観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

キアシシギも飛来しました。

2020-08-01 21:56:59 | 夏の藤前干潟

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藤前干潟

今日の干潮時間10時26分 潮位 50cm

今日の満潮時間 3時26分 潮位238cm
                          17時19分 潮位238cm

名古屋にある藤前干潟も8月になってようやく梅雨が明けたようです。

梅雨明け最初の日は朝から晴天で気温は高いものの湿度は低く、過ごしやすい日になりました。

藤前干潟近隣で少数だけ繁殖したコアジサシの餌運びは終わりを迎えつつあります。
例年でしたらコロニーを巣立った幼いコアジサシをそろそろ干潟でも見かけるようになります。

葦原ではオオヨシキリの囀りも聞こえなくなり、今年生まれたオオヨシキリの姿を見かけるようになりました。

まだ子育て真っ盛りのササゴイは何度も水辺と巣を往復している様子を見かけます。

早朝の干潟で見かけたササゴイは、ヤマトオサガニに興味を持ったのか何度もくちばしで突いていました。
カニも食べるのかな?と見続けていると、途中で興味がなくなったのか威嚇しているカニを置いて水辺で再び魚を探していました。

やっと梅雨が明け、これから本格的に暑い夏が始まりますが、これらの藤前干潟周辺で繫殖する夏鳥の子育てが終盤になった7月中旬頃から、北の繁殖地に向かった鳥たちが再び日本の干潟に戻ってくる「シギ・チドリの秋の渡り」が始まっています。

 

越夏個体も残っていたりして、何時が初認か分からなかったアオアシシギも15羽を数えることが出来、梅雨時に群れで見かけた越夏した若い個体に比べて成鳥夏羽のアオアシシギが目立つようになりました。

そして今日はキアシシギを5羽観察できました。
近隣河川の河口では、すでに確認されていて、もうそろそろ藤前にも飛来してきても良いころと思っていましたが、今日、今季初認できました。

昨日は夏を藤前干潟で越す若いダイゼンの群れと一緒にオオソリハシシギが1羽が導流堤の干潟に飛来しましたが、今日はオオソリハシシギを探すことが出来ませんでした。

朝は陽炎も少なく、空気が澄んでいたので、500m先の導流堤の干潟にいたとしても、きれいな夏羽のオオソリハシシギが観察できると思っていたので残念です。

今日観察できたダイゼンは繁殖に参加しない若い個体ですが、次に新しく群れが藤前に入ってときは繁殖地から戻って来た夏羽が残った個体が観察できる筈です。

まだ秋の渡りのシギチドリは少なめですが、1回目のピークは8月後半から9月上旬で、今後徐々に種類も飛来数も増えてくると思います。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,077、ヨシゴイ1、ササゴイ3、ダイサギ13、コサギ4、アオサギ24、マガモ17、カルガモ163、ホシハジロ1、スズガモ16、ミサゴ11、ダイゼン17、ケリ17、アオアシシギ15、キアシシギ5、イソシギ3、ソリハシシギ1、ウミネコ98、クロハラアジサシ1、コアジサシ3

 

明日の干潮時間11時14分 潮位 40cm

明日の満潮時間 4時21分 潮位228cm
                          17時59分 潮位248cm


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