落葉松亭日記

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栃東引退

2007年05月07日 | 日常・身辺
 横綱朝青龍を脅かす存在だった栃東が引退を発表した。
大関栃東が引退表明 優勝3回、けがにも苦しむ 産経(2007/05/07 11:28)
記者会見で引退を表明する大関栃東=7日午前、東京都足立区の玉ノ井部屋
 大相撲の大関栃東(30)=本名志賀太祐、東京都出身、玉ノ井部屋=が7日、東京都足立区の玉ノ井部屋で記者会見し、「気力がなくなった」と正式に引退を表明した。

 栃東は3月の春場所で頭痛を訴え、途中休場。精密検査で過去に脳梗塞を患っていたことが判明し、医師から引退を勧められたという。「(現役を)やりたい気持ちもすごくあったが、頭のことがあって前向きな気持ちになれなかった」と語った。今後は年寄「栃東」として玉ノ井部屋で後進を指導し、父で師匠の玉ノ井親方(元関脇栃東)の定年退職後に部屋を継承する。

 栃東はおっつけ、はず押しを武器に2001年九州場所後に大関に昇進した。新大関の02年初場所で初優勝し、序ノ口から各段すべてで優勝。肩や両ひざのけがに苦しみ大関から関脇に2度落ちたが、史上初めて2度とも復帰した。春場所まで大関を30場所務め、優勝3回を記録した。

 ■栃東の話 医師から相撲を続けることは考えられないと言われた。こればかりは仕方ない。今まで一生懸命やってきたので悔いはない。いい方たちに恵まれて相撲人生が送れた。

 ■栃東の父で師匠の玉ノ井親方(元関脇栃東)の話 入門したときは不安だったが、小さい体で精いっぱいやった。病気が分かったのは不幸中の幸いだった。本人も悔いはないと思う。

 栃東 大裕(とちあずま・だいすけ=本名志賀太祐) 東京都足立区出身、玉ノ井部屋。師匠の玉ノ井親方(元関脇栃東)の二男。94年九州場所で初土俵を踏み、96年九州場所新入幕。新大関の02年初場所で初優勝した。けがで2度大関から関脇に転落したが、2度とも復帰した。優勝3回。三賞受賞12回(殊勲3、敢闘2、技能7)は史上9位。得意は左右のおっつけ、押し。180センチ、155キロ。30歳。

 先場所は膝をかばいながらも勝ち越し、休みはしたものの再起をかけてのことと5月場所を期待していたのだが残念。
 無理をして脳梗塞になったりしては元も子もない、こんどは後進の指導で玉ノ井部屋から素晴らしい横綱の輩出に期待しよう。