ブログ市長とあだ名された竹原阿久根市長がリコール選挙で敗れた。
竹原市長の行状はWikiPediaに掲載されているが、YouTubeのインタビュー動画を見ると全く違った印象を受ける。
氏は市議会の制度そのものに欠陥があり、議員は市民のために働くべき、選挙民はみんなの事を考えて投票すべきと述べていた。河村名古屋市長とも相通ずるところがあるように思う。
マスコミ報道だけでは分からないものだ。
■YouTube - 阿久根市長・竹原信一氏緊急インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=rEyDt_Xg6WY&feature=fvst
竹原市長の行状はWikiPediaに掲載されているが、YouTubeのインタビュー動画を見ると全く違った印象を受ける。
氏は市議会の制度そのものに欠陥があり、議員は市民のために働くべき、選挙民はみんなの事を考えて投票すべきと述べていた。河村名古屋市長とも相通ずるところがあるように思う。
マスコミ報道だけでは分からないものだ。
微妙864票差…ブログ市長の竹原氏、面倒さ回避で支持失う 2011.1.17 11:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110117/kgs11011712070005-n1.htm
16日投開票の鹿児島県阿久根市の出直し市長選で、3選を目指した竹原信一前市長(51)が864票差で敗れ、竹原氏のリコール(解職請求)を推し進めた西平良将(にしひら・よしまさ)氏(37)が初当選を果たした。「官民格差の是正」を旗印に市職員や議員の厚遇へ矛先を向け、「熱狂的なファン」(市議)を生んできた竹原氏だったが、議会を招集せず専決処分を繰り返すなどの強硬な市政運営の末、その手法は市民の支持を失うことになった。
職員給与の削減などを進めるうえで、竹原氏は「市長の仕事は市民の願いをかなえること。私は議会と手を結ぶ人間ではない」と主張し、反竹原派が大半を占める議会の説得を怠ってきた。
その結果、2度の出直し市長選という異例の混乱を招き、選挙実施のための膨大なコストを「市民」に押しつける格好となった。
確かに、特定の組織や団体との間にしがらみを抱えた議員の存在が行革の障壁になることはあろう。「議会があってよかったという首長など一人もいない」という竹原氏の言い分は、少なからぬ首長の本音なのかもしれない。
しかし、議員も首長と同様、選挙の洗礼を受けた有権者の代表である。自らが掲げる施策を、「根回し」「説得」「取引」といった議会対策をこなしながら実現していく手腕も首長の資質に含まれるのではないか。
市長のリコールを決めた住民投票に続く竹原氏の敗北は、“面倒くささ”を忌避した首長に市民が退場を迫った結果といえる。(松本学)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110117/kgs11011712070005-n1.htm
16日投開票の鹿児島県阿久根市の出直し市長選で、3選を目指した竹原信一前市長(51)が864票差で敗れ、竹原氏のリコール(解職請求)を推し進めた西平良将(にしひら・よしまさ)氏(37)が初当選を果たした。「官民格差の是正」を旗印に市職員や議員の厚遇へ矛先を向け、「熱狂的なファン」(市議)を生んできた竹原氏だったが、議会を招集せず専決処分を繰り返すなどの強硬な市政運営の末、その手法は市民の支持を失うことになった。
職員給与の削減などを進めるうえで、竹原氏は「市長の仕事は市民の願いをかなえること。私は議会と手を結ぶ人間ではない」と主張し、反竹原派が大半を占める議会の説得を怠ってきた。
その結果、2度の出直し市長選という異例の混乱を招き、選挙実施のための膨大なコストを「市民」に押しつける格好となった。
確かに、特定の組織や団体との間にしがらみを抱えた議員の存在が行革の障壁になることはあろう。「議会があってよかったという首長など一人もいない」という竹原氏の言い分は、少なからぬ首長の本音なのかもしれない。
しかし、議員も首長と同様、選挙の洗礼を受けた有権者の代表である。自らが掲げる施策を、「根回し」「説得」「取引」といった議会対策をこなしながら実現していく手腕も首長の資質に含まれるのではないか。
市長のリコールを決めた住民投票に続く竹原氏の敗北は、“面倒くささ”を忌避した首長に市民が退場を迫った結果といえる。(松本学)
■YouTube - 阿久根市長・竹原信一氏緊急インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=rEyDt_Xg6WY&feature=fvst