観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

2024年秋の藤前干潟クリーン大作戦、ありがとうございました。

2024-10-23 22:57:03 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間10時15分 潮位209cm

今日の干潮時間15時03分 潮位163cm

 

今日は雨がよく降り、10月下旬とは思えないほど蒸し暑い日となりました。

こんなに暖かくて良いのかと不安になるくらいですが、冬鳥たちは続々と渡って来ており、チュウヒやジョウビタキも見られるようになっています。

 

さて、10月19日(土)は2024年秋の藤前干潟クリーン大作戦を開催することができました。

開催日のしばらく前から天気予報を確認していましたが雨予報が出ていて、直前まで開催できるのか心配でしたが、当日の午前中はなんとか雨がふらず、無事開催することができました。

このような状況でしたが、今回の藤前干潟クリーン大作戦も非常に多くの方に参加いただき、全会場で1,987名の参加者があり、1,028袋(45Lのごみ袋)のごみを回収することができました。

また、午後からの干潟観察会の参加者は51名でした。

参加、協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

中堤会場の受付の様子↓。

今回はメリ夫くんが中堤会場に来てくれていました。

中堤会場は堤防の急な法面を下った先にごみが漂着しているので、法面を降りる際はロープを使って慎重に作業していただくようお願いしています。

中堤会場で集まったごみの一部↓。

 

こちらは藤前会場↓。藤前会場にも多くの参加者が来てくださいました。

マイクロプラスチックも拾ってもらいました。

中堤会場では、午後から干潟観察会を開催。雨が一時強く降る時間帯があったので、雨がやむのを少し待って行いました。

例年のこの時期であれば、雨が降ったら寒くて干潟に入りたくなくなると思うのですが、今回は暖かくて寒さは全くなかったようです。

今後も藤前干潟クリーン大作戦をよろしくお願いいたします。

 

【猫の里親になってくださる方を探しています】

稲永公園で10月10日(木)と10月11日(金)に保護された猫2匹の里親を探しています(黒1匹とシャムMIX1匹、どちらもオス)。

稲永公園に捨てられていた2匹の猫です。

どちらの猫も人懐っこい性格だそうです。

家族として迎えることを検討いただける方は、以下のチラシに記載されている連絡先へご連絡ください。

 

 

10月19日(土)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ8、カワウ411、ゴイサギ18、ダイサギ39、コサギ2、アオサギ32、クロツラヘラサギ2、マガモ17、カルガモ95、コガモ42、ヒドリガモ135、オナガガモ237、ハシビロガモ22、ホシハジロ1、キンクロハジロ42、スズガモ9、ミサゴ14、トビ2、チュウヒ1、シロチドリ15、ダイゼン24、トウネン17、ハマシギ141、エリマキシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、セグロカモメ3、オオセグロカモメ2、ユリカモメ1、ウミネコ73

イソヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

10月20日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ7、。カワウ1,055、ダイサギ24、コサギ1、アオサギ54、マガモ5、カルガモ2、コガモ686、オナガガモ384、ヒドリガモ113、ハシビロガモ55、ホシハジロ31、キンクロハジロ3、スズガモ482、ミサゴ21、トビ1、シロチドリ28、メダイチドリ11、ダイゼン22、トウネン31、ハマシギ438、オバシギ2、アオアシシギ21、イソシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、ユリカモメ5、ウミネコ166

キジバト、ハシボソガラス、モズ

 

明日の満潮時間11時37分 潮位195cm

明日の干潮時間16時29分 潮位174cm

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明日は、藤前干潟クリーン大作戦を開催予定です。

2024-10-18 23:48:17 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時13分 潮位281cm

今日の干潮時間12時14分 潮位 73cm

 

明日は秋の藤前干潟クリーン大作戦の開催予定日です。

現時点の予報では、19日午前中は雨が降らないようですので開催する予定ですが、最終の開催可否の判断は19日早朝に行い、朝6時までに藤前干潟クリーン大作戦のHP<https://cleanupfujimae-1.jimdofree.com/>に掲載します。

参加方法等の詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のHP)をご覧ください。

 

昨日、今日と藤前干潟クリーン大作戦の開催会場の準備を行いました。

準備は整っていますので、あとはお天気がもって無事に開催できることを願っています。

 

昨日観察できた主な野鳥(カウントできていない種もあります。) カンムリカイツブリ1、カワウ115+、ダイサギ46、コサギ2、アオサギ43、クロツラヘラサギ2、マガモ6、カルガモ56+、コガモ、ヒドリガモ65、オナガガモ455、ハシビロガモ79、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ291、ミサゴ20、トビ2、シロチドリ13、メダイチドリ15、ダイゼン、トウネン64、ハマシギ142、アオアシシギ12、イソシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、セグロカモメ4、オオセグロカモメ2、ウミネコ87

キジバト、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、モズ、ドバト

 

明日の満潮時間 7時43分 潮位265cm

明日の干潮時間13時22分 潮位111cm

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カイトオプティック スマートフォンアダプター

2024-10-16 19:50:00 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間10時57分 潮位 43cm

今日の満潮時間17時12分 潮位257cm

今日は第三水曜日の為、野鳥観察館は昨日に引き続き休館しています。

10月14日、昨年9月にkowaより発売された66mmフローライトレンズを使用したTSN-66Sのスコープを持った方が野鳥観察館にお越しになりました。

このスコープはまだ覗いたことが無かったので、他のスタッフも交え色々触らせてもらいました。

最近は新しい機種のスコープが販売されても近くに買う人がいなくて、デモ機が来ないと覗く機会が無く、良い経験をさせていただきました。

TSNー66SはすでにあったTSN-664と違い、77mmや88mm99mmと同じワイドズームアイピースが使える事が良いと思いました。

kowaさんのスコープもノーマルレンズやEDレンズの機種が減って、フローライトレンズ推しになり、価格も上昇して簡単に手に入れられなくなってしまいましたね。

そして、このTSN-66Sをお持ちの来館者の方が、スマスコ用のKite Optics Partsスマートフォンアダプターをご希望され、運よく前日に届いた2個の内1個をお譲り出来ました。(14日現在在庫は無くなりました。)

このスマートフォンアダプターの良いところはスマートフォンの装着の時間が短いところです。

メーカー(Kite Optics)はアダプターを事前に付けていれば1秒でスマートフォンをスコープに装着できると言っています。

ちなみに私は3秒くらいかかりますが、、、

事前に光軸調整をしておけば、アダプターのスコープの装着を含めても10秒ぐらいでスマスコ撮影を行えると思います。

色々ななスマートフォンアダプターを無駄遣いましたが、今のところ一番使いやすいのがこのKite Opticsのアダプターです。

最近の野鳥観察館のX(旧Twitter)での野鳥動画でケラレの無いものはこのアダプターを使用しています。

またこのアダプターは特に接眼レンズの口径が大きなスワロフスキーのスコープSTX・ATXにも対応します。

<bdi>このKite Opticsのスマートフォンアダプターを本国ベルギーから直接購入すると、海外送料を含めて1つで93.51ユーロ、さらに輸入関税・消費税が約10%がかかって、今日のレートで16,720円になってしまいます。</bdi>

<bdi>今回はたまたま1個余っていましたが、普通は欲しがる人が少ないので取り置きが有りません。
</bdi><bdi>事前に予約いただき、1週間ぐらい時間をくだされば、野鳥観察館ではもう少しお安くお分けできると思います。</bdi>

国内でも、こんな使いやすいスマートフォンアダプターをスコープメーカーが販売してくれれば、デジスコブームの後は家にしまったままのフィールドスコープを再び野外に持ち出す人が増えるかもしれません。<bdi></bdi>

Kite Optics Partsスマートフォンアダプター関連日記リンク

新しいスマスコアダプターその1

新しいスマスコアダプターその2

春の嵐、そしてスマスコアダプター総括

観察館からは鳥が遠いから

<bdi>また同じKite Optics社のスコープバックパックVIATOについては、現在2個の在庫があります。まだ円がユーロに対しそこまで安くない頃に輸入したので、今輸入するよりもお安くお分けできます。</bdi>

Kite Optics Partsスマートフォンアダプター関連日記リンク

新しいスコープバックパック

カイトオプティック社 Viato トライポッド バックパックを再度輸入します。

KITE OPTICS Viato が戻って来た。

明日の満潮時間 5時28分 潮位264cm

明日の干潮時間11時37分 潮位 48cm

 

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彗星を見ました。サルも見ました。

2024-10-15 23:27:50 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時25分 潮位 68cm

今日の満潮時間16時10分 潮位246cm

※今日は野鳥観察館の休館日でした。

 

ここ数日は西の空に紫金山・アトラス彗星を見ることができるのだと教えていただき、昨日の夕方、西の空を眺めました。

野鳥観察館からは西を見ると空が広がっていて、名古屋市内では絶好の場所です(照明が明るいですが)。

太陽が沈んでしばらくすると、金星が輝いて見えました。

その後、さらに暗くなって18時頃、目的の彗星を肉眼でも見ることができました。

うっすらとでしたが尾がのびているのがわかりました。

こちらは普段野鳥撮影をしている800ミリのレンズで撮影した彗星(ノートリ)↓。

何でも、この彗星が次に見られるのは8万年後なんだそうで、見ることができてとてもラッキーでした。

 

また、今朝は9時過ぎ頃に野鳥観察館のある稲永公園でサルを見ました。

昨日も名古屋市内で目撃されていたそうですが、まさか身近な場所にいるとはびっくり。

 

今はもう港区にはいないようですが、街中から早く去ってくれると良いなと思います。

もし、サルを見かけた際は、目をあわせないようにとのことです。

 

※明日(10月16日(水))は野鳥観察館の休館日です。

10月17日(木)の干潮時間11時37分 潮位 60cm

10月17日(木)の満潮時間17時42分 潮位274cm

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淡水性のシギ・チドリも観察出来ました。

2024-10-14 16:40:37 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時25分 潮位 68cm

今日の満潮時間16時10分 潮位246cm

徐々に日が昇る時間が遅くなって、今日の日の出は5時58分。 
昨日は、左岸に集まっていたシギ・チドリ達は6時半前には干出し始めた永徳スリップ西側の干潟に移動してしまいましたが、
今日は昨日に比べ干潮時間が1時間遅くなったので、今日の永徳スリップへの移動は7時10分。昨日より50分ほど長く観察ができました。

昨日は400羽台だったハマシギは600羽まで飛来数を増やし、その代わりトウネンの飛来数は引き続き減り、今日は49羽しか数えることが出来ませんでした。

引き続きメダイチドリは20羽以上観察でき、シロチドリの飛来数も増えてきて今日は41羽を数えることが出来ました。

ゴカイを捕らえたシロチドリはメタルリングが付けられていますが遠くてよく見えません。

今日も引き続き1羽だけですがキリアイも観察できています。庄内川河口に長期に滞在している間に冬羽への移行が進んで、見つけづらくなりました。

ダイゼンが降り立った所に1羽、赤褐色の体が目立つウズラシギです。

主に田んぼなどの淡水で観察でき、汽水域の庄内川河口では年に1・2度しか観察できない種類です。

しばらくすると、もう一羽。

秋に水の残った田んぼが少なくなってからは淡水性のシギは以前に比べると見ることが少なくなりました。

 

そしてもう1羽。
ハマシギの群れと一緒に休息する小さな濃い灰色が目立つシギ。(↑写真左)

トウネンと同じような大きさですが、トウネンが黒い脚に対してこのシギは黄緑色の足。

冬羽に移行し灰褐色が目立つオジロトウネンです。

このオジロトウネンも、先ほどのウズラシギと共に淡水の田んぼなどで見ることができ、越冬する個体もいます。

今日は、藤前干潟では見る機会が少ない、ウズラシギとオジロトウネンを見ることができました。

淡水性のシギが観察できることはシギ・チドリの渡り終盤といえども、まだまだ鳥たちの移動が引き続いていることを感じさせられます。

 

 

冬の主役のカモ達は、カルガモの飛来数が減ってきたのに対し、コガモ1,000羽が超えて、オナガガモも500羽を超えてきました。

また、藤前地区には250羽程のスズガモも渡ってきています。

11月になれば藤前干潟の主なシギ・チドリは越冬個体のハマシギとダイゼンだけになり、冬鳥のカモ類に主役を交代していきます。


今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ310、ダイサギ36、コサギ2、アオサギ41、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ4、マガモ103、カルガモ46、コガモ1,310、ヒドリガモ105、オナガガモ539、シマアジ2、オカヨシガモ4、ハシビロガモ18、ホシハジロ12、キンクロハジロ3、スズガモ263、ミサゴ24、トビ2、ノスリ2、ハジロコチドリ2、コチドリ3、シロチドリ41、メダイチドリ22、ダイゼン43、トウネン41、オジロトウネン1、ハマシギ615、ウズラシギ2、コオバシギ6、オバシギ2、キリアイ2、コアオアシシギ2、アオアシシギ12、イソシギ2、ソリハシシギ4、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ1、セグロカモメ6、オオセグロカモメ2、ウミネコ152

※明日(10月15日(火))、明後日(10月16日(水))は野鳥観察館の休館日です。

10月17日(木)の干潮時間11時37分 潮位 60cm

10月17日(木)の満潮時間17時42分 潮位274cm

 

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