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>◆主要国から消える日本に戦略はあるのか >日本に対しては、
>① 高度に教育された国、技術的に革新的な経済、貿易とサプライチェイーンのネットワークにおける不可欠な地位により、アジア・その他地域における大国であることは不変である。
我が国では勉強は子供のするもので、大人は概してやらない。だから実学があって哲学がない。お陰様でわが国は技術大国になった。政府も大人に哲学の勉強を強制しない。だが、アメリカはちがっている。学校の先生は勉強しなくてはならない。小中学校の先生は学士で教職についても5年以内 (ニューヨーク州) に修士の称号を取らなければ職場を首になる。だから、修士論文を書かなくてはならない。オレゴン州でも期間は10年以内である。だから、日米の争いは子供と大人の知恵比べのようなものになる。どちらがより多くの知恵を持っているかは容易に想像がつく。
太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も日本軍に投降して、75000人以上の将兵の命を救った。
太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるして、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。
日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はなかったのか。
人命の尊重はどのように考えられていたのであろうか。
>② 最大の貿易国であり地域の主要なライバルである中国と同盟国である米国の経済に大きく依存し続ける。同時に豪州と印度、台湾などと安全保障と経済との関係が深まる。
日本の経済は米中の二股膏薬ですね。
>③ 人口減少とマクロ経済の課題に直面する。労働力の減少、柔軟性のない移民政策、低い需要と低経済成長、貯蓄率の低下、政府債務の増加、先進国で最も古い問題を抱えている。
日本人には現実があって非現実がない。日本語文法には、非現実の内容を搭載する構文がないから現実だけがある。
非現実の内容を非現実の為の構文に搭載すれば、それは哲学 (考え) となる。
非現実の内容を現実の為の構文に搭載すれば、それは辻褄が合わず ‘空想・妄想’ となる。お陰様でわが国は、学問 (哲学) の大国にはならずして、’漫画・アニメ’ の大国になった。
子供の勉強は実学・技術である。技術は現実の中にある。だから、それは見ることができる。見ればわかる。楽ちんである。現実の内容はただ一つの正解である。だからご唱和が可能である。一億一心になりやすい。
大人の勉強は虚学? (哲学) である。哲学は非現実 (考え) の中にある。それは見ることができない。そして、全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。だから、自己の考えを示すためには論文を書かなくてはならない。矛盾を含んでいない文章は全て正しい考えを示している。そして、考えの内容は人により異なっている。だから、正解は一つではない。無数にある。哲学は人間が大人になる為の勉強である。
>④ 2040年にはGDPは印度に抜かれ第4位になる。
残念な結果ですね。国土の広い国が強力な国家になりやすいようですね。
>⑤ 日本は「世界に影響を及ぼすパワフルな国家」(米国、中国、EU、ロシア、インド)ではなくなり、「主要国」から消える(英国も同じ)。
日本の戦略としては教育に力を入れて、最も古い問題を解決することですね。
我が国には人手不足はあっても頭脳不足の話はありません。仕事の全てを人手に頼っているからでしょう。何よりも先に国民の思考停止の状態を打破する必要がありますね。資源小国のわが国において教育問題は喫緊の課題です。
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
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