梅木信子さんの話をラジオ深夜便「明日へのことば」で聴く。96歳の語り口とは思えない溌溂とした会話がテンポ良く進む。23歳の時、婚約者を戦争で失うが、婚姻関係が裁判で認められ、軍人遺族特権で医学校(現東京女子医大)に進学する。長年、日野で開業して地域医療を行い、89歳で閉院したのち神戸に移り住み、現在、垂水で悠々自適の生活をしておられる。月3回程度、現役の医師としての仕事も続けられているお元気な高齢医師だ。
話の中で、昭和の人は・・・というくだりがあり、平成の人とは違った気高さを懐かしむ話にはうなづけた。梅木さんの人間観を共有した。
それにしてもすごい人だ。96歳であれだけ明晰な思考を持ってひとりで生きていることに驚くし、前向きな考え方、生きかたに敬服する。
話を聴いていたら、96歳の老齢であっても自力で一人で静かに生きる生き方は悪くないと思えてきた。早速、話の中で紹介された梅木信子さんの著書「ひとりは安らぎ感謝のとき」をAmazonでポチした。