観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

トウネンが増えてきました。

2022-09-22 17:54:38 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時58分 潮位 78cm

今日の満潮時間16時45分 潮位230cm

 

明日から3連休の方も多いと思います。

この前の連休は台風の影響で散々な天気でしたが今度の連休も天気が心配です。

せっかく秋のシギ・チドリやタカの渡りに最適な時期に天候が悪いのは残念です。

 

名古屋市野鳥観察館では、明日からの3連休(9月23日(金・祝)~25日(日))に「秋の野鳥イベント2022」を開催します。

明日の午後(受付時間13:00~15:00)は野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」を実施します(申込不要、参加費500円(材料費込))。

鳥のミニリースづくりでは、紙紐のリースの土台に、好きな鳥、花、葉っぱなどのパーツをホットボンドで貼り、みなさんのオリジナルのリースを作ります。

ホットボンドを使用するので、小学生以下のお子さんは保護者の方とご参加ください。

こちらはミニリースの作成見本↓。

また、明後日(9月24日(土))の「野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」は、まだ参加者募集中です。

お天気が心配ですが、雨のお天気の方が干潟には野鳥がたくさんやってくる傾向にはあります。

ご参加をお待ちしています。

★9月23日(金・祝)~25日(日)秋の野鳥イベント2022@名古屋市野鳥観察館

 

 

明日が雨なら、やっぱり今朝も行ってこようと、7日連続で雨が降ってきそうな薄暗い早朝の干潟に向かいました。

最初はアオアシシギとソリハシシギしかいなかった左岸でしたが、そのうちにオオソリハシシギ3羽が飛来しました。

導流堤の干潟を見回しても他のシギ・チドリが見えなかったので心配していましたが、しばらくするとハマシギとトウネンの混群が飛来して来ました。

すこし寂しい干潟でしたが、ハマシギやトウネンが飛来すると干潟が賑やかになります。

干潟に降りたトウネンたちは、幼鳥が主で、幼羽から冬羽に換羽が進んだ個体も確認できるようになりました。

昨日は50羽程度しか確認できなかったトウネンですが、今日のカウントでは100羽近くまで飛来数が増えています。

明日も天気が悪そうですが、悪いが故にシギ・チドリ達は藤前干潟から抜けることなく週末までは残っていてくれるでしょう。

 

そして、今日は野鳥観察館の事務所の窓から遠くのサクラの木を見ると、樹冠を飛び回るハイタカのような姿が見えました。

もしやと見に行くと、3羽のツツドリがサクラやプラタナスで毛虫を捕らえていました。

この他、オオルリなども見られており、野鳥観察館のある稲永公園では夏鳥の姿が多くなっています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,070、ダイサギ101、コサギ1、アオサギ108、マガモ30、カルガモ106、コガモ101、オナガガモ4、ヒドリガモ6、ハシビロガモ5、トビ3、ミサゴ11、シロチドリ56、ダイゼン35、トウネン95、ハマシギ271、コオバシ1、オバシギ2、コアオアシシギ2、アオアシシギ39、イソシギ2、ソリハシシギ2、オグロシギ9、オオソリハシシギ5、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ88 
他 エゾビタキ、キビタキ、オオルリ、ツツドリ、イソヒヨドリ、モズ、ムクドリ、キジバト、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間10時37分 潮位 66cm

明日の満潮時間17時09分 潮位242cm

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台風通過後の藤前干潟

2022-09-21 10:51:40 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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今日は第三水曜日のため野鳥観察館は休館日です。

 

藤前干潟

今日の干潮時間 9時08分 潮位 92cm

今日の満潮時間16時19分 潮位218cm

 

昨日の火曜日、そして今日と野鳥観察館は休館日です。

昨日の明け方、防風警報解除後に観察館の施設及び周辺の見回りに行きました。

昨日は、週末までの干潟とは違って、広がった干潟にはサギの姿が再び目立つようになり、導流堤の先端ではオグロシギが8羽集まっていました。

ハマシギやトウネンも飛来数を減らすこと無く飛来しているようです。

 

今日も早朝に少しの時間だけ、広がり始めた干潟を覗いて来ました。

左岸の干潟には、シギ・チドリ達が飛来してきます。

導流堤の干潟では、シギ・チドリの姿をあまり見つけられなかったので、大部分のシギ・チドリ達が左岸に飛来しているようです。

ハマシギやトウネン、ダイゼンの群れにはオオソリハシシギやオバシギ・コオバシギの姿も混じっていました。

ハマシギやトウネンも着地。

干潟に降りたオオソリハシシギ2羽もエサを探し始めます。

一時期、抜けていたオバシギも悪天候の先週末に再飛来しています。

そして、コオバシギが1羽。

コオバシギの左には、17日(土)に観察できた、キリアイも観察できました。

水際にも2羽のキリアイが。土曜日と同じく計3羽のキリアイが確認できました。

 

今日は時間が無かったので、全体のカウントは出来なかったですが、左岸だけでもシロチドリ6、ダイゼン17、トウネン51、サルハマシギ1、ハマシギ196、キリアイ3、コオバシギ1、オバシギ2、アオアシシギ34、コアオアシシギ2、アカアシシギ1、ソリハシシギ12、オオソリハシシギ2を観察できました。

 

シギ・チドリ達は30分ほど左岸に滞在した後、再び導流堤の干潟や干出し始めた永徳スリップ西側の干潟に移動していきました。

 

9月23日(金・祝)~25日(日)は、
    「秋の野鳥イベント2022」を開催します。

9月24日(土)の野鳥観察会と野鳥のおはなしは、まだ参加者募集中です。

ご参加をお待ちしています。

★9月23日(金・祝)~25日(日)秋の野鳥イベント2022@名古屋市野鳥観察館

22日(木)の干潮時間 9時58分 潮位 78cm 
22日(木)の満潮時間16時45分 潮位230cm

23日(金)の干潮時間10時37分 潮位 66cm
23日(金)の満潮時間17時09分 潮位242cm

24日(土)の干潮時間11時12分 潮位 56cm
24日(土)の満潮時間17時34分 潮位251cm

25日(日)の干潮時間11時44分 潮位 51cm
25日(日)の満潮時間17時58分 潮位258cm

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環境デーなごや2022へ行ってきました。

2022-09-20 21:14:26 | 秋の藤前干潟

本日(20日(火))は休館日です。

 

9月17日(土)に3年ぶりに久屋大通公園で行われた「環境デーなごや2022」へ行ってきましたので、そのご報告です。

今年の「環境デーなごや」は藤前干潟がラムサール条約登録20周年を迎えるのを記念して、

「藤前干潟ラムサール条約登録20周年~つなげよう! 命の輝き いきもののつながり~」をテーマにしていました。

 

会場では、藤前干潟に飛来する野鳥の鳴き声の音声が流れていたり、藤前干潟の生きもののパネルやゲームがあったり、干潟のフォトスポットがあったりして

あちこちで藤前干潟を聞いて、見て、知ることができるようになっていました。

 

そして、藤前干潟関連のブースが今年は集結。

藤前干潟ふれあい事業実行委員会のブースでは、胴長くんが迎えてくれていました。

藤前干潟の未来へのメッセージを募集しているコーナーも。

こちらは藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のブース↓。

こちらは藤前干潟のカニ釣り体験ができました。子どもたちに大人気で常に人がたくさんいました。

藤前干潟を悩ませるごみも展示↓。

 

そして、午後にはステージで「ようこそ!藤前干潟へ~つなげよう!命の輝きいきもののつながり~」が行われました。

野鳥観察館の木村純子さん、藤前干潟を守る会の梅村幸稔さん、そして劇団シンデレラと一緒に、藤前干潟の野鳥や底生生物などの生きものや、藤前干潟の魅力や楽しみ方などを学べるステージになっていました。

 

心配していた雨は降らなかったものの、とても蒸し暑い日となりましたが、多くの方が環境デーなごやを楽しんでいる光景が見られました。

藤前干潟のことをより知ってもらい、実際に藤前干潟に来たり、興味を深めてもらえるきっかけとなっていると嬉しいと思います。

 

そして、藤前干潟の展示のお知らせです。

現在、イオンモールでは、SDGs フェス(9/16(金)~ 9/27(火))が実施されており、

イオンモール名古屋茶屋では、その一環として藤前干潟の展示「未来へつなごう!藤前干潟 ~都会の楽園でいのちを繋ぐ~」が行われています。

【期間】9月14日(水)~ 9月28日(水)

【場所】イオンモール名古屋茶屋 2階 ウエストスペース

フォトスポットや写真展示、メッセージコーナーがあります。

イオンモール名古屋茶屋に行かれる際は、ぜひ展示にも足を運んでいただき、藤前干潟の未来についてのメッセージをお寄せください。

 

明日(21日(水))は第三水曜日のため、休館日です。

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強風の藤前干潟

2022-09-19 15:00:00 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 6時19分 潮位109cm
       20時41分 潮位176cm

今日の満潮時間14時43分 潮位189cm

13時36分 、名古屋市内に暴風警報が発令されたため、臨時閉館いたしました。

台風14号が九州に上陸し、徐々に東海地方に近づいています。

南陽処分場の工事で稼働していた煙突に届く高さのクレーンも、くの字に折りたたまれて台風に備えています。

早朝、最大干潮時間の藤前干潟では大部分のシギ・チドリは導流堤先端の干潟に集まっていました。

左岸の干潟には鳥たちの姿は少なめで、サギの仲間は葦原の陰で風を避けています。

強風と時折の強い雨という天候なので、他の野鳥観察者やカメラマンの姿もありません。

左岸の干潟に飛来してたシギは、オオソリハシシギが1羽と、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギのみでした。

シギ類は少なめでしたが、コガモの群れが再び戻ってきて、群れの中にシマアジの姿も確認できました(コガモの群れの中に最低3羽は確認できます)。

シマアジの特徴である眉斑がはっきりした雄の個体は分かりやすいですが、雌の幼羽のシマアジはコガモと結構間違います。

見れば見るほどみんなシマアジに見えてくるし、コガモにも見えてきてイライラします。

やっとシマアジを見分けられるようになったと思っても、1年後の今頃には、識別ポイントをきれいさっぱり忘れています。

やっぱりシマアジは春に観るのが正解です。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,480、ダイサギ24、アオサギ14、マガモ40、カルガモ306、コガモ44、オナガガモ35、シマアジ6、ミサゴ2、ダイゼン16、トウネン50、ハマシギ254、コオバシギ1、オバシギ2、アカカシシギ2、コアオアシシギ4、アオアシシギ56、イソシギ2、ソリハシシギ36、オグロシギ2、オオソリハシシギ6、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ2、ウミネコ164、オオセグロカモメ1

*今日は最大干潮時間に干潟があまり干出しなかったため、正確なカウントができていません。

 

風や雨が強くなってきて台風がますます近づいているのを感じます。

みなさま、くれぐれもお気をつけください。

 

9月23日(金・祝)~25日(日)は、「秋の野鳥イベント2022」を開催します。

チラシ等には本日(9月19日(が申込締切と記載していますが、9月24日(土)の野鳥観察会と野鳥のおはなしは、まだ参加者募集中です。

ご参加をお待ちしています。

★9月23日(金・祝)~25日(日)秋の野鳥イベント2022@名古屋市野鳥観察館

※9月20日(火)・21日(水)は振り替え休館日および第三水曜日のため休館します。

22日(木)の干潮時間 9時58分 潮位 78cm 
22日(木)の満潮時間16時45分 潮位230cm

23日(金)の干潮時間10時37分 潮位 66cm
23日(金)の満潮時間17時09分 潮位242cm

24日(土)の干潮時間11時12分 潮位 56cm
24日(土)の満潮時間17時34分 潮位251cm

25日(日)の干潮時間11時44分 潮位 51cm
25日(日)の満潮時間17時58分 潮位258cm

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台風14号接近に伴うお知らせ 続報

2022-09-19 13:52:06 | お知らせ

13時36分、名古屋市内に暴風警報が発令されたため、

名古屋市野鳥観察館は臨時閉館いたします。

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