新型コロナウィルス感染症の影響は未だ収まりきっておりませんが、無事に秋のツアーのスタートを切ることが出来ました。
9月15日 大阪府 箕面高校(豊中市立文化芸術センター)
9月16日 兵庫県 神戸女学院中学部・高等学部(西宮市民会館)
箕面高校
記念すべき秋のツアーの初日は大阪の箕面高校です。担当の先生は二年前に『Touch』をご覧頂き「とても力のある芝居。だからこそ子どもたちに見せたい。」とおっしゃって頂いていました。
トップ画像は開場時の様子、勿論密を避けての公演ですが、真新しいホールに入場する生徒の皆さんからは興奮と期待が伝わってきます。
午前午後と2回に分けての公演でしたが、真剣な眼差しで舞台を観て頂き、最後はとても温かい拍手を送ってくれました。きっと企画した先生方の想いも彼らに伝わってくれたことでしょう。
また午前の公演と午後の公演の合間に行われたバックステージツアーは演劇部の皆さんとの予定でしたが、公演を観たソフトボール部とダンス部の生徒さんも飛び入りで参加してくれました。
↑バックステージツアーに参加してくれた皆さんとよく見ると芝居に出てきた小道具も活かしてくれています。
神戸女学院中学部・高等学部
四年前にも『ヘレン・ケラー』を上演させて頂いた神戸女学院、高等学部の2・3年生とは再会の機会となりました。
こちらは大いに笑って、最後は大いに泣く女の子たちの感性が溢れた客席で、カーテンコールでは出演者それぞれに温かい言葉と花束を頂きました。
また終演後は、中学部の演劇部がバックステージツアー・座談会を行い、それをPTAの皆さんが取材するという形でした。
子どもたちの質問が一時間以上続き、ハロルドを演じる柳瀬も彼女たちの興味・関心に驚いていました。
昨年より子どもたちにとっての様々な機会が制限を受けている状況ですが、彼らとの交流を通して「日常とは違う空間・時間に対する‘飢え’」を感じます。「こんなの初めて見た」「こんなに泣いたのは久しぶり」・・・たった二時間ほどの時間ですが、彼らが知らなかった自分自身の感性と出会えるよう、この秋も全国を走り抜けていこうと思います。
文:佐野準
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