![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/43/968380a94282419bfaa166976f6a62f2.jpg)
『Touch~孤独から愛へ』九州ツアー第九週目の公演は
11月18日 弘学館中学校・高校 (佐賀県)
19日 尚絅中学校・高校 (熊本県)
20日 串木野高校 (鹿児島県)
21日 大村城南高校 (長崎県)
22日 博多女子中学校・高校 (福岡県)
23日 南さつま市教育委員会主催公演 (鹿児島県)
でした。
トップの画像は大村城南高校で公演した時頂いたミカンです。とてもおいしかったです。ありがとうございました!
弘学館中学校・高校
この学校では以前のヘレン・ケラーの公演以来、6度目の公演です。
体育館をに入ってくるなり、いつもと違った体育館にひとりひとり驚きや高揚を見せてくれていました。
本番中も一人ひとり自分の感覚を使って舞台と向き合っている姿は、とても印象的でした。
終演後の生徒会長さんのあいさつからも、この公演が学校生活の一つの思い出となってくれるのではないかと感じます。
公演後にはハロルド役の柳瀬と新聞部、生徒会の皆さんとの座談会が行われました。
片付けにはバスケットボール部、バレーボール部の皆さんがお手伝いに来てくれました。みんな率先して手伝ってくれていたので、とても助かりました。ありがとうございました!
尚絅中学校・高校
この学校では以前のTouchの公演以来、4度目の公演です。
今回は熊本県立劇場のコンサートホールでの公演ということもあり、大きな客席の真ん中にギュッと集まった力強い客席でした。
しかし芝居が進むにつれて、力強さだけでなく、笑ったり、リラックスしたりと多くの表情を見せてくれていました。
カーテンコールでは素敵なあいさつと役者全員分の花束をいただきました。
終演後には事前に希望していた生徒との舞台裏見学が行われました。実際に舞台に上がってみると、役者やスタッフと話しながら、ここはこうなってたんだと、また新しい発見をしている姿がそこここに見られました。
この公演が皆さんにとっての新しい出会いのきっかけとなってくれることを祈っています。
串木野高校
この学校では以前のジャンヌ・ダルクの公演以来、5度目の公演です。
全校生徒130人ほどの小さな学校です。当日は保護者の方々も観劇にいらっしゃって下さいました。
「一人ひとり感じ方が違ってもいいんです」という校長先生の温かい言葉から開演した公演は、一つ一つの動きや言葉をとらえ、リアクションとして客席から舞台を支えてくれていました。校長先生が言うように一人一人が自分なりのTouchと出会っていたのだと思います。
カーテンコールでは生徒会長さんから「物事を学ぶ楽しさを思い出しました」という言葉を頂き、私にとっても発見のある瞬間でした。
終演後、お手伝いのためにそのまま残ってくれた3年2組の生徒さん達。お手伝いの前にせっかくなので舞台裏見学を行いました。短い時間でしたが、楽しんで見て回っていました。
その後の片づけには、有志の生徒さん達も集まってきてくれて、劇団のメンバーと芝居の話をしながら充実した時間を過ごすことができました。
大村城南高校
この学校では以前のジャンヌ・ダルクの公演以来、2回目の公演です。
朝トラックが学校に到着すると、40人以上の生徒さんたちが荷物の運び入れを手伝うために集まってくれていました。先生方も盛り上げてくださり、元気よく荷物を運んでいる皆さんの笑顔に、朝から元気をもらいました。
舞台設営をしていると、授業の休み時間に体育館を覗きに来た生徒もいました。公演を楽しみにしていることを感じつつ、私たちも気合を入れて準備にかかります。
担当の先生の劇団の紹介から始まったの公演は、リラックスした状態からだんだんと集中していく様子が印象的でした。
カーテンコールでは「こんないい劇をほかのみんなにも届けていってください。」と文化委員長さんからのとても励みになる言葉を頂きました。花束を渡してくれた生徒会長さん、実は中学生の時、風の星の王子様を見ていました。思わぬ再開に劇団員も喜んでいました。
片付けには多くの生徒さんたちが、手伝ってくれてました。中には有志の生徒さんもいました。この一日の時間が大村城南高校の皆さんにとって学校生活の一つの思い出となってくれていたらうれしく思います。
博多女子中学校・高校
この学校では以前のジャンヌ・ダルクの公演以来、4回目の公演です。
体育館が2階ということもあり、前日の夜荷物の運び入れを行いました。夜遅くまで一緒にいてくれたご担当の先生、本当にありがとうございました。
中学校と高校合わせて900人がぎっしりと集まった体育館。副校長先生から劇団の紹介があり、ひとつ盛り上げてからの拍手で開演です。
芝居が始まると、場面の変化によって雰囲気が変化してゆき、いろいろな表情を見せてくれていました。今そこにあるものを捉え、感じ、考える力強さで一緒に舞台を作ってくれているあの空間が印象的でした。
終演後、高校の生徒会長さんが、自分の心に残った素直な感想を語ってくれました。
片付けには、バレーボール部とソフトテニス部の生徒さん達が残ってくれました。元気いっぱいに物を運びながら、劇団員と話したりと交流の場として楽しい時間を過ごすことができました。
博多女子高校の皆さんに元気をもらって、今週最後の公演地である鹿児島に向かいます。
南さつま市教育委員会主催公演
今週最後の公演は南さつま市での一般公演です。教育委員会の皆さんの熱い思いが集まって生まれた公演です。
外には大きな看板、そして地域の色んな所にポスターやチラシを張ってくださったそうです。
集まってくれたお客さんたちは、みな顔見知りなようで少しアットホームな雰囲気のある客席から芝居がスタートしました。
公演中も、普段の子どもたちとはまた違った視点で、温かいまなざしを送ってくれていました。終演後、役者全員でお見送り。なんと帰っていく全員と握手をしていました。見に来てくれた皆さんにとって何か心に残るものがあったことを実感します。
舞台上では舞台裏見学も行われ、教育委員会の方の提案で集まった皆さんと役者で記念撮影。「今度は孫もつれてきたい」とうれしいお言葉もいただきました。
この事業を担当してくださっている教育委員会の方も「いつもとは違う充実した顔が見れました」とおっしゃってくださり、新しい試みの第一歩を、一緒に作れたのではないかと思います。
旅のメンバーが変わって最初の週、再会や新たな出会いが多く詰まった1週間だったと実感しています。そしてあと4週間このメンバーでTouchを、一人ひとりにとっての出会いの場を作っていきます。
文:舞台スタッフ 石岡和総
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます