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『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』最終週

2011-08-03 18:20:32 | 全国巡回公演
5月中旬からから始まった『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』の西日本・九州地域巡回公演の最終周は、
7月26日 和歌山県 開智中学・高校での公演でした。

学校の講堂に舞台を組み立て、午前中は高校生、午後は中学生と高校生そして保護者の方々が観劇しました。
講堂に舞台を組み立てたのは本番の前日、その日は演劇部の皆さんが舞台が組み立てられる様子を見に来てくれたり、私たちの楽屋へお手伝いに来てくれました。楽しみにしていますと声を掛けてくれたことが準備をしている私たちの元気の素となりました。

そしていよいよ迎えた本番。
この講堂に集まった生徒さんたちと真正面から向き合うこと、時に舞台と客席は寄り添い共に事を見つめ、時には距離を置きそこに起こることを考える、そしてそれぞれが感じたように面白かったら笑い、疑問に思えばとなりの友達と話してみるそんな空間でした。

芝居が終わり、講堂に響いた拍手の音は今でも忘れません。

そして公演終了後には、演劇部の皆さんが、片付けを手伝ってくれました。



二階屋の骨組みを運び出してくれている生徒さんたち。奥では脚立を立てて照明の片付けをおこなっています。



こちらはイントレ(と呼ばれる鉄の素材の枠)を解体し、運びだしています。



片付けをしてくれている演劇部の皆さんとアーサー・ケラー役(ヘレンの父)酒井宗親とで座談会が行われています。



基本台(と私たちが呼んでいる、基本的な動きを行うエリア)を解体して運び出します、今まで見ていた舞台が解体されて、こんなに重いんだ、や、こんな風になっていたんだ、という瞬間。



講堂から荷物を全て運び出したら、最後は常設してあった照明を最終チェック。



全ての道具が積木のように組み合わされて入っているトラック、扉を閉めるまであと少し。



扉が閉まったあとはみんなで記念撮影。ほんとうにどうもありがとうございました!!


この春、ヘレン・ケラーの旅公演で出会うことが出来た生徒さんたち、先生方、保護者そして地域のみなさん。
この旅の中でたくさんの声を聞き、たくさんの笑顔を見ました。
生徒の皆さんのいつもの学校生活での一面、先生方が生徒さんを想う気持ちに触れてきました。
私たちとは一日限りの出会いです、しかしその出会いが皆さんのこれからの何かになるほんの少しのきっかけであるようにと願っています。

皆さんとつくってきた「ヘレン・ケラー」の公演、その実感を持ち、なぜ今私たちは皆さんへ「ヘレン・ケラー」という芝居を示しているのかをさらに思考し、この秋再び旅に出ます。
これから出会う皆さんとの日々を楽しみに・・・。

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