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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

アガパンサスの花と、キジバトの日光浴

2016-06-18 18:25:48 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時46分 潮位 52cm
今日の満潮時間17時22分 潮位227cm

 

今日の藤前干潟周辺はとてもよく晴れ、暑くなりました。

土曜日とあって家族連れの来館が多く、小学生くらいのお子さんも野鳥観察を楽しんでいました。

また、愛知県外から野鳥観察を目的としたグループの来館があり、

熱心に野鳥観察したり、展示を見たりされていました。

冬鳥であるホシハジロやスズガモが残っていることに驚きの声もありました。

このグループは、渡り鳥の多い冬にもまた来館されるとのことでした。

 

稲永公園では、アガパンサスの花が咲き始めました。

まだ満開ではありませんが、薄い紫色の花が涼しげです。

 

花には、まだ1cmほどの小さなカマキリもみつけました。

 

また、稲永公園の松林の陽だまりでは、キジバトが羽を広げて日光浴をしていました。

 

その後、夕方には、野鳥観察館前の水たまりに水を飲みに訪れていました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ558、ササゴイ1、ダイサギ20、コサギ2、アオサギ17、マガモ74、カルガモ65(雛2)、ホシハジロ9、スズガモ15、ウミネコ7

明日の干潮時間11時22分 潮位 42cm
明日の満潮時間17時59分 潮位236cm

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ササゴイとカルガモ

2016-06-17 17:41:22 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時09分 潮位 65cm
今日の満潮時間16時44分 潮位216cm

 

今日は、ほとんど曇っていましたが、晴れ間も時々見られました。

今日の野鳥観察館と稲永ビジターセンターには名古屋市内の小学校の来館があり、

午前中に稲永ビジターセンタースタッフの案内で干潟でカニやゴカイなどの生きものを観察した後、

午後に当館で望遠鏡をのぞきながら野鳥観察をしました。

干潟の生きものと野鳥の観察をあわせてしてもらえたので、

干潟の学習をかなり深めることができたのではないかと思います。

 

今日の庄内川河口では、昨日は確認できなかったササゴイを観察できました。

今日は風が強く、波も少し高かったですが、羽を乱しながらも、魚を次々捕えていました。

 

また、最近の庄内川河口は、カルガモの飛来数が増えてきています。

写真には写せませんでしたが、今日は雛11羽も確認できました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ451、ササゴイ1、ダイサギ20、コサギ1、アオサギ13、マガモ59、カルガモ70(雛11)、ホシハジロ6、スズガモ19、ミサゴ1、ウミネコ6

 

明日の干潮時間10時46分 潮位 52cm
明日の満潮時間17時22分 潮位227cm

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干潟のケリ

2016-06-16 23:46:47 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時29分 潮位 79cm
今日の満潮時間16時00分 潮位203cm

 

今日は朝から雨がぱらつき、強い雨が降る時間帯もありました。

そんな天気だったことから、視界が悪く、野鳥の観察にはあまり向かない日でしたが、

今日の庄内川河口では、オオソリハシシギ1羽(オスの若鳥)、チュウシャクシギ4羽、コアジサシ1羽などの

野鳥の飛来を確認できました。

 

コアジサシを庄内川河口で確認できたのは、久しぶりでした。

川にダイブして、小魚を捕らえ、小魚をくわえたまま飛んでいきましたが、

どこへ向かっていったのでしょうか。

 

また、先週から確認されているウミネコですが、今日は7羽まで数が増えました。

 

さらに、ここ最近、ケリが庄内川河口の干潟まで飛来しているのが確認されています。

今日は2羽の確認でしたが、昨日は6羽のケリが飛来し、干潟で休んだり、ゴカイを捕ったりしていました。 

 

チドリの仲間に特徴的な採餌方法(一旦立ち止まって、目で餌をみつけて、走ってくちばしで捕える)で、ゴカイを何匹も食べていました。 

 

(↑全て6月15日撮影)

 

田んぼを主な繁殖地としており、田んぼや畑で過ごしているイメージの強いケリですが、干潟やヨシ原にも訪れます。

ケリは東海地方周辺に住む方には当たり前に見られる鳥と認識されていますが、

東海地方に特に数多く生息している野鳥だそうで、

関東などからわざわざケリを見に藤前干潟周辺に訪れる方もみえます。

先月は、ケリを見たいとヨーロッパから来館された外国の方も来館されました。

 

また、ケリは上述のように田んぼや畑など、人の生活に近い場所に生息しているため、

人の生活の影響を受けやすい鳥だとも言えます。

全国的には、ケリの生息数が減っている地域もあるそうで、現在、環境省のレッドリストではDD(情報不足)に指定されています。

 ここから検索できます→。環境省絶滅危惧種検索

ケリも調べてみるとなかなか興味深い鳥だと思います。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ385、ダイサギ13、コサギ1、アオサギ16、マガモ68、カルガモ64(雛3)、ヒドリガモ1、ホシハジロ3、スズガモ12、ケリ2、オオソリハシシギ1(若鳥、♂)、チュウシャクシギ4、コアジサシ1、ウミネコ7 


明日の干潮時間10時09分 潮位 65cm
明日の満潮時間16時44分 潮位216cm

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今日も、やはりササゴイが主役

2016-06-14 21:24:01 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時45分 潮位109cm
今日の満潮時間13時55分 潮位178cm

 

今日は雲が多かったものの、時折、陽が射し、気温が上がりました。

 

今日も野鳥観察館には、稲永公園にハイキングに来たグループの来館がありました。

しかし、来館されたお昼頃は潮が満ちており、干潟がほぼ干出していなかったため、

干潟に訪れるサギやカモなどの野鳥が少なく、多くの鳥を見てもらえなかったことが残念でした。

次回は、渡り鳥の多くなる晩夏以降の、干潟の引いている時間帯に来館いただけると嬉しいです。

 

今日の庄内川河口には、午前中の早い時間帯には干潟が残っており

その干潟にカルガモの親子やケリ、そして留鳥であるカワウやサギなどが観察できました。

しかし、藤前干潟の夏の主役のひとつだった「コアジサシ」が今日も一羽も飛んでおらず、本当にさみしく思っています。

藤前干潟周辺の最大のコアジサシの繁殖地が数年前になくなって以降、

コアジサシの飛来数は激減していましたが、それでも今年ほど連日観察できないということはなかったのですが・・・。

 

ということで、今日の日記もササゴイの紹介です。

ササゴイも、コアジサシ同様、夏に藤前干潟周辺に飛来して子育てをする藤前干潟の夏の主役のひとつです。

ササゴイは例年通り、今年も4月下旬から藤前干潟周辺に飛来しており、最近は毎日観察されています。

 

 

ササゴイは、干潟の浅瀬に寄ってくるボラの稚魚やハゼなどを狙って、庄内川河口に現れます。

ササゴイの観察には、干潟が干出し始める時間帯、もしくは満ち始める時間帯がお勧めです。

 

干潟の水際から、ボラの稚魚の群れ(上の写真)を狙ってそっと浅瀬に入っていき・・・・・、

 

いつもはS字に曲げている首をすばやく伸ばして、ボラの稚魚を見事に捕らえました。

黒いマスクを被ったような姿で、川面に勢いよく飛び込む凛々しいコアジサシも好きですが、

何となく愛嬌があると感じるササゴイの姿と動きも個人的には好きです。

 

さらに、今日はササゴイの他に、2種類の生きものを紹介します。(でも、どちらも野鳥ではありません。)

日曜日から野鳥観察館前にいた赤色のカミキリムシ。

図鑑で調べてみたところ、ホシベニカミキリというカミキリムシのようです。

今日のお昼頃まで野鳥観察館前にいたのですが、その後どこかに飛んで行ってしまいました。

 

そして、初夏の今頃から、野鳥観察館の扉が開いていると、たまにですが、知らぬ間に入ってくる小さなお客さん。

アカテガニです。甲羅に笑った顔のマークがあるように見えませんか?

今日みつけた個体は、片方のハサミがありませんでしたが、すばやく逃げていきました。

 

稲永公園では、野鳥だけでなく、様々な生きものが見られます。

 

明日(15日(水))は休館日です。
明日の干潮時間 8時43分 潮位 95cm
明日の満潮時間15時07分 潮位189cm

明後日の干潮時間 9時29分 潮位 79cm
明後日の満潮時間16時00分 潮位203cm

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行楽日和

2016-06-11 23:39:28 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時46分 潮位193cm
今日の干潮時間16時18分 潮位 79cm

 

今日もよく晴れ、行楽日和となりました。

お知らせしていたとおり、稲永公園をコースに含むウォーキングイベントが開催され、

午前中の稲永公園はとても賑やかでした。

また、ウォーキングに参加された多くの方が野鳥観察館にも立ち寄って、野鳥観察をされていきました。

 

今日の庄内川河口では、ササゴイ2羽、ミサゴ1羽、ユリカモメ1羽(幼鳥)、ウミネコ1羽(成鳥)などが観察できました。

また、カルガモの数が増えてきたようです。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ720、ササゴイ2、ダイサギ5、アオサギ24、マガモ70、カルガモ51、ヒドリガモ1、ホシハジロ5、スズガモ12、ミサゴ1、ユリカモメ1(J)、ウミネコ1(AD)

 

 

そして、藤前干潟の報告とは離れますが、

今日は「22世紀奈佐の浜プロジェクト」のエクスカーションが揖斐川の徳山ダムで行われました。

22世紀奈佐の浜プロジェクトとは、伊勢湾の入り口にある答志島(三重県鳥羽市)の「奈佐の浜」に

伊勢湾流域から発生するごみの多くが漂着していることから、

奈佐の浜の漂着ごみを減らす、つまりは伊勢湾流域から川・海に出るごみを減らすことを目指して

愛知県、三重県、岐阜県で活動する団体が集まって行動しているものです。

伊勢湾の最奥部にある藤前干潟や庄内川流域で活動する団体も多く参加しています。

 

このプロジェクトでは、毎年、秋に答志島・奈佐の浜での清掃を行っていますが、

春には、愛知県、三重県、岐阜県のいずれかで、伊勢湾流域を学ぶエクスカーションを行っており、

今回のエクスカーションの場所が、揖斐川の徳山ダムでした。

 

総貯水容量が日本一であるという徳山ダムの見学の後、揖斐川で活動する団体の活動報告、そして参加者の交流会がありました。

愛知県・三重県・岐阜県から計150人ほどの参加者が集まったそうです。

 

藤前干潟同様、今日の徳山ダム周辺も行楽日和で、天気が良く、きれいな景色を見ることができました。

その中で、徳山ダムの光と影の部分を知るとともに、多くの方と交流できました。

藤前干潟の清掃活動でも活躍している中部大学などの学生さんが多数参加されていたのが印象的でした。

 

明日の満潮時間 10時54分 潮位181cm
明日の干潮時間17時14分 潮位 96cm

※明後日(13日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 12時23分 潮位174cm
明後日の干潮時間18時21分 潮位108cm

14日(火)の干潮時間 7時45分 潮位109cm
14日(火)の満潮時間13時55分 潮位178cm

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