しばしば元康さんから頂戴している絵手紙に水仙の絵があった。そうだ、淡路島の水仙がちょうど見頃を迎えているはず、ついでに諭鶴羽山にも上がってこようと思いついた。
黒岩水仙郷は若い頃に訪れたことがある。その頃は高速道路もなく3,4時間かかった。
今回は、近所の「しあわせの村」から阪神高速にのり布施畑ジャンクションから「神戸淡路鳴門自動車道」入った。明石海峡大橋はバスで通過したことはあるが、バイクで渡るのは初めてだ。海は早春の陽光にうらうらと輝きはるか下を通過するタンカーや漁船がのどかに見える。高い鉄塔と巨大なワイヤーで吊られた片側三車線の広い道路、雄大な景色の中を疾走するのはなかなか気持ちがいい。残念なことに駐停車厳禁で写真に撮ることは出来ない。
西淡三原で高速道を降り灘に向かった。一般道に入りようやく身体に温みが戻ってきた。
灘は淡路島の南部、大阪湾に面する。断崖沿いの海を見下ろす道路沿いにも水仙やパンジーが植えられている。沖の沼島は霞んでいた。
黒岩水仙郷には10時頃到着した。昔来たときとは違い、駐車場も整備され、断崖の斜面には歩きやすい遊歩道が出来ていた。観光バスも何台かやってきて歩道も賑やかになった。辺りは水仙の香りが漂い、上に登るにつれ春霞の海が広がり素晴らしい景色になった。
黒岩水仙郷から少し戻り諭鶴羽山に向かった。山塊の斜面を縫うように林道が山頂まで付けられている。途中からは地道になった。腰で重心をとり、大きな石ころにハンドルをとられないよう、尖った石を踏まないよう気を使う。ガードレールはなく緊張のひとときだった。途中大きな鹿に出会った。バイクの音に気付いた鹿は身を翻すとさっと崖に駆け上がっていった。
山頂のNTTのアンテナ設備が見えてくる頃、簡易舗装になった。山頂のすぐ下に駐車し付近を散策した。やや南にアカガシのうっそうとした群落があった。頂上からの眺望は東の海側だけであった。弁当の休憩をしようとしていると西側の牛内ダムから年輩夫婦が登ってこられた。一緒に弁当をとった。その後、水仙郷まで諭鶴羽神社を経由する古道を降りるとのこと。水仙郷にはバスが待っており、そのようなツアーだそうだ。
諭鶴羽山から北に向かって林道を走った。軽自動車が通れる程度で、一部地道もあった。落石が多く尖った石が散乱していた。カーブが多くガードレールもない。ガードレールがあっても当たるわけでもないのだが、ないと心細いものだ。
いつしか分水嶺を越え上田池(こうだいけ)に出た。満々と水をたたえ、堰堤の向こうに町が見えてき、ほっとする。
帰りは島の西側を北上し、北淡から高速道路に乗った。往復で数千円かかったが、時間の節約と安全を買ったと思えばありがたいことだ。
バイク走行 200km 帰宅 16:30
黒岩水仙郷は若い頃に訪れたことがある。その頃は高速道路もなく3,4時間かかった。
今回は、近所の「しあわせの村」から阪神高速にのり布施畑ジャンクションから「神戸淡路鳴門自動車道」入った。明石海峡大橋はバスで通過したことはあるが、バイクで渡るのは初めてだ。海は早春の陽光にうらうらと輝きはるか下を通過するタンカーや漁船がのどかに見える。高い鉄塔と巨大なワイヤーで吊られた片側三車線の広い道路、雄大な景色の中を疾走するのはなかなか気持ちがいい。残念なことに駐停車厳禁で写真に撮ることは出来ない。
西淡三原で高速道を降り灘に向かった。一般道に入りようやく身体に温みが戻ってきた。
灘は淡路島の南部、大阪湾に面する。断崖沿いの海を見下ろす道路沿いにも水仙やパンジーが植えられている。沖の沼島は霞んでいた。
黒岩水仙郷には10時頃到着した。昔来たときとは違い、駐車場も整備され、断崖の斜面には歩きやすい遊歩道が出来ていた。観光バスも何台かやってきて歩道も賑やかになった。辺りは水仙の香りが漂い、上に登るにつれ春霞の海が広がり素晴らしい景色になった。
黒岩水仙郷から少し戻り諭鶴羽山に向かった。山塊の斜面を縫うように林道が山頂まで付けられている。途中からは地道になった。腰で重心をとり、大きな石ころにハンドルをとられないよう、尖った石を踏まないよう気を使う。ガードレールはなく緊張のひとときだった。途中大きな鹿に出会った。バイクの音に気付いた鹿は身を翻すとさっと崖に駆け上がっていった。
山頂のNTTのアンテナ設備が見えてくる頃、簡易舗装になった。山頂のすぐ下に駐車し付近を散策した。やや南にアカガシのうっそうとした群落があった。頂上からの眺望は東の海側だけであった。弁当の休憩をしようとしていると西側の牛内ダムから年輩夫婦が登ってこられた。一緒に弁当をとった。その後、水仙郷まで諭鶴羽神社を経由する古道を降りるとのこと。水仙郷にはバスが待っており、そのようなツアーだそうだ。
諭鶴羽山から北に向かって林道を走った。軽自動車が通れる程度で、一部地道もあった。落石が多く尖った石が散乱していた。カーブが多くガードレールもない。ガードレールがあっても当たるわけでもないのだが、ないと心細いものだ。
いつしか分水嶺を越え上田池(こうだいけ)に出た。満々と水をたたえ、堰堤の向こうに町が見えてき、ほっとする。
帰りは島の西側を北上し、北淡から高速道路に乗った。往復で数千円かかったが、時間の節約と安全を買ったと思えばありがたいことだ。
バイク走行 200km 帰宅 16:30