観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カモのとある調査

2021-11-17 23:00:33 | 冬の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時42分 潮位 89cm

今日の満潮時間16時43分 潮位231cm

※今日は第三水曜日で休館日でした。

 

カモの仲間の本格的な飛来シーズンとなるこれからの季節は、バードウォッチングが楽しい季節と先日お伝えしましたが、

一方で養鶏などの家禽にとって脅威となる高病原性鳥インフルエンザを運ぶガンカモ類などの野鳥の動向などを注視する時期でもあります。

非常に残念ですが、今年も高病原性鳥インフルエンザの発生がすでに国内でも確認されています。

そして、高病原性鳥インフルエンザの国内の監視体制は最高レベルである「3」となっています。

 

昨日は、環境省、愛知県、名古屋市の職員さんなどが藤前干潟へ集まって、高病原性鳥インフルエンザの監視のひとつである「カモ類の糞便調査(採取)」が行われていました。

これは、毎年、ガンカモが訪れるこの時期に、各都道府県で行われている調査です。

お天気が良かったので、干潟を歩くと汗が出るほど暑くなりました。

無事、カモの糞便を拾うことができ、検査機関に送付されました。

 

普通の生活をしている中で、人に高病原性鳥インフルエンザがうつる可能性はほぼないということですので、むやみに恐れる必要はないそうです。

しかし、野鳥に近づき過ぎて糞を踏んだり、死亡した野鳥には素手で触らないようにお気をつけください。

養鶏、養鶉などのためにも、これ以上の感染の広がりがないよう願います。

今後も、ガンカモなどの野鳥観察を楽しめると良いと思っています。

 

 

ちなみに、現在、庄内川の河口(国道23号の南側)では、水害に備えて河道を広げるための浚渫作業が行われています↓。

 

 

【オンライン講座 第2回 バーチャルガタツアーin藤前干潟~オンライン干潟観察会~のご案内】

藤前干潟は、2022年にラムサール条約登録20周年、今年は、そのプレ・イヤーです!

そこで、改めて、藤前干潟とはどんな場所なのか、その周辺環境なども含めて、今の姿を学ぶ連続3回のオンライン講座(主催:藤前干潟ふれあい事業)を予定しています。

11月27日(土)は、その第2回目のオンライン講座を開催します!

 

コロナ禍で干潟観察会も人数を限定して開催中の今、ちょっと興味はあるけど、まだ参加したことがない、干潟観察会ってどんな感じかな、

と思っている方にむけて、バーチャルで藤前干潟を体験してもらおう!という企画。

藤前干潟博士のかにくんを講師にむかえ、劇団シンデレラのみんなが干潟を体験!

みなさんもシンデレラのみんなと一緒に、藤前干潟へLet's Go!!!

ふるってご参加ください。

★第2回バーチャルガタツアーin藤前干潟~オンライン干潟観察会~
  日時:2021年11月27日(土)13時30分~15時
  会場:オンライン(ZOOMを予定)
  講師:かにくん@梅村幸稔氏(NPO法人藤前干潟を守る会)
  対象:子どもから大人までどなたでも
  定員:100名程度
  申込:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
     TEL:052-223-1067、FAX:052-223-4199
     メール:ecopal@n-kd.jp 
     申込締切:11月23日(火・祝)必着

 

明日の干潮時間11時15分 潮位 91cm

明日の満潮時間17時09分 潮位234cm

コメント
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