高校独自科目に「日本の文化」 兵庫県、歴史教育を充実 2006/02/20産経新聞 == 日本人の自覚、誇り養う == 兵庫県は二十日、高校教育における日本史教育の充実を図るため、県立高校の独自科目として「日本の文化」(仮称)を創設、各高校に新教材を配布することを決めた。高校の必修科目から「日本史」が外されている現状を重く見て、日本の伝統芸能や文化史などの歴史教育を充実させる。選択科目の中の「学校設定科目」に位置づける方針で、平成十八年度予算に関連事業費四百万円を計上する。 大学受験で世界史や地理を選択する受験生が増えていることから、多くの高校で日本史が選択科目となり、高校で日本史を学習しない生徒も出ている。また、修学旅行で海外を経験した高校生の多くからは「日本のことを外国人に聞かれても説明できなかった」との感想も漏れている。 県教委ではこうした現状を重視、日本人としての自覚と多様な文化を尊重できる態度を育成するには「足元からの日本史教育が不可欠」と判断、独自科目の創設を決めた。 新教材開発の基本方針を定めるため、県教委に学識経験者や県立高校長、県立高教員を委員とする構想委員会を四月にも設置。基本方針が固まり次第、教材開発を行うため学識経験者や県立高校長らを委員とする開発委員会を設置する。およそ一年間かけて内容を吟味、検討する。 県教委では「日本人の誇り、アイデンティティーが失われつつある。国語のスピーチなど学習指導要領にはない独自の科目を設けている高校は多く、県で独自科目を創設しても問題はない」と説明。教材は「伝統文化」に中軸を置く予定だ。 県は二十一日開会の県議会に関連事業費を盛り込んだ来年度予算案を提出するが、歴史認識についての見解をめぐって議会の一部からの反発も予想される。 |
非常にいい、すばらしいことだ。
私などはもう一度いっしょに勉強させてもらいたいぐらいだ。日教組、共産党、社民党、公明党などの反発が予想されるが、是非実現し未来の国際人を育ててもらいたいと思う。