新しいスコープリュックサック
昨日の記事で、オリボン社 Podtreck が生産中止の為入手できなくなった事をお知らせしました。
年末に発注して、向こうから何度もメールでまだ商品が入手できないと何度もメールをくれましたが、製造中止を知って待ってても無駄なことが分かり10個の発注をキャンセルしました。(キャンセル料は発生しませんでしたが、外貨建て事前決済したので、外貨安で返金されて損益が発生しました( ノД`)シクシク…。)
ただ少し外貨安で安くなったので、まえから目をつけていたスコープリュックサックを一つ輸入してみました。
3種類のスコープリュックもそうだったけど、国内では誰も欲しがらない物なので売ってないからレビューも無いし、
なら自分で輸入して使ってみないと分からないよね !!
はい、今度のスコープリュックサックは遠くベルギーから来た、
カイトオプティクス社KITE OPTICS Viato Tripod Backpackです。
個人的に黒いリュックは趣味じゃないので、アースカラーの三脚も一緒に輸入。
他のスコープリュックサックに比べと収納能力が格段に増え15ℓほどあります。
また縫製もしっかりしていてファスナーも防水ファスナーになっています。
バッグを三脚に取り付ける部分も他のスコープリュックサックは2本の脚を2か所から3か所のベルクロテープで取り付けるようになっていますが、長く幅の広いベルクロがあり三脚の3本の脚を3か所全体で巻き付けて固定でき、長期にわたって使用にも耐えられる造りになっています。
バイキング・エスポートやビジョナリー・ビューパックだと収納スペースが少なく、車を使った移動時には必要最小限の機材を持つため問題ありませんが、公共交通機関を利用した移動の際には辛いものが有ったと想像できます。
今度のカイトオプティクスのヴィアートルだと三脚を取り付けないときも、三角形をしたザックとして使え、二等辺三角形の二つの収納スペース内にフィールドスコープ・一眼レフボディー150-600mm・双眼鏡・図鑑等を収めることができます。
※追記 ご購入して頂いた関東のお客様によると、100-400mmを装着したデジタル1眼レフはそのまま収納できるようです。
また他のスコープリュックサックと大きな違いは🍙やサンドイッチも潰れることがありません。
60mmクラスのフィールドスコープなら接眼レンズを付けたままで、80mmクラスのスコープでも接眼レンズを取り外せば収納できます。
他のメーカーの物は、どちらかと言えばリュックサック。カイトオプティクスの物は全体の造りからしてバックパックと言ったほうがわかりやすいです。
三脚を使わず移動する時には、小型三脚ならザックで包み込んで収納することもできます。
また防水性、衝撃性にも優れて、光学製品を運べることから、メーカーのホームページを見てもカメラマン向きの製品のようです。
人柱が好きな自分用に1個輸入して見ただけで、他の2つのスコープリュックサックに比べ値段も張って需要も少なそうなので在庫は置いていませんが、興味のある方は観察館に置いてあるので是非背負ってみて下さい。
※追記、5月現在見本の他に新品が1つのみ観察館に在庫がございます。
※在庫は無くなりました。
※追記2020年9月1日現在、1つだけ在庫確保しました。
ヨーロッパから購入するよりも割安に購入できた北米での代理店が撤退したため、今後は代理店のあるヨーロッパかカナダらの輸入になり20~30%ほど割高が予想されます。
オリボン社のPodtreckの販売中止や今回のカイトオプティクス Viato Tripod Backpackの代理店撤退を考えると、北米ではフィールドスコープの主たる用需要が、ハンティングの為の獲物を探すハンターがバードウォッチャーよりも多いのが理由かもしれませんね。
アメリカのサイトでフィールドスコープを調べるとほとんどハンティングのサイトに行きつきます。
現在コロナの影響で海外からの発送が遅延しているので、春のシギ・チドリのシーズンには間に合うか微妙ですが、興味のある方はご相談ください。※価格を気にしないなら、国内でも大手EC会社に出品がありました。
海外でのViato Tripod Backpackレビュー
ここのサイトが一番詳しくレビューしています。
(ORNITHOMEDIA.COM 鳥類学のウェーブサイトとバードウォッチングショップのHPです。仏文)https://www.ornithomedia.com/pratique/essai-sac-dos-kite-viato-bords-marne-02887/
(イギリスのバードフォーラムのスレッドです。 英文)
https:www.birdforum.net/showthread.php?t=366817
他のスレッドでは「スコープリュックサックはオタクっぽい」、とも書かれていました。ヨーロッパのバードウォッチャーでも思われてるなら、日本ではもっと思われてるのでしょうね。
Visionary- Viewpack Tripod Carrying System
だけど鳥を見ているときに両手が自由になる事は、とても便利です。
Visionary- Viewpack Tripod Carrying System
Viking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrier
今まではスコープを装着した三脚を持っている時は、三脚を広げて置くか、肩に預けるてかして双眼鏡やカメラを構えていたのですが、Tripod Carrier両手が使えるようになりました。
また図鑑等観察用具や上着などが収納出来とても便利です。
車などで移動して鳥を見に行く場合はで使用する場合は、Visionary- ViewpackやViking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrierが便利と思いますが、
公共交通機関で移動する場合は収納スペースが多く88mmのフィールドスコープまで収納できるViking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrierの方が向いているかもしれません。
ネット社会になり個人輸入も昔に比べ便利になりました。
ただ個人輸入で少量を発注すると、本体価格より送料方が高い場合もあります。お気を付けください
Tripod Carrierが世の中にある事は知っていたのですが 日本で使用されている事を知り 使い心地を教えて頂ければと思います。僕も購入を考えているのですが 実際に見る事は不可能なのでご感想を教えて頂けると本当に嬉しいです。 よろしくお願い致します。
記事のスコープリュックに興味を持って頂いてありがとうございます。
現在、カイトオプティクス社のViato Tripod Backpackは在庫を切らしていますが、
バイキングオプティクス社 のS'Port Tripod and Spotting Scope Carrierとビジョナリー社のView pack Tripod Carrying Systemの2つの商品は在庫がございます。
製品を試していただく方法・購入方法については、一度当館へお電話していただけるとスムーズにご案内できると思います。基本的には休館日(毎週月曜・第三水曜日)と日曜日以外の開館時間に担当者が野鳥観察館におります。
お電話お待ちしています。
http://www.inae-bird-watching-place.org/guide.html
私はまだ7年目くらいの初級者バーダーで、スコープの使用歴は4年ほどです。最近、腰椎ヘルニアが発症し、スコープの取り回しが困難になりました。「肩掛けバッグ禁止!リュック使いな。」の医師の指導の下、何とかスコープを左右均等に背負えないかなあと模索する中でこちらにたどり着きました。このご時世で申し上げにくいのですが、試用させていただけたら、ひいては入手方法もご指南いただけたらと考え、まずはとにかく一度コメントを入れさせていただきました。当初は来月開催(するかわからないですが)の全国シギチ一斉調査に間に合わせる策を講じてさまよっていましたが、そこにはこだわらず、「スコープリュックとっても試したい者です」ということをお伝えさせていただきます。本当にこの記事に出会えてキラキラしています。
記事を見ていただき、またコメントをいただき有難うございました。
野鳥観察は、図鑑と双眼鏡、さらにはフィールドスコープを一度手に入れれば長く続けていける趣味だと思っています。
最近は観察者よりもカメラマン人口の方が遥かに多くなって、若い小中学生でもカメラを持った姿をよく見かけますが、撮影後に液晶モニターで確認するよりも、フィールドスコープで自分の目でその瞬間に野鳥を見た方がもっと楽しくなります。特に藤前干潟は鳥までの距離が遠いので、フィールドスコープがあることで観察できる鳥たちが増え、ぐっと世界が広がります。
もちろん写真には、目で見るだけでは解らない情報も多く否定も出来ません。実際、文章能力のない当館スタッフが書く日記の記事は、写真の無い時は書き続けるのが辛くなってくるのも事実です。
ただ、観察館日記に掲載している写真の撮影の際には、自分の目(双眼鏡、フィールドスコープ含む)で鳥をまずは探しています。ですので、双眼鏡、フィールドスコープ、カメラ、三脚の携帯が必要になります。双眼鏡やカメラを構える時は、その都度、どうしてもスコープ(+三脚)が邪魔になり、スコープ(+三脚)を肩にもたれ掛けたり、一度三脚を開いたりして面倒だったのですが、スコープリュックを使うようになってからは両手が自由になり自転車での移動も出来るようになり、当館の一部のスタッフとっては手放せないものになっています。
スコープリュックは、当初は、観察館にお越しになった方だけに、お分けするために置いていましたが、関東や九州の遠方からも問い合わせが有り、お分けしています。
最初にも申し上げましたが、現在は野鳥撮影が主流になり、スコープリュックをわざわざ欲しがる方はやはり少ないです。当館のスコープリュックは不良在庫化していますので、ゆっくりお待ちしています。今はこのような状況で、なかなか遠出が難しいとも思いますが、藤前干潟に来ていただけるのもお待ちしております。
今後も当館のブログをよろしくお願いします。
この4連休中、こちらのサイトにご縁がありまして、フィールドスコープが普及しているのはヨーロッパであるとか、藤前干潟の観察館が名古屋にあるとか、そこには多種多様なフィールドスコープがあって、120種類以上の鳥類が飛来して来る事など 拝読させて頂きました。私の所在地は愛媛県でして、私のバードウォッチングは、中鷺や海鵜、カワセミと出会う事がありました。でもすみません、どちらかと言いますと各地方の展望台を訪れて、遠くの景色を眺めて楽しんでいます。でも、いつか一度そちらの藤前干潟観察館にもお邪魔させて頂きたいと思っています。
こちらのサイトにたどり着きました経緯をと言いますと、プロミナーをネット検索しておりました所、スコープリュックに目が留まりまして、いいなぁっと思ってしまいました。興味を持ったスコープリュックは、Viking S'Port Tripod and Spotting Scope Carrierと、kite opticsのVIATに興味を持っています。今はコロナの影響で収入が少なく購入に踏み切る事が出来ませんが、いつか購入したいと願っています。
その際は、ご相談させて頂きたいと思っています。スコープリュックは、おっしゃられておられます通り日本では、誰も欲しがる人がいない(環境や文化が違うせいでしょうか、バードウォッチングは私の周りには趣味の人は見当たりません)今後もスコープリュックのサイトを繰り返し拝読させて頂き楽しませて頂きたいと思っています。
スコープリュックのアップに感謝しています。