対中ばかりに焦点 戦略性ない NHK 2006/02/15より 「安倍官房長官は、14日の衆議院予算委員会で、小泉総理大臣の靖国神社参拝によって冷え込んでいる中国との関係について、「外交は、世界全体を見渡して考えるべきで、中国との関係ばかりに焦点をあてるのは、戦略性がない」と述べました。 この中で、安倍官房長官は、アジア外交の現状について、「小泉内閣はダイナミックにアジア外交を展開している。例えば、インドとは、経済面だけでなく、安全保障の分野についても、戦略的なパートナーとして協議していこうと、両国で新たな合意を結ぶなど、非常に関係が強くなっている」と述べました。そのうえで、安倍官房長官は、冷え込んでいる中国との関係について、「大切なことは、世界全体を見渡しながら、日米関係を強化し、東南アジアの国々とは、自由貿易協定をスピード感をもって結ぶといったことに取り組むことだ。中国との関係ばかりに焦点をあてるのは、戦略性のない考え方ではないか」と述べました」。 |
うじうじと虐められる日本外交をみていると精神衛生上よろしくないが、この安倍官房長官の発言はやっと良くなってきたかという感じだ。
麻生太郎外相は4日講演会で、日本が植民地支配下の台湾の義務教育に力を入れたと指摘した上で、「台湾はものすごく教育水準が上がって識字率などが向上したおかげで、今、極めて教育水準が高い国であるがゆえに、今の時代に追いつけている」と述べた。
例のごとく中共は猛反発している。台湾は実質的には中共とは別の国だ。日本政府は「一つの中国」として台湾を認めなていないが、安全保障の分野で身近で親日的な台湾を戦略的なパートナーとして後押しすることはできないのかと凡夫は思うのだが。