風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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Touch孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 第4週目

2013-10-19 17:01:14 | 全国巡回公演
 『Touch~孤独から愛へ』2013年秋の九州ツアーは、第4週目15ステージを数えました。



今週は

10月15日 鹿本農業高校(熊本)
   16日 福岡農業高校(福岡)
   17日 出水高校  (鹿児島)
   18日 田川高校  (福岡)


での公演でした。 


鹿本農業高校

鹿本農業高校は、体育館での公演でした。
トラックから体育館まで、搬入のお手伝いがありました。
図書委員、放送委員の生徒さんたち、朝早くからありがとうございました!
開演前には、担当の先生が、
『テレビや映画では味わえない、心で感じる生の舞台にひきこまれ、しっかりみてください。』
とおっしゃっていました。
開演してすぐに大きな笑いが客席を沸かせ、とてもリラックスして観ていてくれていました。


↑幕間の休憩時間で


カーテンコールは、大きな拍手に包まれながら、シクラメンの鉢植えをいただきました。
代表の生徒さんから『演劇を観る機会はあまりないけれど、これからは機会を増やしていきたい。』と
お礼の言葉をいただきました。
本当にありがとうございました。


↑終演後、舞台撤去のワンシーン



↑トラックに積み込みしている生徒さん達


↑お手伝いをしてくれた生徒さん達との集合写真


福岡農業高校
福岡農業高校は、体育館での公演でした。
今回の公演は、創立135年記念式典のなかで行われました。
開演前、校長先生が生徒さんたちに向けて
『ひとりひとりが豊かな思いやりや夢をもって、未来を耕して欲しい。』
とおっしゃっていました。



今回の公演を通して、生徒さん達の学校生活が豊かに耕されること、僕らは願っています。


↑音響の仕事に進路を目指している生徒さんと、音響オペレーター酒見篤志




カーテンコールでは、生徒さん達全員がスタンディングオベーション。
鳴りやまない拍手のなか、記念品のお菓子、ジャム、ソース、肉味噌をいただきました。
とても美味しかったです。ありがとうございました!


↑終演後、トラックに搬入している生徒さん達の姿

生徒会、バドミントン、バスケ、バレー、サッカー部の皆さん。
本当にたくさんの生徒さん達、お手伝いありがとう。
素敵な思い出、贈り物をありがとうございました。


↑舞台撤去後、体育館での集合写真


出水高校
出水高校は体育館での公演でした。


↑体育館に生徒さんが入場している風景

開演前、客席では大きな声で笑う練習が行われ、とてもリラックスした雰囲気に包まれていました。
公演中も大きな笑いに包まれていて、2幕開演のベルが鳴ると、自然と拍手が沸き起こり、
一体感と躍動感にあふれた公演になりました。
皆さんの熱気や、食い入るように観ている姿がとても印象に残っています。


↑終演後に搬出のお手伝いをしてくれている生徒さん達


↑積み込みを手伝ってくれた生徒さん達


↑お手伝いの生徒さん達と集合写真


田川高校
田川高校は田川高校講堂での公演でした。
風は田川高校での公演は初めてです。
初めて出会う生徒さん達とどのような出会いが生まれるのか、とても楽しみにしていました。

↑開演前の講堂での一コマ
開演前は、劇団紹介が行われました。
公演中は明るい笑いに包まれていて、舞台と客席との掛け合いによる、心地よいテンポが刻まれていました。

↑クライマックスでのワンシーン
カーテンコールでは一度沈黙があり、そのあと大きな拍手が生まれるという感動的な公演になりました。


↑終演後に舞台のセットを見上げている生徒さん達

終演後のバラシでは多くの生徒さん達が、別れを惜しみながらお手伝いをしてくれました。
素敵な笑顔、優しい言葉の掛け合い、明るく元気な声、本当に様々なことが心に残っています。
本当にありがとう!


↑生徒さん達と集合写真


まだまだTouchの旅は続いていきます。
これから寒くなりますが、風邪に気をつけて元気にお過ごし下さい。
僕たちも元気に旅を続けて行きたいと思います!


文:車 宗洸






『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域ツアー4

2013-10-19 16:42:55 | 全国巡回公演
少しずつ涼しくなっていく季節の移り変わりを肌で感じながら、『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』巡回公演も5週目を迎えます。
今週は東日本地域を一旦離れ、静岡県での公演でした。

10月18日 静岡東高校


開場直前の様子。俳優達がストレッチなど公演に向けて準備中。

会場は静岡市民文化会館 中ホールにて開催されました。
静岡東高校では毎年演劇鑑賞行事を実施されているそうです。1年生にとっては初めての、2、3年生にとっては年に1度の『出会い』の機会になります。今回私達、風の上演は初めてでしたが、生徒の皆さんにはどのように観て、感じてもらえたでしょうか?





開場中は応援団の皆さんが生徒達を誘導。皆大きな声を出して約1000人近い生徒を速やかに決められた場所に誘導していきます。あっという間に1階席、2階席共に生徒の皆さんで一杯となりました。風の巡回公演ではホールの緞帳を使用しないので、会場に入った瞬間からセットが見えています。なので、『これからどんな事が始まるのだろう?』『あの絵はなんだろう?』などと開場中に周りの友達と話し合ったりしていたのかもしれませんね。とても場内全体がリラックスしていた様に感じました。

そして、開演。

始まってからも俳優一人一人の声や身体を、舞台から発せられる音響や照明の変化、舞台スタッフによる場面転換をありのまま受け入れて観てくれているように感じました。笑いたくなったら笑い、集中したい時には集中する。その言葉通りの素直な反応を返してくれたと思います。


カーテンコールでは沢山の拍手と共に、生徒代表の図書委員長さんからとても綺麗な花束を頂きました。ありがとうございました!

また終演後には演劇部、図書委員会の皆さんとの交流会が開かれました。劇団からはアニー・サリバン役の渋谷愛が参加。
公演を観ての感想、舞台に関する質問や、上演についての質問など、皆さんが感じた事、思った事をそのまま渋谷に問いかけます。30分ほどの時間ではありましたが、とても和やかで濃密な時間を共有する事が出来ました。また、参加した先生からも『背景の絵がイエス・キリストの顔に見えました!』との感想をいただきました(笑)


交流会に参加してくれた皆さんと一緒に記念写真!

ツアーが始まり、1ヶ月が立ちました。愛知県から始まった私達の旅ですが、西日本地域から東日本地域へ、全国様々な場所で公演を続けています。1日1日、その日に出会う生徒達、先生方と共に上演を通して時間を共有する中で、『今自分が出来る事・やりたい事』を毎日探しています。『今日はこれをしなければならない』のではなく、その日見つけた自分の中から湧き出てきた想いを大切にしてやっていきたいと思っています。それが正しいかはわかりませんが、『とにかくやってみよう』を実践し、その結果から得たものを積み重ね、また次の『やってみよう』に繋げていく。
そんな旅を続けていければ、と思っています。 

来週はまた東日本地域へ。群馬県からのスタートです。


文:渡辺雄亮(音響)