上野公園で掃除をしている方たちの休憩中、片手袋が発生しておりました。
休憩時間の間だけここに挿しておいたのでしょうから、介入型でも放置型でもなく、実用型かな?
でもこの片手袋を見て改めて思ったんですけど、「作業、仕事の裏に片手袋あり」ですよ。
頻繁に紹介している築地の片手袋だって、河岸の方達が忙しく働いているから発生する訳です。
唐突に路肩などに発生する片手袋だって、おそらく配送業者の方や物流関係の方が落としていったものも多いのではないでしょうか?
二年位前、「国立競技場の場所に何もない状態を見られるのは今しかない!」と思い、散歩しに行ったのですが、
当たり前のように工事現場の近くに作業用片手袋が落ちていました。
食に物流に建築。私たちが快適に暮らすために必要なものを支えている人達を、私たちは普段全く意識していない。偉そうなことを言える筈もなく、僕もそうやって生きてしまっています。
でも、片手袋を通した時だけそういう現実に思いを巡らせることが自然に出来るから不思議です。
そして最近新国立競技場の現場で起きた事などを考えると、それはやはり必要な瞬間なんじゃないかな?と思います。