定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

サリンジャー ブーム再燃?

2018年11月03日 21時39分24秒 | 日記

上映中の『マイ・プレシャス・リスト』、18歳でハーバード大卒のヒロインのバイブルは、サリンジャーの『フラニーとゾーイ』の初版本。
そして、上映中と近日公開のサリンジャー関係2作品。

再燃と言わずとも、世界各地・各年齢層で大小の炎上は繰り返しているであろう。
僕がサリンジャーを読んだのは大学1年の時、野崎孝訳の『ライ麦畑で...』です。衝撃と共感とその時の自分との乖離感を覚えた。

本日の鑑賞は、『ライ麦畑で出会ったら』。
1960年代のハイスクール4年生が、サリンジャーに会いに行く、まぁ単なるロードムービーなのだが。据え膳に手を出さぬ少年の有り様は、ライ麦畑のホールデンそのものである。

60年代のアメリカ音楽が心地よく、2度ばかりウトっとした。サリンジャー役のアカデミー俳優・クリス・クーパーが頑強すぎる印象。
僕の勝手なイメージとしてのサリンジャー像はジャズピアノのビル・エバンスとカブる。

たまには読書で、村上春樹のライ麦畑を読む気になっている。