藤前干潟
今日の干潮時間11時13分 潮位 48cm
今日の満潮時間17時18分 潮位260cm
今日もお天気の良い、過ごしやすい日となりました。
導流堤だけで観察されていた頃の飛来したばかりのヘラサギはあまり見向きされませんでしたが、ここ数日左岸にも時々飛来することが知れ渡って、
今日は、秋の渡りのピーク時のようにカメラマンがとても多く集まりました。
今日のヘラサギは早朝に休息場所を離れてから、降りる場所を探して飛び回りました。
右へ左へと飛び回って、導流堤の上に降りようとしてもアオサギに怒られたり、ダイサギに怒られたりと降りたい場所が定まりません。
まだ何処の干潟も干出していないので安心して降りられる場所を探します。
こっち キタ―――(゚∀゚)―――― !!
だけどUターンT_T。
上流の23号線まで飛んでいきますが再び下流へUターン(ToT)。
再びこっち キタ―――(゚∀゚)―――― !!
まさか降りるの?
カルガモ邪魔だよね?
葦の浮き草で休息していたカルガモもびっくりして逃げ出します。
カルガモを蹴散らして、やっと着地。「フゥー、やっと落ち着いた。」
アオサギには負けるけど、カルガモには強いです。
干潮に向かっているので、引き潮で葦の船は下流に流れてきます。
葦の船に乗ったヘラサギは目の前を通り過ぎ、
河口に向かっていきます。
観察館も見えてきました。
ヘラシギを載せた葦船は引き潮に乗って、どんどん名古屋港へ流されていきました。
さようなら。
その後、ヘラサギの行方は観察館からは、所在が分からなくなりましたが、導流堤より西側に調査で出掛けたスタッフからヘラサギが餌を探していたと確認されています。
残念ながら観察館の施設からは死角になる場所です。
今日の河口は、金曜日(一昨日)の大雨の影響で葦の塊が多く流れていき、ヘラサギだけで無く他のサギやカモも葦の船に乗って河口まで流れていく光景が良く見られました。
また干潮時間を過ぎると葦の塊は再び上流に流れていき、オオバンを満載して川をさかのぼっていく光景も見られました。
今日のヘラサギは日中は庄内川河口では観察できませんでしたが、観察館閉館後に休息していた所から庄内川河口の導流堤へ再び戻ってきました。
藤前干潟に飛来して1週間を過ぎ、十分休息もとれた頃でしょう。
このところ行動範囲も広くなったので、もうそろそろ藤前から旅立つ日も近いはずです。
今日の干潟のシギ・チドリは、昨日と同じくこの時期にしてはは多く飛来しているオグロシギやオオソリハシシギ達、500羽を超えたハマシギで賑わいました。
コオバシも比較的近くで見られ、左岸で3羽を確認できました。
天気が良くなって数が減った冬鳥のユリカモメは1羽しか確認できていません。
また泥質の藤前干潟では珍しくミヤコドリも観察でき、今日の調査では昨日よりも多い17種類のシギ・チドリが観察されました。
トウネン・キアシシギ・ソリハシシギが見られないだけで秋の渡りのピークに比べても見劣りしない種数です。
やはりシギ・チドリの飛来数が増えてくるとハヤブサを何度も見かけ、導流堤の上で休息している姿を長い時間、観察できました。
今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会実施 藤前干潟周辺鳥類調査で確認できた主な野鳥
カンムリカイツブリ11、カワウ5,370、ダイサギ39、コサギ30、アオサギ68、ヘラサギ1、マガモ96、カルガモ290、コガモ769、オカヨシガモ14、ヒドリガモ54、オナガガモ805、シマアジ1、ハシビロガモ9、ホシハジロ30、キンクロハジロ44、スズガモ700、ミサゴ27、トビ3、オオタカ1、ハヤブサ1、クイナ1、オオバン58、ミヤコドリ1、シロチドリ13、メダイチドリ6、ダイゼン34、ハマシギ593、コオバシギ3、オバシギ9、ツルシギ1、オオハシシギ4、コアオアシシギ2、アオアシシギ16、イソシギ12、オグロシギ9、オオソリハシシギ37、ホウロクシギ1、タシギ7、セイタカシギ2、ユリカモメ1、セグロカモメ21、オオセグロカモメ2、ウミネコ128 他 58種 9,759羽
※明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。
月曜日の満潮時間 5時51分 潮位265cm
月曜日の干潮時間11時54分 潮位 54cm
火曜日の満潮時間 6時35分 潮位267cm
火曜日の干潮時間12時31分 潮位 67cm