次世代に国の歴史を伝える歴史教科書はいつも問題になる。特に第二次大戦になってくると日本・中共・朝鮮半島の見解が異なり、アンタは加害者・オレは被害者と論争が決着することはない。
台湾では、中国統一を目論む馬英九国民党政権の捏造歴史教育にに対して、台湾独立派高校生が抗議に起ち上がった。
台湾では、中国統一を目論む馬英九国民党政権の捏造歴史教育にに対して、台湾独立派高校生が抗議に起ち上がった。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」2015/07/18/Sat
台湾で高校生が夜襲!―洗脳歴史教科書へのやむにやまれぬ抗議行動
(付:台湾チャンネル関連報道動画)
http://www.melma.com/backnumber_174014/
台湾で広がりを見せる台湾人意識を抑圧し、中華民族主義の扶植を試みるのが在台中国人を中枢とする馬英九の国民党政権だが、これが発足以来、執念を傾けて来た一つが「歴史捏造」教育の復活だ。
中国とは異なる台湾独自の歴史や国家の地位を明らかにする台湾史などの高校用教科書を書き換えようと中国統一派の学者らを集め、密室作業で学習指導要領(課程綱領=課綱)の大幅改訂を強行し、その結果、台湾を中国の一部と位置付ける台湾史教科書、公民教科書などが今年九月の新学期から使用されることになる。
まさに「中国人化」政策が行われた国民党独裁時代への回帰の動きである。これに対して野党、民間などは猛反発しているが、中でも抗議運動を先鋭化させているのが全国の高校生たちだ。
七月に入り、台北など各地で教育部(文科省)に対する抗議デモも行い、同部を狼狽させてはいるが、しかし馬英九政権には蛙の面に水。その程度で反省するくらいなら、これほど大胆な思想改造に最初から着手していない。逆に公然と中華民族史観による歴史捏造を正当化し、生徒の抗議を野党の差し金などと宣伝する卑劣さだ。
そこで高校生は抗議運動を拡大する構え。十九日には九月に高校へ進学する生徒らを中心としたグループ十数人が教育部に夜襲をかけた。
そしてそのうち六人(少年五人、少女一人)がフェンスを乗り越え、建物にペンキでスローガンを吹き付けた。
「洗脳部、反黒箱、反洗脳」と。
つまり「教育部は洗脳教育を行おうとしている」「ブラックボックス(密室)課綱に反対」「洗脳教育に反対」という叫びである。
だが少年らはまもなく警官に逮捕された。
グループの一人は次のように、やむにやまれぬ思いを語っている。
「今年の新入生は直接の被害者。ようやく高校に合格したのだから、本来なら期待に胸を膨らませたいところだが、史実に符合しない洗脳教育を押し付けられることを思うと辛くてならない。そこで激しい抗議行動に出た」と。
そして「もし教育部が黒箱課綱の実施を強行するなら、生徒らはもっと大規模な過激行動に出るだろう」とも。
この日は、別グループの高校生約二十人も抗議のため教育部に接近したが、警官隊に阻止されたという。
民主主義を踏み躙り、国民の思想統制を復活させようと試みる国民党政権。裏では台湾併呑の国家目標を掲げる中共とも連携している。
まさに国家の危機とも言える情勢の中、自分たちの将来を賭けた高校生たちの闘いは続く。
七月二十二日には教育部包囲の抗議行動も実施され、これに三百校近くの生徒が参加する見通しだ。
【台湾CH Vol.90】戦う高校生!日本が報じない台湾の「歴史教科書問題」[桜H27/7/16]
https://youtu.be/R0ZnTnYwAVA
今回も前回に引き続き、日本のメディアが報じない台湾の歴史教科書問題について。今日?、国民党政権の「一つの中国」史観(中華民族史観)から歴史教科書を守ろうと全国の高?校生が抗議に立ち上がり、運動は拡大の見通し。最新情報を紹介しつつ、日本人の観点か?ら、その重大意義について分析する。その他、台湾で日本文化を紹介する台湾人グループ?「北原日本歌謡訪」による「親子浴衣祭り」の模様も紹介。キャスター:永山英樹・謝恵芝
台湾で高校生が夜襲!―洗脳歴史教科書へのやむにやまれぬ抗議行動
(付:台湾チャンネル関連報道動画)
http://www.melma.com/backnumber_174014/
台湾で広がりを見せる台湾人意識を抑圧し、中華民族主義の扶植を試みるのが在台中国人を中枢とする馬英九の国民党政権だが、これが発足以来、執念を傾けて来た一つが「歴史捏造」教育の復活だ。
中国とは異なる台湾独自の歴史や国家の地位を明らかにする台湾史などの高校用教科書を書き換えようと中国統一派の学者らを集め、密室作業で学習指導要領(課程綱領=課綱)の大幅改訂を強行し、その結果、台湾を中国の一部と位置付ける台湾史教科書、公民教科書などが今年九月の新学期から使用されることになる。
まさに「中国人化」政策が行われた国民党独裁時代への回帰の動きである。これに対して野党、民間などは猛反発しているが、中でも抗議運動を先鋭化させているのが全国の高校生たちだ。
七月に入り、台北など各地で教育部(文科省)に対する抗議デモも行い、同部を狼狽させてはいるが、しかし馬英九政権には蛙の面に水。その程度で反省するくらいなら、これほど大胆な思想改造に最初から着手していない。逆に公然と中華民族史観による歴史捏造を正当化し、生徒の抗議を野党の差し金などと宣伝する卑劣さだ。
そこで高校生は抗議運動を拡大する構え。十九日には九月に高校へ進学する生徒らを中心としたグループ十数人が教育部に夜襲をかけた。
そしてそのうち六人(少年五人、少女一人)がフェンスを乗り越え、建物にペンキでスローガンを吹き付けた。
「洗脳部、反黒箱、反洗脳」と。
つまり「教育部は洗脳教育を行おうとしている」「ブラックボックス(密室)課綱に反対」「洗脳教育に反対」という叫びである。
だが少年らはまもなく警官に逮捕された。
グループの一人は次のように、やむにやまれぬ思いを語っている。
「今年の新入生は直接の被害者。ようやく高校に合格したのだから、本来なら期待に胸を膨らませたいところだが、史実に符合しない洗脳教育を押し付けられることを思うと辛くてならない。そこで激しい抗議行動に出た」と。
そして「もし教育部が黒箱課綱の実施を強行するなら、生徒らはもっと大規模な過激行動に出るだろう」とも。
この日は、別グループの高校生約二十人も抗議のため教育部に接近したが、警官隊に阻止されたという。
民主主義を踏み躙り、国民の思想統制を復活させようと試みる国民党政権。裏では台湾併呑の国家目標を掲げる中共とも連携している。
まさに国家の危機とも言える情勢の中、自分たちの将来を賭けた高校生たちの闘いは続く。
七月二十二日には教育部包囲の抗議行動も実施され、これに三百校近くの生徒が参加する見通しだ。
【台湾CH Vol.90】戦う高校生!日本が報じない台湾の「歴史教科書問題」[桜H27/7/16]
https://youtu.be/R0ZnTnYwAVA
今回も前回に引き続き、日本のメディアが報じない台湾の歴史教科書問題について。今日?、国民党政権の「一つの中国」史観(中華民族史観)から歴史教科書を守ろうと全国の高?校生が抗議に立ち上がり、運動は拡大の見通し。最新情報を紹介しつつ、日本人の観点か?ら、その重大意義について分析する。その他、台湾で日本文化を紹介する台湾人グループ?「北原日本歌謡訪」による「親子浴衣祭り」の模様も紹介。キャスター:永山英樹・謝恵芝