旅公演の二週目となりました。週あたまに二週間に一回のPCR検査を終え、メンバー全員の結果は陰性。
今週は長崎・熊本・鹿児島の各県をめぐる公演です。
感染症対策として複数回上演にしている為、移動して準備の毎日を連続しますが、劇団員は日々の出会いを楽しみますます元気になっています。
10月12日(火)長崎県 長崎北高校 長崎ブリックホール
10月13日(水)熊本県 球磨中央高校 同校体育館
10月14日(木)鹿児島県 川辺高校 川辺文化会館
10月15日(金)鹿児島県 伊集院高校 伊集院文化会館
学校ももうすぐ文化祭の季節となりました。そこに向けての練習もなかなか出来ないので、今回の芸術鑑賞の時間をスプリンボードとして楽しみに待ってくれています。長くて辛い時間を過ごしてきた分、さまざまに工夫して行事を成功させようという強い想いを胸に、これまで制約してきた学校行事へ向け学校現場が動いていることを感じます。体育館での終演後には、たくさんの生徒のみなさんがマスク越しの笑顔であいさつに来てくれ手伝いもしていただきました。それぞれの感激を私たちに伝えている姿は若い世代が持つ、これからの可能性の深さをあらためて私たちに伝えてくれます。
長崎北高校
※終演後、座談会には学芸部の生徒さんたち、顧問の先生、有志の生徒さんが参加し、質問だけでなく部活や仲間たちに対しての熱い思いを語ってくれました。
球磨中央高校
※終演後には、バックステージツアーにたくさんの生徒さんたちが来てくれました。
※また、撤去作業には、バスケ部、バレー部、サッカー部、ソフトボール部、演劇部、そして有志の生徒さんたちが駆け付けてくれ、慣れない作業もあったなか、仲間と声を掛け合いながら、笑顔でお手伝いをしてくれた姿に、私たちも支えられました!本当にありがとうございました!
川辺高校
※開場が始まると、生徒さんたちの驚きの声や、いったい何が始まるのかという、ワクワクとした空気が会場中に広がっていました。コロナ対策のため、ソーシャルディスタンスとして席を空けての公演でしたが、客席はとてもリラックスした様子でした。
※終演後の生徒さんたちのお見送りでは、“三年生の最後に友達と思い出が出来てよかった”、“すごく胸にきました。僕も頑張ります!”と、思い思いの感想をたくさんの生徒さん方が語ってくれました。
伊集院高校
※コロナ対策の為、ひとりひとり消毒を行いながらの入場。学校と劇団との連携で、万全な対策での公演。公演に向けて協力してくださった先生方に心より感謝申し上げます。
※開演前には、担当の先生からの劇団紹介、そして生徒さんたちに向けて、熱いメッセージを語ってくれました。
コロナ禍においては、先生や保護者の皆さんも鑑賞行事を実現していくためには多くの話し合いがされてきたと聞きます。そのなかには、子どもたち生徒たちのこれまでに想いを馳せ、なんとか思い出をつくってあげたい、芸術鑑賞をやりたいという情熱がありました。生きていくこと、幸せとは、そこに触れてほしいとの先生のメッセージもありました。やっと迎えることができた一回一回の上演です。ひとつの思い出が人を勇気づけることを期待してくれている空間です。それを感じながらの一週間でした。
この先コロナが完全におさまるとは思えませんが、この時の流れを跳びこえた先に見たいものに元気をもらって私たちの活動を進めていきたいと思います。
先週は猛暑のような暑さでしたが、すっかり晩秋の気配となった九州です。
インフルエンザのワクチンも接種して年内73ステージの『ヘレン・ケラー』をやりきりたいと一同感じています。
文:アナグノス役 緒方一則
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