落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

安保法案・委員会可決

2015年07月16日 | 政治・外交
紛糾していた安保法案がようやく可決し、16日衆院へ通過する運びとなった。
安保法案、委員会可決=与党採決強行、野党反発―あす衆院通過方針 07月15日 12:48時事通信
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-150715X061.html

 衆院平和安全法制特別委員会は15日午後、安全保障関連法案を与党の賛成多数で可決した。自民、公明両党は単独で採決を強行。野党は質疑打ち切りに反発し採決に加わらなかった。与党は16日の衆院本会議で可決、参院に送付する方針だ。法案への国民理解が進んでいないと認める声が政権内からも上がる中、野党は対決姿勢を一気に強める構えで、今国会最大の焦点である同法案審議は重要な局面を迎えた。

 特別委は15日午前、採決に先立ち、安倍晋三首相が出席し、3時間の締めくくり質疑を実施。民主、維新両党など野党は審議に出席した。野党側の質問が終わった後、質疑は打ち切られ、維新が提出した対案を否決。その後、政府案の採決では、野党が抗議して怒号が飛び交うなど委員会室が騒然となった。

 質疑で首相は「私たち政治家、国会、政府は国民の命、幸せな生活を守ることに大きな責任を有している」と強調。「切れ目のない対応を可能とする今回の平和安全法制が必要だ」と法整備の意義を改めて訴えた。

 これに対し、質問に立った民主党の長妻昭氏は「本当に国民への説明を尽くしたのか。国民の理解が得られていない中、強行採決は認められない」と、首相を厳しく批判。維新の下地幹郎氏は「独自案を提出してから(審議を)3回しかやっていない。きょう採決と言われてもストンと(ふに)落ちない」と審議継続を求めた。

 一方、衆院議院運営委員会は理事会で16日の衆院本会議の日程を協議、与党は法案の同日の本会議採決を決めたい考え。ただ、与党が法案を特別委で採決したことに野党は反発している。

 与党は、衆院でこれ以上審議を続けても採決に野党の同意は得られないと判断、参院審議への影響も考慮し、週内の法案採決を決断した。法案が16日に衆院通過すれば、9月14日以降、参院が議決しなくても、否決したとみなして衆院で再可決できる憲法の「60日ルール」が適用可能となり、成立は確実になる。

 自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は15日午前、東京都内のホテルで会談し、結束して対応することを確認した。

野党や大方のマスコミは反対していたが、一体誰のため・・・
「安心できる」「中国の脅威、分かっていない」…国境の島では安堵と苦言 2015.7.15 23:21更新
http://www.sankei.com/politics/news/150715/plt1507150081-n1.html

【安保法案特別委採決】
 安全保障関連法案が衆院特別委で可決されたことを受け、昨秋の中国漁船によるサンゴ密漁に悩まされた小笠原諸島(東京都小笠原村)や、中国公船の領海侵犯が常態化し、法案の成立を望んできた尖閣諸島(沖縄県石垣市)の周辺では、安堵(あんど)の声とともに、現場の危機感をくみ取れない国会への苦言も相次いだ。

 「法整備により、離島警備の問題が前進すれば村民にとって安心できる」としたのは小笠原村の森下一男村長(66)。小笠原は中国漁船に漁場を占領され、サンゴを奪われた苦い経験がある。森下村長は「野党に具体的な対案があれば、もう少し国民の議論が深まったはず。危機に直面したことのない人たちの議論は、私たちの胸にも届かなかった」とも指摘する。

 石垣市議会は14日、「平時からあらゆる事態に対処できる切れ目のない法制を整備する必要がある」として、沖縄県で初めて法案の今国会成立を求める意見書を賛成多数で可決した。石垣島で漁船を操る藤本浩さん(47)も「石垣島の目の前には中国の脅威がある。守るべき戦術と戦略は必要」とほっとした様子。採決時に野党議員がプラカードを一斉に掲げ反対したことには、「もう少し大人になって」と注文した。

 一方「まだ何も変わっていない。早く尖閣の海を自分たちに返してほしい」と訴えるのは、石垣島でマグロはえ縄漁を営む下地宏政さん(45)。「日本の政治は石垣の人が感じている中国の脅威を何も分かっていない。だから尖閣の問題が解決しないのだ」と嘆いた。

<空自スクランブル>中国機…過去最多114回 4~6月 07月15日 19:11毎日新聞
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20150716k0000m040029000c.html

 防衛省は15日、今年4~6月に航空自衛隊の戦闘機が中国機に対して緊急発進(スクランブル)した回数が114回で、比較できる過去同期と比べて最多だったと発表した。

 全体では173回で、対ロシア機が目立って多かった昨年より167回減少したが、四半期ごとの公表が始まった2005年度以降、同期では2番目に多かった。【町田徳丈】