>KON888「中国共産党/太平洋・島サミット~今の中国は『負けん気』だけで突っ走っている」 >2021年7月12日 中国共産党 太平洋・島サミット
(略)
>台湾統一まで見据えて、突き進む中国 >中国共産党は1日、北京市の天安門広場で創立100年の記念式典を開きました。>その中で習近平国家主席は、香港での全面的な管轄権を持ち、台湾独立の企みを断固として粉砕しなくてはいけないと強調。
中国の勢力範囲の人間は中華思想のもとで暮らさなくてはいけないということでしようね。
>また、米国を念頭に「偉そうな説教を絶対に受け付けない」とし、「外部勢力が私達をいじめ圧迫することも決して許さない」と述べました。>香港を掌握した今、台湾統一は中国に残された任務であるというのが、習近平国家主席の演説でした。
中華思想は上からの目線によるものですかね。
中国は中原の鹿を追う伝統的な覇者の国である。覇者の物語は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。
>非常に興奮した話しぶりでしたが、説得力はそれほどなかったと私は感じました。
話の内容が自己中心的ですからね。
>米国を牽制する発言をしていましたが、確かに米国も欠陥だらけですから、中国側から指摘されても仕方ない側面もあります。
それは横並びの比較ですね。これは非建設的であり、閉塞感と無力感を諸国にまき散らしていますね。日本人も似たような傾向を持っていますね。
非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。
世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。
自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実 (things as they are) の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。
意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。建設的である。進歩が期待できる。希望が持てる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' 対 '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' がある。無力感に苛まれる。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。
非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。
わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。個人の価値判断が抜け落ちている。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。
>しかし、中国には欧米諸国からも批判が向けられています。
漢民族の自己中心的な考えは世界中から批判されますね。
>決められたことを守らない国とは、国際的なイコールパートナーとして一緒に歩めないという厳しい意見も出ています。
中国は武力政治 (power politics) の権化ですからね。 決められたことには拘束されませんね。
>中国は米国のみを対抗馬として考えているようですが、今一度自らの姿を鏡で見て省みて欲しいと思います。
そうですね。三蔵法師に仕える前の孫悟空のようなものですね。天下無敵の態度ですね。
>中国共産党は1921年、上海で結成されました。>その後、何度も国共合作を試みたものの成功することはありませんでした。>当初は国民党の方が力を持っていましたが、徐々に毛沢東が力を発揮し、反対派を粛清していきました。>第二次世界大戦で日本が敗戦した後、統一政権樹立のため重慶で国共会談も行われましたが、両軍が衝突して結局内戦に発展してしまいました。>最終的には、蒋介石が敗北し、国民党は台湾へ逃れました。>その後、共産党による支配が続く中国は、特に鄧小平以降の「一国二制度」が上手く機能して、科学技術の分野でもビジネスの分野でも、大きな発展を遂げました。>GDPも世界第2位になり、人口はインドと並んで世界トップです。>いまだに軍事技術の分野では世界一の米国に見劣りしますが、あらゆる分野で米国に追いつく勢いを見せています。>こうした結果を見ていると、共産党は「計画経済」を着実に実現していると言えるかもしれません。>その実行力は素晴らしいのですが、世界各国から見ると、その計画の中身があまりに自分勝手すぎると感じるところがあります。
中華思想の人は、自己中心的ですからね。
中華 (ちゅうか) [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる] 東夷 (とうい) [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した] 南蛮 (なんばん) [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう) [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき) [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。
>国際化社会の中でリーダーシップを発揮したいのなら、中国はリーダーとして尊敬を集める国になるべきであり、そういう意識を持つことが重要だと思います。
そうですね。中国は改心以前の孫悟空ではいられませんね。
アフリカには大勢の大人が仕事も無くぶらぶらしている。だから、‘アフリカに工場を作って人を雇ったら彼らも助かるだろうに’ と私が言ったら、’彼らは字が読めないから危険で機械を触らせることができない。だから、人は大勢いても依然人手不足なのだ’ という答えがJICA海外協力隊の人から返ってきた。
それと似たようなことが漢人 (中国人) についてもいえる。彼らは、漢字圏を出て外国人と仕事ができない。外国人は漢字の読み書きが出ないから、漢人主導の建設作業に文盲同様な人は参加させられない。中国の被援助国である外国においても中国人だけで仕事をする。だから、中国の内外において彼らは漢民族が優秀であることをいやがうえにも知ることになる。そして、彼らは ‘漢人優位’ (hanren supremacy) の信念を持ち続けることになる。
>それを理解せずに「負けん気」だけで突っ走っているのが、今の中国だと感じます。
同感です。彼らは自信満々ですね。
>そんな中国が民主化したらどうなるのか?という議論があります。>私は、民主化した中国には崩壊以外に道はないと思います。
中国に本当の革命が起こるのですね。
>今の中国は、13億人の国民を力と恐怖で無理矢理に押さえつけている状態です。
そうですね。恐怖政治ですね。
>民主化したら、国民を押さえつけることは不可能でしょう。>形式的には民主化したものの名ばかりで、強権支配を続けているロシアと同じようになると思います。
そうですね。ごまかし (camouflage) の民主化ですね。
>あるいは、中東に広がった民主化運動「アラブの春」の後、リビアが群雄割拠状態へ陥ったように、中国国内が割れる可能性が高いでしょう。>さながら、春秋戦国時代になってしまう気がします。
中国は、紀元前770年-紀元前221年にまで戻るのですね。漢民族の言語による障害が大きく関係しているでしょうね。
>思い出したように3年に1回だけサミットを開催しても無駄 >太平洋地域にある18の島国・地域と日本による国際会議「太平洋・島サミット」が2日、オンラインで開催されました。 >その中で菅首相は7月中旬以降、太平洋の島嶼国に合わせて300万回分の新型コロナワクチンを提供すると表明。>また、影響力を強める中国を念頭に、透明性の高いインフラ整備を打ち出しました。
中国が動かなければ日米も消極的になるでしょうね。
>台湾統一に向けて、中国は台湾を国際社会から孤立させようと圧力をかけ、2019年にキリバスとソロモン諸島が台湾と断交して中国と国交を結んでいます。 >今では、島サミットに参加する16カ国のうち、台湾と外交関係を保つのはツバル、マーシャル諸島、パラオ、ナウルの4カ国のみになっています。
中国は影響力の強い国ですね。
>こうした中国の動きに、日本は米国と協調しながら対抗しようとしています。 >しかし、本気で対抗したいなら、そもそも3年に1回だけ思い出したように島サミットを開催するだけでは無理でしょう。 >島サミットをもう少し頻繁に行わなければ、意味がないと私は思います。
そうですね。中国に対する日米の受動的な動きは気になりますね。
>ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアという3つの地域に区分されていますが、それぞれ利害が対立していて関係性も良好とは言えません。>私はこれらの地域に何度も足を運んだことがありますが、現地を知れば知るほど、統治するのは非常に難しいと感じていました。>メラネシアにある資源もそこそこですし、完全に観光に依存しているポリネシアは、今非常に厳しい状況のはずです。>ミクロネシアの島々は、何かしらお金を生む仕掛けがなければ今後やっていくことは非常に難しいでしょう。
そうでしょうね。
>日本は第1次世界大戦後、パラオを委任統治していました。 >そういった歴史的な背景があるパラオに対してさえも、十分強固な関係を築けているとは言い難いです。 >3年に1回だけ思い出したように島サミットを開催しても、どんな効果が期待できるというのでしょうか。 >日本政府は、本当に彼らの悩みが何なのか?ということを理解していないと思います。
私にも彼らの悩みの内容は分かりませんね。
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>※この記事は7月4日にBBTchで放映された大前研一ライブの内容を一部抜粋し編集しています
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