観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明後日は藤前干潟クリーン大作戦へ

2019-10-24 18:09:39 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時39分 潮位 67cm

今日の満潮時間15時26分 潮位226cm

 

今日は午前中は曇りでほとんど雨が降りませんでしたが、午後からは雨が降りました。

開館直後には、庄内川の中ほどに干出していた干潟にハマシギの群れが入っていました↓。

今日、カウントできたハマシギは約400羽。今季最大の数となりました。

この他、シロチドリ、ダイゼン、オバシギ、アオアシシギ、イソシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ、ホウロクシギなどを観察できました。

こちらは干潟を走って、小さなカニを捕まえたシロチドリ↓。

また、カンムリカイツブリが目立つようになってきました。カンムリカイツブリは全身が白っぽくて首が長いので、茶色っぽいカモの群れの中にいてもよく分かります。

今日は野鳥観察館前でカンムリカイツブリが魚を捕まえているのも観察できました。

 

なお、ヘラサギは今日も1日中、野鳥観察館から観察できましたし、庄内川護岸に近い干潟にも一時、飛来して餌を探していました。

 

 

そして、明後日(10月26日(土))はいよいよ「秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)。

藤前干潟クリーン大作戦は、毎年、春と秋の2回、藤前干潟で行われている大規模な清掃活動です。

今日はその中堤会場の下見に行ってきました。

堤防下とヨシ原の間には主にプラスチックごみ(発泡スチロールやビニール袋、ペットボトル)などがありました。

写真↓では、あまりごみがないように見えるかもしれませんが(確かに去年の台風で現れたものすごい量のごみは今までの活動や庄内川河川事務所の維持管理によってだいぶ減りました)、ヨシ原をかき分けると次々ごみが出てきますし、小さなごみもたくさんみつかります。

特にマイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下(もしくは1mm以下)の小さな小さなプラスチックごみはとても拾いきれていません。

藤前干潟の漂着ごみを減らすと、その先の海(伊勢湾)へ流れるごみも減らすことになります。

また、ごみ清掃の後には、中堤会場では「干潟観察会」と「ヨシ植栽を見守る会」が開催されます。

こちらは観察会を行う庄内川の干潟↓。

今日は干潟表面を確認しただけですが、ヤマトオサガニ、チゴガニ、ベンケイガニ、カワザンショウガイ、フトヘナタリ、トビハゼなどを観察できました。

また、干潟の水たまりには、モクズガニも発見↓。

この他、タヌキの足跡もみつけました。

さらには、こんなものも↓みつけました。干潟の上にカモの羽根がいっぱい・・・。どうも猛禽類に襲われたようです。

今日は、野鳥観察館からはチュウヒとハヤブサが確認されていますが、こういった食痕の跡をみつけると冬が近づいたなぁ、とも感じます。

 

明日は雨のようですが、明後日は天気が回復するようです。

明後日の藤前干潟クリーン大作戦への参加、お待ちしています。

(※風が吹くと堤防上は寒いですので、体温調整のしやすい格好でお越しください。

※実施可否の最終判断は当日朝6時までに藤前干潟クリーン大作戦のHPに掲載されます。)

※詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)をご覧ください。

 

<明後日に野鳥観察・撮影を予定されている方へ>

明後日10月26日(土)午前中は、藤前干潟周辺全域(庄内川左岸含む)で、多くの人によって清掃活動が行われる予定です。 清掃活動により野鳥を飛ばす可能性が予想されますが、年に2回しか行われない藤前干潟の大規模な清掃活動です。 ご理解・ご協力をお願いします。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ5、カワウ538、ダイサギ18、コサギ6、アオサギ37、ヘラサギ1、マガモ19、カルガモ46、コガモ513、ヒドリガモ15、オナガガモ826、ハシビロガモ47、ホシハジロ22、キンクロハジロ48、スズガモ415、ミサゴ9、トビ2、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ20、ダイゼン36、ハマシギ421、オバシギ4、アオアシシギ2、イソシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ32、ホウロクシギ1、セグロカモメ17、オオセグロカモメ1、ウミネコ79

 

明日の干潮時間 9時39分 潮位 56cm

明日の満潮時間16時08分 潮位242cm

コメント
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