落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

予定変更で歩いたが・・

2006年02月10日 | 散歩・山歩き
 気温9度と冷たいが天気予報は一日中晴れといっており歩きにでかけた。
 先日に続きで藍那から徳川道を歩くつもりだったが途中で古い道標を見つけた。「こを○」とある。○は欠けていて読めない。地図を見るとずっと西の先に木見峠がある。○は「み」に違いない。かねてから藍那から大山寺(温泉)まで歩く道がきっとあるはずだと思っていたが、これのことだったのだなと予定変更した。

 尾根道で見晴らしはよくないが、冬の山道は木が葉を落としているので明るく、木々の間から遠く須磨の山々が見えた。ここも国営明石海峡公園の予定地なのか所々調査中の標識があった。2時間あまり野鳥の声や梢をきる風の音を聞きながら歩いた。坂を下りると突然道が途切れ工事用の車道にとびだした。どうやら公園予定地の西の端にあたるらしい。その先から自動車音が聞こえてきた。おまけに進入禁止の金網のフェンスだ。こっちは外に出たいのにえらいことになったなと思い乗り越えられそうな所を探した。幸い向こう側にコンクリートの土手が高くなっているところがあり、リュックを先に渡しこんだ。そしてフェンスの上に両手をかけ力いっぱい身体を引き上げ乗り越えることができた。

 フェンスを越えると神戸淡路鳴門自動車道が下に走っており、向こう側に渡る歩道橋があった。これがどうやら地図にある木見峠らしい。
 歩道橋の向こう側は一般道がある。車道歩きは避けたいので大山寺の里まで遠回りでも山道を歩きたいのだが、地図にあるような道は見つからなかった。田んぼの向こう側に山に分け入る道がないものかと期待しながら歩き始めたが、とうとう見つからず延々2時間近くコンクリート道を歩いた。

 山中は優雅な?風流人のつもりだが、歩道のない一般道を歩くのは惨めでつらいものがある。「ハイキングコースでもないところを歩くやつはおらんでぇ、いい道だったんだがなぁ」と心の中で葛藤を繰り返し大山寺についた。
 大山寺温泉はラジウム温泉で近年「なでしこの湯」と名前を変えた。地域興しで地場産の野菜売り場なども設けられていた。天気がいいせいか中高年のお客さんがほとんどだった。帰りは地下鉄学園都市駅までシャトルバスが送ってくれた。これも以前はなかったはずで、いろいろ集客に工夫をこらしているようだ。