お昼、久しぶりに平野美術館に行った。藤田の「秋田の行事」を見たいと思ったからだ。
なかなか迫力のある絵だ。空間もせまく感じる。
新しい美術館のことを考えた。帰りに寄っていこうと思い、新美術館へ。
前回行った時は入ることができなかった、展示室が今日は開いていて、大きな自動ドアがゴーと音をたてて開いた。コインロッカーやトイレなどがその横にあり、付近に行くと自動ドアーがゴーっと開く。ちょっとうるさい。
展示は秋田びじょんのポスターと市町村の宣伝。だれもいないスペースにプロジェクターに映しだされた画像のあべじゅうぜんさんの秋田弁がむなしく響いていた。ほとんど人はいなかった。
秋田の行事を入れる部屋で、平野美術館よりも空間がせまいことをあらためて実感し、2Fからエレベーターで下へ降りようとしたが、そのエレベーターは下へは行くことができないエレベーターだった。1基しかないエレベーターは3Fに行くだけのエレベーターで、下へ降りるためには階段を使うしかないのだが、その階段がまたぐるっと回らなければならず、不便このうえないものだった。
係りの人に聞いたら、申し訳なさそうに、そうなっているんです。ということだった。
さすが安藤忠雄さん、帰りもまたぐるりときたみちを回って帰るように作ったらしい。今は無料だからで、有料展示になれば、案内にそって帰れるようになるのだろうが、なんだかややこしい建物だった。
しかし、秋田の行事を入れるのは、せまい。