移動の時期です。
きょうは学校の先生達の移動が新聞に入ってきました。
我が家では、もう先生との関係も卒業ですが、昔と比べると今は移動がとても早いのではないかという気がします。先生と生徒の人間関係がしっかりできるような環境がつくられていないのではないかと気になるのです。
昔、シュタイナーの教育に関心があり、読んだ本の中に、クラスの担任の先生が9年間同じ・・とありました。一人の先生とじっくり付き合う・・というのは人間の成長過程のなかで、とても重要なことだと書いてありました。
おとなを信頼できる、できる人がいる・・その意識をもてることが、知識だけでない、教養をもった人間になる鍵なのではないかと考えます。
昨今やたらと殺人事件が多くて、ああまたか・・と、気が滅入るのですが、家族にも先生にも、受け入れてもらえない、こころの発露のようなことと関係があるのではないかという気がするのです。家族が安全・・というのは幻想ですから、せめて、子ども達の行く学校がで、先生達が、じっくり年数をかけて子どもの成長を見守るだけの時間があればいいなあ・・と思うのです。
2、3年で変わる先生、中には小学校で毎年担任が変わった・・という人もいるぐらいですが、もっと”じっくり、人間関係を育む”という意識があってもいいかなあと、移動の発表を見ながら考えたことでした。
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