ひさしぶりに、午前中家にいて、BSTVで、釣りガール注目という番組をみた。
オーストラリアでの女性だけの釣り大会。バラマンディという魚をねらって、200人近い女性たちが、釣りを楽しんでいた。大会だから、当然成果の順位を競うのだが、取材をうけていたグループの彼女たちは、ほんとうに釣りを楽しんでいた。
魚釣りは男性が多い趣味のように思えるが、女性たちも自分で,ボートを牽引車ではこび、川に浮かべて、釣りをする。番組の中で、「母でもなく妻でもなく、一人の女性として大会に参加できるのがうれしい」と話している人がいた。その気持ちわかる気がする。
釣りといえば、開高健の「オーパ」を思い出す。アマゾンで釣りをする話だ。ピラルクーとか魚の名前を思い出す。
最近、ひょんなことから、彼の著書「輝ける闇」を再読している。
読み始めたばかりだが、うなるような文章を書く。ことばの発し方がいまどきの作家とは違う気がする。 若いころ、開高のベトナム戦記「輝ける闇」「夏の闇」を読んでいた。モチロン芥川賞をとった、「裸の王様」も、他にもいろいろ読んでいたが、記憶では、「輝ける闇」が一番だという気がしたのだった。
6月23日、センターでビブリオバトルといって、書評合戦が開催されるのだが、「私のこの1冊」に開高健を出したいとおもった。
集団的自衛権など、この国があぶない方向へ向かおうとしている今、ベトナムに従軍し、その体験から、戦争の絶望とみにくさをえぐりだした書下ろし長編(裏表紙から)を紹介したいと思った。 読み終わっての感想は、どんなか・・、まだわからないのだけれど・・・。
久しぶりの開高の文体にワクワクしている。文学ってこういうのをいうんだよねえ!
これも出会い。ひょんなことからの、私の出会い。 うれしいかぎりです。
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