きょうは8月9日、長崎原爆の日。
田上長崎市長の平和宣言はすばらしかった。それに比べて安倍総理のことばは、原稿を読み上げるだけの、心がないことばの羅列である。核兵器禁止条約にふれることはない。アメリカの機嫌を損ねたくはないことがミエミエで、腹が立つ。
昨日、「あの日のオルガン」という映画を見てきた。戦争の末期、東京の保育園で、子ども達を疎開させた保母さんたちを描いた映画。戸田恵梨香さん・大原桜子さん主演。大好きな俳優、夏川結衣さんもでていた。お久しぶり。
戸田恵梨香さんが演じる楓さんは、”怒りの乙女”。子ども達の命と文化的な生活を守りたいと、戦争という理不尽に、疎開先の男尊女卑の理不尽に、次からつぎと降りかかる理不尽に怒っている。
映画を見ながら、ああ、この怒りの感情が大事だなあ・・と思う。
楓さんは怒りながらも、民主的な保育園の運営を目指していて、なんでも話し合いで決めようとする。つい力が入って仲間を傷つけることもあるが、子ども達の命をまもる使命感と責任感にあふれている・・・。1945年3月の東京大空襲から子ども達を守ったが、親が亡くなった子どももいて・・・。疎開が良かったのかと自問する保母さんたち・・
平和ということを考える、8月に見るにはもってこいの映画だった。
1959年、7月に日本を訪れた、チェ・ゲバラが、広島の原爆資料館を訪問したときのことばが「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされて、腹がたたないのか」だったそうだ。
「怒りの乙女」というのが気にいったので、乙女というには、歳をとっているけれど、「怒りの乙女」を大いに広めたいものだと思った。
いつまでアメリカの植民地でいるつもりなんだ!75年も経ってしまったぞおお。!!
核兵器禁止条約を批准しなさいよ!!!