロガモ1、ミサゴ4、トビ1、シロチドリ5、ダイゼン30、ハマシギ281、アオアシシギ2、イソシギ2、ダイシャクシギ2、ユリカモメ76、セグロカモメ46、オオセグロカモメ1、ウミネコ5、カモメ2、ズグロカモメ13

メジロ、シロハラ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ45、カワウ59、ダイサギ2、アオサギ14、マガモ1、カルガモ7、ヒドリガモ12、トモエガモ7、、オナガガモ638、スズガモ929、ホオジロガモ1、ミサゴ7、トビ5、シロチドリ13、ダイゼン34、ハマシギ915、コアオアシシギ1、アオアシシギ2、イソシギ2、ダイシャクシギ1、ユリカモメ1+、セグロカモメ39、ウミネコ1、ズグロカモメ1+

キジバト、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

明日の干潮時間10時16分 潮位123cm

明日の満潮時間15時42分 潮位204cm

◇年末年始のお休み◇ 名古屋市野鳥観察館は12月29日(金)~1月3日(水)は休館いたします。

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