風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

いのちの仕舞いを考える

2014-06-29 | 田舎暮らし

 福山まで講演を聴きに行った。今回は「いのちの仕舞いを考える」と題した「びんご生と死を考える会」の定例講演会で、毎年楽しみにしている。
 人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること。数野博氏が講演で紹介されたこの言葉は、チョークを製造する日本理化学工業会長の大山泰弘氏の引用だけど、心をうつ言葉だと思う。人生は後半戦が面白い。残りの人生、自分らしく生きよう。
 講演が終わり、福山駅まで戻る途中、自由軒に立ち寄る。一人反省会をした。

 名物、自由軒カツ。エビとイカの串揚げだけど、実に旨い。

 好物の馬刺を注文。ぶっきらぼうな盛りつけが自由軒らしくていい。入れ替わり立ち替わりお客さんで満席の店内は活気に満ちている。昭和の香りが残るカウンターで呑む広島の酒、天寶一(てんぽういち)はすっきりした飲み口の酒でたまらない。期せずして昨晩、成田屋の「加茂五葉」(岡山県津山市)に続いて、今晩は自由軒で「天寳一」(広島県福山市神辺町)の地酒を楽しめた。
 福山から岡山まで電車、駅から市内バスで戻ったらすっかり日が暮れてしまった。賢者のいい話を聴いて、ほろ酔い気分で家路につく。これ週末の最高の贅沢。