昨日は知り合いが何組か作品を見に来てくださる為、神戸にいました。
三連休、メリケンパークは無料開放な上、神戸ビエンナーレと同時開催で大規模なインドのお祭りもあったので物凄い人出でした。
せっかくの機会ですので、僕は“出展者”というカードを隠し、鑑賞者に紛れてダイレクトな反応を窺ってました。笑う人あり、自分の手袋喪失体験を語る人ありで、概ね楽しんでもらってるようでした。 喉元まで「女の子よ、君が正しいんだよ!」と出掛けましたが、誤解も含め受け入れる事にしたのでやめました。
「これは全部作者がわざと手袋を置いてるのよ。こんなに落ちてるわけないでしょ!」と言い張るお母さんに、「違うよ!全部本当に落ちてた、ってちゃんと書いてあったよ!」と食い下がる子供がいて面白かったです。
さて昨日は、実はまだゆっくり見ていなかった他の作品も楽しむ事が出来ました。遊覧船に乗って神戸港に点在する巨大な作品を見る“海上アート部門”も天気が良くて面白かったです。<o:p></o:p>
メリケンパークではこの作品が良かったです。<o:p></o:p>
真っ白な本を持ってコンテナの中を歩くと、その本に映像が投影されるという、歩くと変化していく絵本です。シンプルだけど、コンセプトと技術が幸福な融合を果たしている好例だと思いました。
それにしても、こんなに沢山の人達が遠く離れた神戸で僕の作品を見てくれている、というのは貴重で不思議な経験だと思います。
まだ見ていない人は勿論、無料開放でたまたま入った方達がもう一度見に来てくれたら嬉しいですね。