今日は今までの中で一番暖かいかも。いえ、お日様はそれほどでていないので、空気が生暖かいのね。
やっと欧州からの飛行が再開されたみたい。
巻き込まれちゃった方々ご苦労様でした。だた、この噴火が何時まで続くのか・・ことによったらまた飛行禁止がありえるということですよね。ああ大変。
今回は各航空会社で対応はまちまちだけど、概ね払い戻しや便の変更はフレキシブルに対応してくれたようですね。逆にホテル業会は稼ぎ時・・とばかりに30%もアップしたところがあったとか。
旅行保険のありがたみが湧いてきますね。
おフランスは未だに危険地域が多いのルートを変更して大回りで飛んでいるというはない。こうなると燃料代だってばかにならないし、体力のない航空会社は経営そのものが危険かもしれませんね。
そういえば、ニュースで飛行禁止措置のまだ解除されていなかった頃に、何故か特別許可をとってマヨルカからザルツブルグに向けて飛んでいた飛行機がザルツブルグの飛行場の閉鎖にともなってミュンヘンに特別に降りた・・とやってたけど・・なんで飛べたんでしょうかね?
しかもkおばちゃんも利用したことある格安大手のエアーベルリン・・その事情が不思議でしょうがないんですけどね。
○1月5日(火)
いよいよイギリスともお別れです。

無事ご搭乗できそうなkおばちゃんです。
機内はほぼ満席。定刻にブリッジがはずされるみたいです。外は真っ暗です。
離陸後は一路、ドイツ、デンマーク・・と飛行して行きます。
kおばちゃんは相変わらず通路のお席でしたが窓側とお隣のお席は日本男子でありました。ああよかった。往路はちょっと困ったさんでしたからね。
彼らはお友だちのようで、会話が何気なく聞こえてきました。『いあーアンタルヤで水着がなかったのが残念だったね。』って。え??アンタルヤ??アンタルヤってあのアンタルヤ??トルコのアンタルヤ??
とっても気になったのでオバサン根性で聞いて見ました。『アンタルヤってトルコのアンタルヤですか?そこにいらしたの?』て。
すると彼らは『そうですよ。12月27日から昨日までいたんですよ。』とのお答えが・・kおばちゃんのアンタルヤ入りと同じ日です。
その答えでkおばちゃんピンときました。アンタルヤのお宿の女将さんが『この町でディベートの世界大会が開催されてるんですって。』といったことを思い出し、『もしかするとディベート大会に参加してたの?』と聞いたら、まさにその通りだったんです。大会に参加した大学生さんでした。
まあまあ、わざわざイギリス経由でご帰国ですかね。しかも聞いて見たら、ここロンドンまで来るのにアンタルヤ→イスタンブールと乗り継いできたそうだ。アラ大変。
彼らは行きもイスタンブール経由だったそうな。で、イスタンブール宿泊して観光をしたそうである。
あらあら、kおばちゃんが今回足を踏み入れなかったろこですね。
今回のこのトルコ旅行で何でkおばちゃんがイスタンブールを入れなかったか・・ま、今回の旅行の最初の目的が実は昨年訪問して観光し損ねた『北キプロス観光』というのが目的だったので、最初の目的地をアンタルヤに設定した・・のだけど、結局帰国便の関係で本命が観光できなくなった・・ということだったので、別に『トルコ』にこだわっていた訳ではなかったからなんです。
それに、トルコ行きを決めてから色々とネットで検索すると・・イスタンブールはカオスの状態の町。特におばさんといえども一人旅の女性にとっては危険ゾーンと言うことと、今回の旅程にちょっとだけ組み込むにはあまりにも魅力的な町なので、組み込めない・・とわかったからです。
でもイスタンブールに興味のあるkおばちゃん。彼らに聞いて見ました。どうだった??って。
すると彼ら『いやーー騙されましたよ。』とのこと。いえ、正確には騙されるのを期待していたのでその通りだった・・ということなんですけどね。
そうなんですよね。ネットの中ではかなり有名な『絨毯詐欺』の話。kおばちゃんも知っていました。そのなかでも有名人、自称数少ない絨毯鑑定氏Ü.M氏のこと。kおばちゃんにとっては謎の人物でした。
で、彼らに『もしかするとÜ.Mに会ったの?』と聞いたところ・・会ったとのこと。
おばちゃん根性で『えーー画像とかないの?』と聞いたのですが『ない』・・とのことでした。残念!
いえ、ネット上で有名な割りにはこまめにその『悪い噂』の痕跡を消しまわっているようで、なかなか画像がおがめなかったから、ご尊顔を拝して見たいと思っただけなんですけどね。
彼ら曰く『ありゃ、相当ななイケメンですよ。女子がくらっとするのもわかるわ』とのことでした。ああ、残念!
確かに一般的にトルコの男性それも若いうちは、前にも書いた通りかなり皆さんイケメンですよね。でも・・・イケメンの『オヤジ』に出会ったことがない・・ということはあるところで絶大な変化を遂げるんでしょうね。年とったÜ.M氏を見て見たいもんです。
彼らのしているであろ『絨毯詐欺』ということは日本の尺度いえ、西洋的な考えでゆくと完全に『犯罪行為』だと思います。しかし・・・イスラムの世界ではどうなんでしょうね?
kおばちゃんも詳しくは知りませんが、イスラムの社会でえは『商人の倫理』が重きを置かれていると聞きます。つまり、ものを売買して儲ける・・ま、平たく言えば値段をふっかけても良い・・その値で取引できれば、たとえ愛の言葉をささやいたとしても、その時はそう思ったんだから・・と言う論理が成り立つんでしょう。私たちの属している世界では『金儲け』は軽蔑される行為と思われてませんか?イスラムの世界では尊敬される行為のようです。
また、取引から生じた『利益』をある程度は『分け与える』こが当たり前である・・という論理がイスラムの教えだとも聞いています。
お金持ちから、貧しい人は、その冨を分け与えられることが『当然の権利』としてある・・・ということだと思います。
『働かざるもの食うべからず』という理論ではなく、貧しい人は金持ちから何がしかのものを分け与えられて当然なのでしょう。
金持ち日本人から高い手数料を払わせても、それは当然のこと。だからもしかすると、いわゆる『絨毯詐欺』と言う行為は・・価値は別にしても絨毯そのものは渡しているので、何も与えていない訳ではないから彼らの論理からすると『詐欺』ではなくて『商行為』だ・・という理論でしょう。
トルコと言う国は国教が無いと聞いていましたが、思想的にはバリバリのイスラム国家ということでしょう。改めて、トルコと言う国を考えされられました。
詐欺の被害に会われた方はホントにお気の毒です。エキゾチックで美しい思い出の出来る国だと思って観光に来てるんですものね。いわゆるアラブの国と言う意識はないと思います。
どっこい、トルコはどっぷりイスラムの考えの国。でも、『観光国家』をめざすのであれば、世界スタンダードの考えの商人を増やしてもらわないと困りますね。
イスラム的な考えは我々の概念と根本的に違っているし、あのトルコと言う階級社会のなかでのし上がって行く、そして来ているという事実をもう少し研究した方が良いかもしれませんね。
彼らの話を聞いて、今回はkおばちゃん、勇気がなかったので足を踏み入れませんでしたけど・・もう少し面の皮が厚いなり、イスラム社会のことが理解できるようになったら是非行って見たいと思いました。
思わず機内でトルコの話に花が咲きました。
そうそう、機内食はコスト削減のあおりかなんだか低価格な感じで、美味しかったですけどねカレーです。
そして何よりも残念だったのは・・途中で機内エンターテイメントの機械の調子が悪くなってしまい。修復に物凄く時間がかかり・・結局あまり利用できなかったということです。
この故障でエコノミーはなにも保証されませんでしたが、ビジネス以上は金券もしくはマイルを与えられるということでした。
お疲れだったkおばちゃんは殆ど寝てましたけどね。
朝ごはんが提供されると・・もう直ぐ日本到着ですね。
長かったようで・・短かったkおばちゃんの今回の旅行もお終いに近づいてきました。アー日本に帰ったら現実が押し寄せてくるよ・・・
とぼやきながらも、無事日本に到着。日の丸さんがいっぱいです。
今回もスーツケースがちょっとダメージを受けています。で、日の丸さんの事務所に行くと『あ・・これは保証の範囲外ですけど・・』と。まあ、経営破綻が秒読みの段階ですからね・・厳しいのでしょう。
ただ、kおばちゃんは今回もカード保険とは別に保険に入りました。で、書類だけ作ってもらいました。
帰宅のために乗り込んだ電車は・・丁度帰宅ラッシュと重なって大荷物のkおばちゃんは皆様に語迷惑をおかけして・・帰りました。
ああ、明日からは現実が押し寄せてきます。今度は何時行けるでしょうかね?(了)