夕方、息子夫婦が大きな伊勢エビを提げてやってきた。まだ元気よく跳ねる伊勢エビを早速さばいて、刺身と寄せ鍋にしてくれるようだ。
僕は待ちきれなくて、準備が整うまでカナディアン・ウィスキーCrown Royalのロックをちびりちびりやりながら時間待ちする。
寄せ鍋ができるまでの肴にと伊勢エビの刺身を先に出してくれた。歯ごたえがあって実に味わい深い味だ。
鍋が運ばれてきたので、冷蔵庫から「大正の鶴」を取り出す。岡山県北の地酒、真庭市・落酒造場の「純米 大正の鶴 七五精米生原酒」で「備前朝日」という本来は食米を原料に使ったお酒だ。息子から今晩一緒に食事をしようというメールが入った後、「ワインの武田」で仕入れて冷蔵庫で冷やしていた。
冷やで頂く。香りが適度に広がり飽きのこない美味しい見事な酒だ。鍋を囲んで、息子夫婦と楽しい語らいが続く。
鍋の季節はいいなあ。鍋も酒も美味しかった。